オルフェーヴルの三冠がかかる菊花賞。
そのオルフェーヴルが勝った前哨戦の神戸新聞杯は、超スローペースからの上がりの競馬。好位で折り合い、瞬発力の差を見せ付けたオルフェーヴルは強かったですが、これが本番に直結するかというと疑問です。
ロングスパートからの消耗戦になりやすい菊花賞ならば、別の能力が問われそうです。
先週の秋華賞と同じく、最重要ステップレースの結果はあてにならないと見ます。
もうひとつのステップレースのセントライト記念は、逆にハイペース。
これを前々で進めて4着(0秒4差)に凌ぎきったベルシャザールは、ダービー3着に続いて消耗戦への適性があるところを見せたと思います。
ただ、ダービーは勝ち馬と1秒4差。セントライト記念も相手に展開が向いたとはいえ馬券圏内に入れなかった馬。軸馬としては少々心もとないか。
セントライト記念1、2着馬のフェイトフルウォー・トーセンラーは、展開が向いたとはいえオールカマーより0秒9も早い決着を考えると、今回も有力か。
ただし、トーセンラーはもともと大きくない体で休み明けマイナス体重でしたし、フェイトフルウォーは飼い葉食いの悪くなりやすい質で美浦からの遠征があり、稽古もやや軽め。こちらも軸としてはどうか。
古馬相手に準オープンを勝っているショウナンマイティは、神戸新聞杯のモタモタっぷりを見ると本格化はまだ先か。フレールジャックともども、オルフェーヴルより内枠が欲しかったところ。
実績不足に目をつぶり、血統だけで一発を狙うとすれば、ゴットマスタングとユニバーサルバンク。よく間に合わせてここ出走にこぎつけたゴットマスタングに強運を感じますが果たして。
今回はボックス買いで。
◎ゴットマスタング
○ベルシャザール
▲トーセンラー
△フェイトフルウォー、ユニバーサルバンク
注オルフェーヴル