晴れが続いて時計のでやすい馬場になっていそうな京都コース。
天皇賞・春は昨年に続き1番人気の一本かぶりとなりそうです。
昨年はあの阪神大賞典逸走の後のオルフェーヴルが単勝1.3倍だったわけで、単純比較は無意味ですが、完勝続きのゴールドシップの単勝が現在1.4倍つくのは美味しい(?)かも。
淀の3200mコースは、まずはスローからの上がり3F勝負となると予想するのが僕の基本形になります。3000mの菊花賞で考える「坂上からロングスパートで消耗戦」というパターンは、あまり意識しないようにしています。
ですが、今回のレースの中心はゴールドシップ。スタートで出遅れるのを常とし、最後方からまくっていって早め先頭、そのまま押し切るという勝ちパターンは、どうも淀の3200mとはかみ合わないのです。
G1・3勝馬に敬意は表しますが、これは「絶対」ではなさそうです。
ゴールドシップが前を掃除したところを後方から一気の脚で上位に食い込む、というイメージで注目しているのが、ムスカテール。
重賞未勝利のムスカテールは実績では不安がありますが、長丁場での上がりの脚ならメンバー屈指とみています。1000万条件、準オープンと左回りで勝ち上がっていますが、淀の外回りコースなら右回りでもそんなに問題視する必要はないでしょう。
今回は大外枠を引いてしまったため道中馬群の前目につけるのは難しいかもしれませんが、逆にそれが都合よく脚を溜められる条件になるのでは、と期待しています。
3年前のこのレース依頼勝ち星から遠ざかっているジャガーメイルですが、上がり勝負なら上位食い込みの目がありそうで、これにも注目。
ジャパンカップ出走時に「メルボルンカップがやや期待はずれだったが巻き返しに警戒」としていたレッドカドーが再来日。
ジャパンカップ8着のあと、香港ヴァーズ勝利・ドバイワールドカップ2着と好成績を挙げているのは決してフロックではないと思います。
高速決着になった場合不安はありますが、勝たれても不思議のない実力馬とみています。
◎ ムスカテール
○ ジャガーメイル
▲ レッドカドー
馬券はムステール・ジャガーメイル・レッドカドーのワイドボックス、それに、このままオッズが動かなければ複勝を抑えようと考えています。