秋華賞 注目馬

オークス馬・カワカミプリンセスが休み明け初戦。
桜花賞馬・キストゥヘヴンは輸送を嫌って牡馬相手のセントライト記念に20キロ増で始動。
展開の鍵を握る1頭、桜花賞4着・オークス3着馬のアサヒライジングは海外遠征帰りの休み明け初戦。
そして最重要ステップレースのローズステークスは、超高速馬場な上に逃げ馬がハイペースで引っ張った、着順・時計を比較しにくいレース。


秋の力関係がはっきりしないまま迎えた秋華賞・本番です。
ざっと有力馬を見た限りでは、距離面に不安を抱える馬はいない模様。
ハナをきりそうな馬が何頭かいるが、シェルズレイにしてもブルーメンブラッドにしてもアサヒライジング・トシザサンサンにしても、逃げにこだわっている風にも見えず、本番で”やりあう”かは疑問。
そもそもが力どおりになかなか決まらない京都芝内回り2000mという舞台。
ハイペースなのにダンゴ状態で流れてしかも前が残る・・・だとか、逆にスローペースなのに縦長で流れてしかも追い込みが決まる・・・なんていうこともあるかもしれません。


切り口がはっきりしないまま検討を続けたのですが、実績面を重視して、さらに臨戦過程と、そこそこのスローペースorハイペースでも決め手が衰えなさそうな血統という部分を加味して、考えてみました。今回は単勝で狙うのではなく、馬連ボックスで買うのがいいかな・・・と。


中心に考えているはオークス馬・カワカミプリンセス桜花賞馬・キストゥヘヴン。6月生まれで3歳2月デビューから4連勝でGIを勝った前者と、2歳12月デビューで5ヶ月間で7戦走った後者。今回のレースで吉凶どうでるかはまだわかりませんが、陣営の秋初戦レースの選択は充分理解できます。
カワカミプリンセスは、オークスの好メンバー相手に、アタマひとつ以上抜けた実力で完勝しており、もし夏場での成長がゼロでもここでも最上位評価が必要なのではないでしょうか。
キストゥヘヴンは馬体に幅が出て力強さが出てきたように思います。春のイメージで見ていたので、前走のパドックでは惨敗するのではないかと思っていましたが、意外と良いところが出ていました。試走としてはかなり良かったのではないでしょうか。


この2頭を買うとなると買い目は絞らないと儲けにならなさそうです。
勝ち味に遅いものの、先行でも差しでも柔軟に戦えるフサイチパンドラと、秋になって精神面での成長が期待できるニシノフジムスメを買い目に加えて、前走での出来を仕上がり過ぎではと疑っているアドマイヤキッスと、展開の助けが多分に必要なソリッドプラチナムを買い目から外そうかと思っていますが、この取捨は難しい。。。パドックを見て入れ替えることも充分ありそう。


タッチザピーク、ホウショウルビーらの伏兵の台頭も怖いのですが、実績上位組にそれほどの弱点を見出せていないので、そこまで買い目をまわせるかどうか。。。あまり自信なし。