JRA賞とは違い、選考対象は今年日本国内で1走以上した馬ということで。
これは文句なし。有馬記念こそ敗れはしたものの、注目されつつ立派に結果を残し、一年を通してほぼ完璧な成績。競馬界の話題の中心にあり続けていた。
来年噂される海外遠征のリスクの高さを考えれば、ここで1敗しておいたのもよかったかもしれない。(「無敗」の看板を背負い続けてリスクの高い挑戦をするのはさすがにシンドイと思う)
殊勲賞 シーザリオ (5戦4勝 GI 1勝+米G1 1勝)
殊勲賞 スイープトウショウ (6戦2勝 GI 2勝)
シーザリオは残念ながら下半期の出走がなかったが、上半期は大活躍。日米でG1を連勝したのは快挙。アメリカンオークスはレース自体はそれほど権威あるものではないかもしれないが、海外遠征しての結果なので個人的評価は高い。
スイープトウショウは宝塚記念で牡馬一線級をなで切ったのが価値が高い。他にエ女王杯勝ち、安田記念2着。ダンスインザムードやアドマイヤグルーヴのように、クラシックで活躍し、かつ古馬になっても牡馬相手に善戦する馬自体少ない上、加えて中距離GIで牡馬に勝ったので、高く評価した。
敢闘賞 サイレントウィットネス (7戦5勝 香港G13勝+日本GI 1勝)
アウェイの日本でも、馬場が固くても、強い馬は強かった。デュランダル陣営をして「相手が強かった」と言わしめた走りは出色。スプリント路線では、ひょっとすると今年、世界で一番強かった馬かもしれない。
技能賞 ラインクラフト (7戦3勝 GI2勝)
マイルGIを3戦して2勝、古馬相手のマイルチャンピオンシップも3着。得意距離での好成績もさることながら、秋華賞路線でも崩れなかった。
・・・なんだか牝馬が多いですが、牡馬の古馬中長距離路線がやや物足りなかったのと、古馬短距離路線が中心軸なし(デュランダルの不在)で展開していったので、こうなりました。あと何頭か加えるならば、技能賞でハットトリックとカネヒキリ、あと特別賞扱いでアイポッパーかな。。。
それではよいお年を。。。