菊花賞 検討中

さて、今週は菊花賞ウィークということで、例年のように出走予定馬の血統表をチェックしています。


血統表を見て◎ホオキパウェーブ(2着)−○デルタブルース(1着)がすんなり決まった年もあったのですが、今年はちょっと難しいと感じています。
今年も「3000mどんとこい」なタイプがいないので、超スローで流れて瞬発力勝負のような競馬を想像してみたのですが、意外と今回は「上がり3ハロンで究極の脚を使う」みたいなタイプがいないのです。
「なかなかバテないがジリっぽい」というタイプだと、並ぶと強いメイショウサムソンに競り落とされるだろうと思うので、そういうタイプは評価を落としたいところなのですが、伏兵的な存在の馬も含めてこのタイプが随分揃っているのです。
また、かといってメイショウサムソンが他のメンバーより抜きん出て体力勝負に強そうとも言えず、ゆえに自身が先にバテてしまうという可能性も充分ありそうな気がします。
「大した上がりではないのだけれど後方からごぼう抜き」みたいなこともあるかもしれないので、特に人気薄で稽古での調子が良い馬に注意した方が良いかもしれません。


アドマイヤメインが1998年・セイウンスカイのような逃げ戦法をとれれば面白そうですが、かの馬ほどペースの上げ下げのギアチェンジが巧いとも思えず、前走の乗り方から察するに武豊騎手もそうは乗らないような気がします。(今度は中団ぐらいまで控えるんじゃないかなあ)


一気の脚でメイショウサムソンを突き放してしまう、という点ではドリームパスポートが一番可能性がありそうなのですが、この馬の場合、残り1000mの地点までにどれだけ余力を残しているかという点で、他の馬より劣りそうな血統構成に見えるのです。
ただ、鞍上がこういう長距離戦でのペース配分が巧みな横山典騎手に替わったので、このマイナスは埋められるかもしれない。。。
(高田騎手が降ろされたのは正直いって残念。ですが、ダービーで四位騎手に乗り替わったことよりも、今回の乗り替わりの方がずっとプラスだと思う)


個人的には菊花賞を2400mぐらいの距離に短縮したほうが能力検定として良いのではないかと思っていますが、一方では、こうやって血統表から勝ち馬を予想してゆくのは楽しいし、それが1年で一番的中につながりやすいレースが菊花賞だとも思っていたりして。。。