朝日杯フューチュリティステークス 注目馬

第57回 朝日杯フューチュリティステークス 枠順 (netkeiba.com)


先週に引き続き2歳GI戦です。またしてもよく知らない馬が多数。今週も軽めに。


人気上位3頭が強そうで、実際3頭で決まる可能性も充分ありそうですが、それぞれ中心に推すには不安があってなかなか買いにくいレースです。


ジャリスコライトは半兄アグネスデジタルシェルゲームと比較すると、より長い距離のレースへの適性がある血統背景。2400mのダービーで見たい馬ですが、陣営はここへ駒を進めてきました。これまで2戦していますが、ともにゆったり流れて決め手勝負というのレースぶりです。
確かに前走のいちょうステークスの直線で見せた瞬発力は魅力で、圧勝することもあるでしょうが、前半800mを46秒で行って勝ちタイムが1分33秒台という昨今の朝日杯を考えると、この忙しい流れに対応できるか不安です。ホープフルSやラジオたんぱ杯に向かった方が勝つ可能性が高かったのでは?


新潟2歳ステークスで2着に0.8秒差をつけて圧勝したショウナンタキオンですが、着差自体へはそれほど評価していません。破った相手はその後いまひとつの活躍しかできていませんし、重馬場を唯一まともに走っただけという印象を持っています。2歳夏での完成度は他を上回っていましたし、末脚の確かさは評価していますが、GI戦のメンバー相手に休みあけでは果たして。スタートが上手ではないのに、中山コースで内枠を引いてしまったのも不安材料です。平均ペースで流れてやや前目から競馬ができれば面白いと思いますが。。。


出世レースの東スポ杯を勝って、現在3連勝中のフサイチリシャール。結果的に逃げる競馬を続けていますが、どちらかというとスピード能力の差で前に出てしまっているようです。上がりの時計も優秀ですし、控えた競馬でも持ち味を発揮できそうではあります。
ただ、陣営が控える競馬を試すと宣言していた前走でもハナを切ってしまっていて、精神面での幼さからか、現時点では受けの広い戦法をとれずにいるところが不安点。福永騎手の負傷も気になるところではあります。マイル以上の距離での時計決着の経験の差から、3頭の中では一番このレースに向くとは思いますが、勝つまではどうでしょうか。


・・・と3頭不安点を挙げてみたのですが、かといって中心に推したい馬が他にいるわけでないのが困ったところです。ディープエアースーパーホーネットはもう少し長い距離の方が向きそうですし。


思い切って振りまわして、フィールドカイザーから名前を挙げた5頭とダノンブリエあたりに流す、というのを考えていますが、自信はありません。