ヴィルシーナ初戴冠

 

ヴィルシーナが競り勝って悲願のGI 初制覇を果たす

http://www.jra.go.jp/datafile/seiseki/g1/victoria/result/victoria2013.html

 

G1レースで2着が4回続いていたヴィルシーナがようやく初勝利。

予想を書いていた時にはもっと雨の影響が残ると思っていたのですが、だいぶ早くから乾いていたようで、このレースも1分32秒4という決着となりました。

典型的な逃げ馬不在だったのでスローペースは予想していましたが、前半800m通過が46秒3とやはり遅め。ただ、人気を背負ったヴィルシーナが序盤逃げる構えを見せたのは少々意外でした。(その後アイムユアーズが先手を主張してヴィルシーナは番手から)

ゆったりと一団で流れて前後であまり有利不利がない展開。

直線まずマイネイサベルが抜けかけた時には、ヴィルシーナは負けたと思ったのですがヴィルシーナはそこから粘り腰を見せ盛り返し、外から急追してきたホエールキャプチャをわずかに凌いでゴールイン。

 

終わってみれば昨年のワン・ツーとオークス2着馬と府中牝馬ステークス1着馬という、東京コースでの重賞実績があった馬たちの間に、故障休養があった元2歳女王が食い込んだ掲示板。

この字面だけ見ると簡単そうなレースですが、ホエールキャプチャドナウブルージョワドヴィーヴルあたりは不振が続いていただけに、ここで揃って復調するとは驚きでした。ジョワドヴィーヴルは現状ではもっと距離があった方が良さそうなので、次走が中距離レースならさらに前進できるかもしれませんね。

 

勝ったヴィルシーナは、1番人気に支持され目標にされる立場ながら果敢に先行して他馬の攻勢を受け切ったので、時計以上に価値がある勝利だと思います。

ジェンティルドンナの壁は高いですが、再挑戦が楽しみですね。

 

3着マイネイサベルは、柴田大知騎手が意識的に早め早めの競馬をしていたようだったのが印象的。確かにゴール前の脚が甘くなりましたが、積極的に位置を取りにいって包まれることもなく力を出し切っていたわけで、負けはしましたが好内容でした。

雨が残って時計のかかる馬場予想だったので印を軽くしてしまったのですが、この馬は期待していたような走りをしてくれました。

 

一方で本命視していたゴールデングローブは勝ち馬から0秒4差の7着。

ゴール前よく伸びてきているんですがね、やはりそこに至るまでのところでモタモタしてしまっていました。

導火線に火をつけてから末脚が爆発するまでが長すぎる。導火線がもっと短くなったらもっと上のレヴェルで戦えそうなのですが。。。

いっそのことコーナーから気合をつけてマクり戦法を採用してみたらどうでしょうか。。。