エアメサイア(秋華賞)

馬場悪化を予想していた京都が良馬場、良馬場を予想(というか希望)していた東京が稍重となってしまいました。


京都の秋華賞は、良馬場なら「2強」予想でやむなしと馬連1点に絞って買いました。自宅から、2倍つけ〜2倍つけ〜と念じていましたが、残念ながら(?)1.8倍で確定・的中してしまいました。


エアメサイア (Mahmoudちゃん)
牝3 2002/2/4生 父サンデーサイレンスエアデジャヴー
牝系 F.No.〔4-r〕 アイドリームドアドリーム(1987・米)来日より3世代目


ラインクラフトの福永騎手は上手く乗ったと思います。距離面に不安のある馬を勝たせるためにスピードで押し切る作戦を9分9厘まで遂行できたのですから。戦前から「馬はラインクラフトの方が上、あとは騎手の差で」とトップジョッキーから心理戦を仕掛けられ、公式記者会見で「騎手の差で負けないように」などと言ってしまったがために、勝敗を分けたのが武豊騎手との騎手の差のように言われてしまうのがちょっとかわいそうですね。
むしろ、あの展開で差しきってしまう競馬界の超一流ヒール・武豊騎手の方を褒めるべきなのでしょう。1998年の弥生賞セイウンスカイが直線大きく他を引き離し、後方の馬群からただ一頭スペシャルウィークが猛追してゴール前で差しきった)を思い出しました。
エアメサイアは、夏を越えて精神面での成長が著しかったようですね。折り合いに不安がなく、ゴーサインを出せばすぐ反応できるというのは、叔父のエアシャカールと同じ長所です。優等生キャラで、常識を破壊するような猛々しさ・獣っぽさが薄いのも叔父と似たイメージです。二冠馬・エアシャカール古馬になってからは3歳時の輝きが薄れてしまいましたが、エアメサイアはどうでしょうか。


東京の府中牝馬Sは、1番人気のこの馬が勝って、江田照男騎手はJRA通算600勝を達成しました。


ヤマニンアラバスタ (Nasrullah/Blandfordちゃん)
牝3 2001/3/30生 父ゴールデンフェザント 母ヤマニンリコール
牝系 F.No.〔1-j〕 ミスカレツス(1944・豪)来日より6世代目


映像を見ていないのですが、オーストラリア遠征中のアイポッパーの初戦は惜しい2着だったようですね。残念。