SLに乗ってきました

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 男の子ならよく聞く話ですが、ウチの息子も電車が好きで、最初に覚えた言葉のひとつが「カンカンカン・・・」(踏切の音)なぐらい、鉄道ってものは心に響くものがあるようなのです。
親の方はと言えば、東京生まれ東京育ちながら、山手線一周の駅もそらんじて言えない程度(池袋から上野あたりの記憶がアヤシイ)なのですが、息子が興味を持っていることなので、一丁ホンモノを見せてやるか、と、乗ってきました、デゴイチに。
こういうきっかけでもなければ、SLには多分一生乗ることもないでしょうから、いい機会でした。それも、ほかの型番でなくてD51だというのも、筋金入りファンではない「にわか」としては、話のタネになって都合がよい。


早起きして千葉県は木更津へ向かい、物凄い混雑の中、お目当ての列車へ。本当ならば先頭車両のさらに前方から子供に汽車を見せてやりたかったところですが、そこはもう人だかりで立錐の余地なし。仕方なしに横から見せたのですが、息子は視力(遠くのものを見る)は良いのですが、まだ視野が狭く、近くて大きくて複雑なものはなんだかよくわからないようなのです。頭の中で情報の組み立てができていないようで、自分がさっき見せられて、今乗っている乗り物が、おもちゃや写真で大の気に入りの汽車だとはわからない様子。ようやく手に入れたプラチナチケットなのにもったいない。。。


ところが。
2つばかり進んだ駅で20分ばかり停車時間があった際に、上の写真のところから見せてやると、”おや?どこかで見たことあるかたちだぞ”と言った表情。さらに、出発の際の汽笛の大きな音で情報の断片がつながったらしく、ようやくSLに乗りに来た事を理解した模様。よかった、わかってくれて。


汽車から降りて、汽笛の音がよっぽどインパクトがあったらしく (いや、僕も初めての経験でしたが、あれは印象的でした)、、、「ボォォォォ」と口にしながらデゴイチのおもちゃで遊ぶようになりました。一応ホンモノを見せた効果はあったか?
ただ、旅行で大興奮のあまり、疲れているはずなのに夜中まで騒いでいたのが大誤算。親たちは人混みと抱っこキープのおかげで、さっさと眠りたかったのに。。。


 

・・・てなてな具合で、日曜の2重賞はパス。
ダイヤモンドステークスの方は、半信半疑ながらアドマイヤフジを買ってしまっていただろうし、きさらぎ賞の方は、ラジオNIKKEI杯組(結果1,2着)もオーシャンエイプスも信用しきれずに、ヘンにヒネッていただろうということで、買わずに済んで正解。