さてダービー。
毎日杯→NHKマイルカップと連勝中のダノンシャンティの故障はとても残念。アメリカほど過酷ではないにしても、やはりクラシック戦線の道は険しいですね。
人気は、5連勝中の皐月賞馬ヴィクトワールピサと、4戦無敗の青葉賞馬ペルーサが分けあう形。次いで、その2頭に前走・前前走で惜敗しているヒルノダムール、プリンシパルステークスを快勝したルーラーシップの順。
逃げたい馬が見当たらず、展開は不透明。コスモファントムあたりが注文つけるようなら、厳しい流れになるかもしれません。
条件つきながら、トライアル終了時の印象どおり、◎ローズキングダム。
前走皐月賞は、理由はよくわかりませんが、橋口師が「泣き」をいれるような状態で0秒2差4着。
2着のヒルノダムールとはタイム差なしで走りましたし、この4着でダービーの優先出走枠を埋め、リルダヴァルやレーヴドリアンといった力のある馬にダービーまでに1走挟ませることになったわけで、悪くはない結果だったと思います。
主戦の小牧太騎手が騎乗停止で乗り替わりになり、直前には挫石のアクシデントも報じられましたが、追いきりの感じでは体調に問題はなさそう。
気にかかるのは、デビュー以来減り続けている馬体重と精神面。
皐月賞以後、かなり強めの稽古が続けられた上での長距離輸送があるわけで、今回も馬体重が減っている可能性が多々あります。
どちらかといえば精神的に安定した、折り合いに不安の少ない馬だとは思っていますが、ギリギリの作りになってなお、落ち着きを保てるか。
そこがクリアできれば、2歳王者の復権・戴冠も見えてくるのでは。