ハットトリック (マイルチャンピオンシップ)

マイルチャンピオンシップの予想は、なんというか、完敗でした。こういう展開になって、こういう馬が浮上するというところまで予想できているのに、肝心要の馬選びのところで馬個々のキャラクターを読み違えてしまいました。下手すぎ。。。


テンの3ハロンが34秒2、1000m通過が57秒1というハイペースでローエングリンが先頭にたち、体半分ほど後方にダイワメジャーという展開。ビッグプラネットがハナにたたなかったのを見て、スローペースになってしまうか?という不安がありましたが、GIらしいペースになったので、内心しめしめと思っていました。正直なところ、こういう流れなら、ハットトリックもダイワメジャーも苦しいだろうと思っていたのです。
ですが、期待していたデュランダルは直線を向いてもまだ後方のままで、逆に苦しいと思っていた2頭がレースに対応してしまいました。自分からレースを作って2着に粘ったダイワメジャーも強かったですが、デュランダルばりに良い脚を繰り出して差しきったハットトリックも相当強い競馬をしました。事前の見立てがまったく間違っていたことを思い知らされました。


ハットトリック (Pharamondちゃん)
牡4 2001/4/26生 父サンデーサイレンス 母トリッキーコード
牝系 F.No.〔1-o〕 トリッキーコード(1991・米)来日より2世代目


圧倒的1番人気のデュランダルは、特に不利があったわけでもなく、敗因がよくわからないレースに終わってしまいました。体調面でなにか狂いが生じたのでしょうか。レースの後、デュランダルの引退・種牡馬入りが発表されましたが、もしかすると発表されていない事情があったのかもしれませんね。


少々奇妙な感じもするのですが、今年のJRA賞の短距離馬部門は、これで香港の国際競走の結果次第で決まるということになりそうです。国内のマイル・スプリントGIでは、ラインクラフトが2勝していますが、これは3歳限定戦での勝ち鞍。春のアサクサデンエンアドマイヤマックス、秋のハットトリックのGI勝ち馬も、勝ったレース以外のGI戦で好成績をおさめていません。サイレントウィットネスはこれまでの規定ならば残念ながら選考対象外。
もしルールの改正が許されるなら、サイレントウィットネスこそ最優秀短距離馬にふさわしいと思うのですが、どうでしょう?
もちろん、香港でGI2勝目を挙げる馬が出ればそれに越したことはないですが。