育児と趣味

夏に第2子が生まれることになりました。
性別などはまだわからないのですが、ともかく新しい命を授かったことを喜んでおります。


ということで晩秋ぐらいから妻は重いつわりに悩まされております。2歳の長男は、有難いことにすくすくのびのびと成長しておりますが、妻がその様な状況でかつ、寒くて日も短く、外出がおっくうな季節ということもあって平日はなかなか外で遊べていないようです。


そこで週末ぐらいはと、ここのところは毎週末どこかに連れ出して走り回らせております。
最近では息子も昼寝しない日が増えてきて、土曜・日曜の日中に外出しているので、いきおい競馬もあまりやっておりません(前はメインレースの頃にちょうど昼寝することが多かった)。情熱が冷めたというよりは、優先順位の都合です。昼も夜も関係ない趣味なら都合をつけられるかもしれませんが、競馬の場合はそのへんの相性が良くないようです。


レースの数を見ていないと、予想をたてにくいし、馬券を買っても当たらない。なので馬券もあまり買っていません。・・・これには、産気づいてから入院・無事出産・退院という時期だけで、なんだかんだで出産育児一時金(健康保険から出る35万円)の倍ぐらいかかりそうという事情もあって、財布に余裕がないからでもあるのですが。。。


話題はややそれますが、保険の適用外になる妊婦検診の診察料は財布にちょっと厳しいです。血液検査やらなんやらで、1回に5千円とか1万円とか必要になります。今はまだ月に1回のペースですが、出産が近づけば2週に1回になり、特別な処置が必要な事態になればまた余計にかかる(その時は保険がきくでしょうが)。
最近、定期検診に一度もかかっていない妊婦さんがいきなり臨月に産科にやってきて出産しようとする「飛び込み出産」が問題になっているようですが(「野良妊婦」なんて言葉もあるようです)、そのような人を支持はできないけれど、心情はわからなくもない。。。血液型も病歴もわからない妊婦を受け入れる病院も災難で、断ればマスコミから叩かれ、受け入れてアクシデントがあれば裁判沙汰。それに、「飛び込み」のせいで、何ヶ月も準備をしていたふつうの妊婦さんのためのベッドがとられる可能性だってある。
長男が生まれるまでに医師の方々には随分お世話になって、その経験上、診療報酬の金額自体は(僕の財布には厳しいけれど)高すぎることはないと思うのです。むしろ、いつ家に帰っているかわからない仕事ぶりを見てしまうとこれでも安すぎるのかも。東京以外なら費用の面では負担が軽くなるかもしれませんが、産院自体が少ない地域は通院の負担が重そう。。。
ウチのように、妊娠・出産が家計に分不相応なほどの重さになってしまう20〜30代の世帯は少なくないと思うのだけれど、保険制度を背負ってたっている世代なんだし、少子化云々で騒いでいるならここのところの適用基準をあらためてくれてもいいじゃん、と思うのですが。。。

閑話休題。
この間の日曜日、息子が「バスに乗ってぇ、電車に乗ってぇ、公園に行きたい」と言い出したので、ふたりでバスに乗って、電車に乗って、東京競馬場に行ってきました。当日は中山開催だったのでパークウインズってやつで、実は僕もそういう日の競馬場は初めて。スタンドは「広すぎて閑散としたウインズ」で、まあ目的は内馬場の子供の遊び場だったのでそこは素通り。
内馬場のやたら遊具が充実している広場で走りまわったり、ミニ新幹線に乗ったりして、息子も充分楽しんだようです。開催日でなかったからだと思いますが、サラブレッドもポニーも見せてやれなかったのは残念でしたが、それはまた次にすればよいかなと。


当日の東のメインはAJCC。出かける前にPATでアドマイヤメイン複勝だけ買ってきたので場内の実況放送が気になります。回りの子連れの親御さんたちもこのときばかりは携帯テレビやラジオを点ける人がちらほら見えました。
面白いのは広場で遊んでいる子供たちにもメインレースの雰囲気が伝染すること。ワーキャー騒ぐ声がファンファーレがかかるとともにヴォリュームアップ。レースが始まると実況の声を掻き消すようにさらに大きく。レースが直線を向いて実況にも力が入ると負けじと。これはいったいなんなのかと(笑)。
ターフビジョンの裏側にいるので視覚情報はなく、「1000m通過はろくじゅう(ワー)・・・」だけは聞こえたのでどうやらアドマイヤメインはスローで逃げているっぽい事だけはわかりましたが、結果がどうなったかはわからずじまいでした。

帰りは(京王線がアクシデントで止まっているらしかったので)、裏門から西武線の是政駅へ。西武線は使ったことがないので駅までの道順がわからず、近くの交通整理の人に聞いたら、最初の曲がり角から聞いた話と違う風景に。開催日ではないので人通りもなく、唯一競馬帰りっぽい人がひとり見えたので、子どもを抱え上げて駅まで約10分尾行(その人歩くの早かった)。最後の最後で父ちゃん疲れたよ。