スプリンターズステークス 注目馬

秋のGI初戦、スプリンターズステークス
デュランダルラインクラフトが去り、王座空位とも目されている短距離路線ですが、なかなか粒の揃ったメンバーになったと思います。


単勝を買うならステキシンスケクン
スタートダッシュはあまり良くありませんが、加速がついてからはなかなかタレない、トップスピード持続型。
マイル重賞を勝っていますが、一流マイラーと比べるとやや武骨な走り方なので、総合力を求められるGI戦では、マイル戦よりはスプリント戦の方が向いているのではないかと見ています。
幸い外枠を引き、是が非でもハナという馬も見当たらないので、自分の型に持ち込めたなら古馬相手でも戴冠のチャンスと見ています。
ただ、最初の1〜1.5ハロンで主導権を握れなかった場合は、ちょっと苦しいでしょうね。。。


連勝で組み合わせを考えるならシーイズトウショウは外せないと思います。
サマースプリントシリーズ参戦の影響で、札幌→(中1週)→中京→(中2週)→中山と強行軍になっていますが、中間の調教具合から察すると、状態維持どころか上積みまでありそうな感じがしています。
今回この馬に関しては「連戦の疲れ」は参考にしないほうがよさそうです。
中山コースでの実績はありませんが、それでも総合力では上位の馬、今回は勝ち負けまで走ってくると思います。


逆に高松宮記念の覇者、オレハマッテルゼは今回は軽視の方向で。
「夏場は全休」が恒例の馬が、GI出走のために暑いうちから調整開始。仕上がり具合を気にしていましたが、どうも本調子にはなっていないように思います。
休み明け鉄砲使いに不安があるタイプではありませんが、秋口にいきなり本番を迎えるローテーションはどうもこの馬向きではないような。。。


昨年の覇者、サイレントウィットネスは、去年の力だけ出せれば勝ちきれるであろう実力の持ち主でしょうが、春シーズンは4戦全敗。
ウイルス感染症の影響とも自身の衰えとも言われていますが、果たして軽視してよいものか迷っています。
今のところ、香港の人たちからの馬券の大量購入がなさそうなところを見ると、今回は「切り」が賢明なような気がします。(あまりそういうものを重視してもどうかとは思いますが、、、)


前哨戦は「叩き台」に徹するイメージのある豪州馬ですが、前走・セントウルステークステイクオーバーターゲットの具合はどうもそういう風には見えませんでした。
グローバルスプリントチャレンジ」のポイント対象レースということでそれなりに態勢は整えていたようで、そこでシーイズトウショウに軽くあしらわれたところを見ると、それほど注意しなくてはいけない馬でもないかな、と。
ただ、勝ちにこだわらず、ポイントを拾いにきた場合はちょっと怖い。イギリスの2頭よりは日本の馬場に向いていると思うので連下に絡んでくる危険性は高そうです。
あと、この馬の馬主兼調教師で、本業はタクシー運転手(!!)というジャニュアックさんに大いに注目(笑)。


他で買いたい馬は北海道帰りの牝馬2頭、ビーナスラインとチアフルスマイル
斤量差はあったもののシーイズトウショウに先着している最近の成績を評価。
特に大外枠をもらったチアフルスマイルに期待。
この2頭と同様に、「夏の北海道シリーズで2度以上掲示板に載った馬の秋中央初戦」に該当するブルーショットガンに大穴期待。持ち時計もなく、得意の重馬場にもなりそうにないですが。。。