阪神牝馬ステークス 注目馬

阪神牝馬ステークス 枠順 (netkeiba.com)


今年のJRA古馬・牝馬限定重賞は4歳馬が総ナメにしています。牡馬と比べると牝馬の方がオープン級が引退するのが早い傾向にありますから、5歳勢・6歳勢が弱いとは一概には言えないでしょうが、8頭で8勝という記録ですから、この世代の層の厚さを感じます。
今回出走する4歳馬はレクレドールマルターズヒートの2頭。マルターズヒートの近走(今年9戦して未勝利・二桁着順が7回)を考えると、4歳馬の連勝記録は実質レクレドール1頭にかかっていると言えそうです。


そのレクレドールですが、500万下条件で芝1500m戦を1戦(1勝)していますが、マイル戦は今回が初めて。時計勝負が苦手なこの馬にとっては、冬のこの時期の阪神コースは良い条件と思いますが、距離短縮がプラスにはならないと思います。ただ、今回は鞍上がペリエ騎手で、道中かからずに行って先行勢が崩れる展開なら入着ぐらいはありそうなので、抑え評価はしておきます。


少し穴っぽいですが、時計のかかる芝のマイル戦ということで、注目したいのは3歳馬ライラプスです。秋華賞・エ女王杯とGI戦でもそこそこの着順でまとめていますし、距離短縮はこちらは歓迎材料でしょう。この秋4戦目ですが、調教もこなせていますし、体調面は問題ないと見ています。時計勝負ならGI馬2頭に分があるでしょうが、力強さが要求されそうな今回ならば先着できる可能性が大いにありそうです。弟のGI勝ちで穴人気になりそうで、好配当が望めなさそうなのがやや不満ですが。


相手はやはりGI馬2頭、アドマイヤグルーヴラインクラフト。両馬ともこの秋は牡馬相手のGIを戦っており、体調面での上積みは望みにくいですが、このメンバーならば上位評価をせざるを得ないでしょう。あとは、マイル戦への適性を買って、チアフルスマイルオースミコスモ