先週オークスで注目したパシフィックギャルは16着。
前走比で12キロも馬体重が減っていてレース前から状態面が不安だったのですが、ゲートを出てからなかなかスピードに乗らず、中団からの競馬になってしまいました。
他馬との力関係以前にちょっと勝負にならない感じで、残念な結果になりました。
春の大一番は終わってしまいましたが、体調を整えてからもう一度元気なところを見てみたいですね。ダートの番組なんかも面白そうです。
2歳夏からの完成度で他を一歩リードしていたイスラボニータが一冠目をもぎ取っていったわけですが、さてそこから1か月半経ち、舞台を府中の芝2400mに移してもう一丁といくかというと、人気ほどには信用がおけない。
では皐月賞でこれに0秒2遅れをとった2着馬トゥザワールドの逆転の目はというと、距離延長分を考えれば可能性は充分あるとは思いますが、ここまでの戦歴で「早めにマクって4角先頭」という戦法が最も鮮やかだった馬だけに、府中の直線の末脚比べは向いている感じではない。3着馬ウインフルブルームが出走取り消しとなったためにスローペースになりそうで、上がり3ハロンの競馬となると、こちらも人気になりすぎの感があります。
定年を再来年に控えた橋口調教師が送り出すワンアンドオンリー(事実上のラストチャンスかも・・・)は、長く良い脚を使えるものの道中好位置をとれるような器用さに欠けるので、超スローよりはそこそこ流れてくれた方が歓迎のクチなはず。内枠を引いて密集馬群を楽に捌けるかがカギになりそうで、アタマも惨敗もありうると見ています。
人気サイドの馬たちは軸として買いづらいので、と少々考えたレッドリヴェールは8枠16番という外枠スタート。今週から仮柵設置でこのまま天気がもつなら、テンに出してポジションをとってもらいたいところですが、鞍上のイメージとはちょっと違う感じです。(今回はよりによって外3つにこの馬たちが当たっちゃったか・・・という8枠3騎です)
今年は難しいので、少々無理筋になりそうですが、アドマイヤデウスを狙ってみようと思います。
武豊騎手のトーセンスターダムが外枠を引き、横山典騎手のワンアンドオンリーがポジション取りに難がありそうなので、内伸び馬場の時に内にこだわる騎手の中で最も好位置につけられそうなのが岩田騎手のアドマイヤデウスになるんじゃないか、という読みがまず根拠の一つ。
出走各馬の血統面から、もっとも距離延長がプラスになりそうな1頭というのがもう一つ。
一瞬の切れ味や後方から撫で切るような脚には欠けますが、、、ジリながらじわじわと加速し続ける脚質と追える騎手の組み合わせなら、一発狙えるのではないかと。
目立った重賞実績もなく、6月6日生まれでまだ成長途上でしょうが、この馬の器は大きいと見ています。その期待も込めて。
◎ アドマイヤデウス
○ トゥザワールド (詰めは甘いが馬群から抜けるスピードがカギになる展開なら)
▲ ワンアンドオンリー (こちらも展開次第だが)
△ マイネルフロスト (好枠を引いて粘り強さが生きれば)
注 タガノグランパ (千四の馬ではないはず)
大勝負をかけるような自信はないので馬券は少額に留めたいのですが、2ゾロ含め枠連2枠総流しはちょっと面白いかも。
最後に、ウインフルブルームの取り消しはとても残念です。2400mは少々長すぎたかもしれませんが、走っていればレースは締まるし、広い東京コースも大跳びのこの馬には合っていたはず。