新番組「J SPORTS ステークス」

ケーブルテレビでアメリカの競馬番組の放送が始まったので、試しに見てみました。
アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNで放送された素材に、日本語で合田さんが解説をつけるスタイルで、余計な演出がほとんどないので見やすかったです。
初回のメーンレースは、サンランドパーク競馬場で今月アタマに行われた、3歳限定戦のウィンスターダービー。
公式サイトでの番組紹介ではG3となっていましたが、番組内では重賞外だと紹介されていました。
解説の合田さんが、「このレースは賞金は高いですが、重賞での獲得賞金順で出走権が決まるケンタッキーダービーを考えると、ここで勝ってもどこかでもう1回使わなくてはならなくなるかも〜云々」みたいに言っていたので、おそらく重賞外の方が正しいのでしょう。


以下、箇条書きで思ったことを。


・同じ週の東海岸では、重賞の格から言っても、出走メンバーから言っても、"Run for Roses"的注目度から言っても上のフロリダダービーがあったのに、こっちを放送するんだ。。。もうちょっとメジャーどころを放送してほしいな。
・北米競馬には詳しくないけれど、番組を見た感じでは、ケンタッキーダービーの有力馬が走るレースではなさそうで、夜更かししてまで見るレースでもなかったかな。
・インタービュー部分に力を入れているように見えた。
・英語圏の人は質問する方も答える方も、はっきりと、良く喋るなあ(この番組に限らずね)。
・それでもって、まるで台本があるみたいにお世辞も堂々と言うなあ。
・あちらの通常仕様らしいけれど、1頭ずつゲート入りさせていて、待たされた馬がじれてゲート内で暴れてしまっていた。あれは日本式の方がいいと合田さんも言っていたが同意。せまっくるしい場所には馬も長居したくないでしょうし、馬券を買っている方も長居させたくないでしょう。
・レース直後、勝った馬に騎手が息を整えさせているところに(たぶんまだコース上)、馬に乗った番組クルーが近づき、そのまま馬上で勝利騎手インタビューを始めたのには驚いた。面白いけれど、そこまで急いで話を聞きに行く必要があるかはわからない(笑)。
・どういう視聴者層を狙っているのか、向こうもまだ手探り状態なのかなあと思った。初回から重賞でもないレースを取り上げるあたり、競馬に興味があって少しは知識のある人向けの番組かなと思っていたが、「9ハロンは約1800m」レヴェルの説明が入ったりしていた。
・次回はレキシントンステークス(G2)だそうで。"ケンタッキーダービーへの最終切符を賭けて"というレースと捉えていていいのかな?今回よりは楽しみ。