東京優駿 雑感

20年前からダービーを見ているけれど、こういう不良馬場のダービーは初めて。
ジョーカプチーノの単騎逃げは1000m通過59秒9。2番手のリーチザクラウンで61秒前後。
実況見ていた感じではやや前が飛ばしている様に見ていたけれど、馬場が馬場なので後ろに有利かというとそうでもない。
実際、3コーナーから4コーナーにかけて、もっと後ろの馬が動いて馬群の形が変わるかなとも思ったけれどほぼそのまんまで直線を向いていた。
仕掛けを遅らせるというよりは、ちょっと無理しないとポジションを上げられない感じ。
早々にジョーカプチーノが後退し、リーチザクラウンが先頭に。
直後、インからロジユニヴァース横山典騎手がかわしにかかって、勝負に出る。
この辺りは普段なら早すぎる仕掛けなのかもしれないけれど、今回はこれが正解だったのでしょう。
ラチ沿いをジリジリ伸びて、後続を封じ込めることに成功。
勝ち時計は2分33秒7。レース上がり3ハロンはなんと39秒7。

とにかく雨の影響が凄くて、前日までの予想などどこかに吹っ飛んでしまった。
それでも、皐月賞で「3強」といわれたうちの2頭がワンツーなのは総合力の高さゆえなのかな。
敗れた馬も、以後重馬場が下手とタグつけるよりは、今回はレア中のレアケースと見ていたほうが良いのかなと思った。
1回でも下がひどい場所を通ってしまったら、挽回は難しいような馬場だったのかもしれない。

まあ、世代の頂点を決めるレースとしては残念なことになってしまったけれど、そんな中でダービージョッキーになったのが横山典騎手なら、まあ良かったかなという思いもある。
メジロライアンセイウンスカイも本命にしていたなあ。

ちなみに掲示板にのった5頭のヤネは、横山典(41歳)、武豊(40歳)、角田(38歳)、蛯名(40歳)、内田博(38歳)。
20代前半の北村友・川田・松岡らとは経験が違ったかな。