選考対象は例年どおり、日本国内で今年1走以上した馬です。
年度代表馬 ウオッカ (7戦3勝 ヴィクトリアマイル・安田記念・ジャパンカップ)
去年とりこぼしたヴィクトリアマイルとジャパンカップを制したウオッカ。
去年と比べてパフォーマンスが上がったとも思えませんが、1年終わってみれば日本競馬界の軸のまま走り続けているわけで、ここは素直に年度代表馬に。
殊勲賞 エスポワールシチー (6戦4勝 ジャパンカップダート、南部杯、かしわ記念)
昨年後半に条件戦を4連勝。年初の平安ステークスでは2着に敗れたものの、今年の飛躍を予感させた走りを見せたエスポワールシチー。
その期待に違わずに力をつけて交流G1を連勝、そしてジャパンカップダートの圧勝。
サクセスブロッケンや充実3歳勢らとともに、世代交代成ったダート戦線の軸に。殊勲賞。
前半戦は無敗で桜花賞・オークス制覇。凱旋門賞挑戦プランを掲げた後半戦は、札幌記念での躓きが秋華賞・エリザベス女王杯での運気も下げたような成績。
しかし有馬記念での好位からの競馬での2着死守は、底力を充分に見せたレースでした。
技能賞 ドリームジャーニー (8戦3勝 有馬記念、宝塚記念)
切れる脚はあるものの3ハロンの追い比べだとスピードが持たない印象の馬でしたが、平均ペースでも余力を残したままポジションを上げる小脚が使えるようになって、春秋のグランプリを制覇。
一年半の間、池添騎手とのコンビを組み続けていることも好結果につながっているように見受けられます。
来年も現役続行とのこと。ここまではG1での1番人気がありませんでしたが、ここからは目標にされる立場、人気も背負うことになりそうですがどうなりますか。
2010年に期待する馬は、明け3歳ではやはり、ローズキングダムとヴィクトワールピサ。
古馬戦線ではアクシオン、サンライズベガ、それに障害のモルフェサイレンス。
去年、2009年に期待する馬で挙げたジャガーメイルは、結局同じようなキャラで1年すごしてしまったなあ。この馬にもあともう少し期待。
それではよいお年を。