スプリンターズステークスでは、当日になってみたら前が残る芝コースになっていて(力のある先行馬がいたというのもありますが)、嫌な感じだなと思っていたら案の定ハクサンムーンが2着に残ってしまいました。ですので今日は一応前半のレースを見てから書き始めています。
時計の出る馬場になっている京都競馬場芝コース。脚質による有利不利はあまり見受けられないように思います。
さて秋華賞。
桜花賞上位組が不在、オークス上位組と夏の上がり馬が人気になっている状況です。
オークス上位組が揃って出走したローズステークスは重馬場でのハイペース追い込み決着。
勝ったデニムアンドルビー(オークス3着)は展開利もあり、発馬で後手を踏む欠点も解消されなかった秋初戦でした。この世代では上位の力量の牝馬なのでしょうが、京都の内回りが舞台に変わるとなると、信頼の置きにくい馬ではあります。
オークス2着だったエバーブロッサムは、美浦からの輸送があったとはいえローズステークスはマイナス体重(結果は14着)。馬体の成長がもの足りず、今回は見送りたいと思っています。
オークス勝ち馬のメイショウマンボは、ローズステークスは大外枠が響いたか、4着に終わりました。嵌まれば怖い決め手の持ち主だったので条件が揃えば狙いたいところですが、またしても外枠を引いてしまいました。軸では狙いにくいところ。
上がり馬で注目はスマートレイアー。桜花賞当日のデビューでキャリアはまだ4戦。
前走では1000万条件牝馬限定戦ながら古馬を一蹴。時計もまずまず(時計のでやすい馬場だったので抜群とまでは言いづらいです)。
芝中距離の1000万条件を勝っていれば毎年秋華賞では上位候補になれるだけに、今年のメンバーレヴェルなら人気になるのも頷けるところ。
初の小回りコース、最内枠と課題は多いですが、うまく立ち回れれば一気の戴冠も期待できそうです。
もう1頭、面白い存在なのがサクラプレジール。
放牧から帰ってきて良化が遅れ、紫苑ステークスを回避したためここが秋初戦。
まったく人気を下げていますがこちらは中山内回りの重賞勝ち馬。
従兄のサクラメガワンダーと似たような配合をしており、一見不器用そうに見えて意外と小器用さを持ち合わせているタイプ。
力みなく前につけられるスピードもあり、関東からの輸送も順調に済ませたということなので人気薄の一発を期待しています。
今回はテン乗りとなる福永騎手。小回り不向きと見られていた従兄が金鯱賞を勝ち、宝塚記念で2着した時の鞍上でもあります。
理想を言えば逃げ馬が見える位置でレースを進めて欲しいところです。
この世代の牝馬限定戦はアッサリとは決まらないとみて、今回は振り回してみます。
◎ サクラプレジール
○ メイショウマンボ
▲ スマートレイアー
△ デニムアンドルビー、コレクターアイテム、トーセンソレイユ、ティアーモ、セレブリティモデル
サクラプレジールの複勝をまず買うとして、連勝系はオッズを見ながら考えるつもりです。