新装なった阪神競馬場での最初のGIとなる阪神ジュベナイルフィリーズ。そもそもが2歳牝馬限定戦で波乱含みな上、新しい芝コースがどういう傾向を持っているのかつかめていないので大きくは手を出しにくい。
前走が圧巻だったアストンマーチャンが断然の人気のようですが、GI本番で、距離が延びて、芝が重くなって(？)、同じように走れるかとなるとかなりあやしい。完成度で他馬の上を行っているとしても、少なくともオッズどおりの信頼はおけないと思っています。ですから、これを外した馬券を小口で狙おうかなと。
新装阪神の芝コースは洋芝の割合が多いらしいので、札幌コースを大きくして坂を設けたようなイメージで考えてみました。
まずは、まんまですが夏の札幌で好走歴のある馬。
イクスキューズは1500m戦のクローバー賞を勝ち、1800m戦の札幌2歳ステークスで3着。2歳の夏の時期ではありますが牡馬相手にもヒケをとらない走りをしています。血統面でも経験面でも、1600m戦に不安が少ないのも魅力。逆に、関東馬がこの時期に2度の関西遠征を行って体調万全でいられるのかが少し疑問。そこが不安ではあるのですが、鞍上・藤田騎手も魅力的で一応は買い候補で。
ローブデコルテは、イクスキューズが札幌2歳ステークスで0.1負けたナムラマースに、同距離コスモス賞で0.6ちぎられた2着。その分能力面・完成度ではややイクスキューズ上位かなとみているのですが、距離経験もあり、こちらは関西馬で遠征の不安も無いので、今回はどちらを上位ともせずボックスの一角に入れたいと思います。
札幌コースを基とした芝のイメージでゆくと、例年このレースで言われる「マイル戦経験の有無」ということが、今まで以上にものをいいそうな気がします。
そこで1600m以上のレースで好走経験があり、血統的にも中距離ＯＫだという馬に注目しておきます。
未勝利・500万条件戦と連勝中のルミナスハーバーは9月30日デビューの4戦目。そろそろ疲れが心配ですが、血統的にはマイル戦あたりに強そうな馬です。マイル戦だった未勝利戦でのレコード勝ちにそれほど好印象を持っていませんが、過去3戦、違う距離・違うペースで好走しており、レース展開に柔軟に対応できそうなことが魅力的です。
ウオッカ(父タニノギムレットと同じ馬主で、”ギムレット”→”ウオッカ”とは期待の表れ？）はレース経験はまだ2戦のみですが、2歳オープン戦で毎回好走しているマルカハンニバルに先着したこともあり、これを物差しにするとここでも通用しそうな気がします。
この4頭をボックスで。桜花賞のヒント探し込みで注目しています。
