選考対象は去年と同じく、今年国内で1走以上した馬です。
年度代表馬 ジャスタウェイ(6戦3勝 ドバイデューティーフリー、安田記念)
年度後半は不向きな距離のレースに挑戦して連敗となりましたが、前半の3戦3勝はすべて印象深い勝ちっぷりでした。ワールドベストレースホースランキングでも、このままいけば年間世界一のレーティング獲得馬になるので、まずはこの馬を一番に評価します。
殊勲賞 ワンアンドオンリー(7戦2勝 東京優駿)
橋口師に遂にダービーを獲らせた馬というのは兎にも角にも印象点が高い。この秋の戦績を見ると2番目に名前を挙げるのは少々ためらいましたが。。。ダービー後の談話では”キングジョージ”遠征などという話も出ていましたが、大きく化けないとこのままでは厳しそう。G1タイトルは”唯一”でなくてもいいのですが。
敢闘賞 ジェンティルドンナ(6戦2勝 ドバイシーマクラシック、有馬記念)
引退レースの有馬記念もそうでしたが、スローで流れて上がり勝負になった時の仕掛けの反応が鋭い馬でした。目を引くような末脚の持ち主ではなかったですが、レースが上手で勝ちパターンを持っている競走馬でしたね。繁殖に上がっても期待です。
技能賞 アドマイヤラクティ(4戦1勝 コーフィールドカップ)
大外一気で完勝のコーフィールドカップは鮮烈でした。本当に残念な客死となりましたが、日本の芝では目標が限られるステイヤーが豪州に活躍の舞台を求める、良い事例となるはずの遠征でした。
ジャスタウェイの中山記念、ワンアンドオンリーのダービー、ゴールドシップの宝塚記念、デスペラードのステイヤーズステークス、、、今年は横山典弘騎手の騎乗が印象深いレースが多かったです。
来年期待する馬は、ダービー後骨折で休養していましたがやっと栗東に戻ってきたアドマイヤデウス。それから、フルーキーとラストインパクトにはG1タイトルを期待しています。
それではよいお年を。