東京優駿 予想

今年も日本ダービーがやってまいりましたね。

先週のオークスの勝ち時計は2分23秒6のオークスレコード。
従来のレコードタイムを1秒7も更新した背景には、マイネエポナが前半から飛ばしたこともありましたが、馬場の影響が大きいでしょう。
今週も芝では好時計が出ていますから、ダービーも早いタイムの決着になりそうです。

皐月賞やそのトライアルが行われた中山や阪神開催は、雨続きで時計のかかる馬場に終始していました。
内ラチ沿いが荒れていて皆が外を回った皐月賞の結果が、今回に直結しない可能性も考えておきます。

皐月賞ゴールドシップは、荒れ馬場を苦にせず、最後方から馬群の内を突くという内田博幸騎手の好判断で一冠をもぎ取りました。
鞍上の鮮やかな騎乗に目をとらわれてしまいましたが、馬の能力も高く、ダービーでももちろん有力馬の1頭でしょう。
ただし、2400mへの距離延長は減点材料。終い脚をなくして惨敗する可能性も。

皐月賞組なら2着のワールドエースの方が距離延長歓迎のクチでしょう。
皐月賞は予想の時に書いた不安がいろいろと当たってしまった(スタート後に大きくバランスを崩し、皆が回る更に外を回して差し届かず)レースでしたが、それでも2着。
コース取りの差で走った距離を考えれば、ゴールドシップとの逆転の目は充分でしょう。
きさらぎ賞1分47秒0の持ち時計から高速馬場も味方になるでしょうし、まずはダービー馬候補の有力な1頭。

皐月賞組からもう1頭、グランデッツァの逆襲も考えておきたいと思います。
デムーロ騎手が皐月賞後「すべる馬場を気にしていた」とコメントしていましたが、戦績からのイメージ以上に荒れ馬場が不利に働いたようです。
高速馬場でレースをした経験がないのが若干不安ではありますが、大きく体を使う走り方から、東京コース(こちらも未経験)の良馬場で競馬できるのは有利に働くと見ています。
姉は桜花賞マルセリーナ(父ディープインパクト)。父(アグネスタキオン)同士のイメージでは姉の方が距離延びて良さそうですが、配合では距離適正にそう差はなく、気性面でややマイラー寄りに好成績が偏る姉よりも逆に好結果に結びつきそうなところも。
鞍上乗り替わりなどで人気の盲点になっていますが、強めの稽古をこなして出来は申し分なさそうで、現状のオッズでは単勝に妙味。

穴で一考したいのは2歳王者アルフレード
距離延長、前走から中2週のローテーションなど不安材料はありますが、高速馬場のワンペースの流れで浮上しそうな血統面から抑えておきたいと思います。

グランデッツァ
ワールドエース
アルフレード
フェノーメノゴールドシップヒストリカルトーセンホマレボシ

配当妙味のあるグランデッツァの単、グランデッツァワールドエースの馬連・ワイドを本線に考えています。