スプリンターズステークス 予想

宝塚記念から3ヶ月。夏をはさんで今週からは秋のG1シーズンです。

『Gold Bridge と Vilmorin』などというエントリを書いて、その際にエルコンドルパサーにはSpecial (その祖母Rough Shod)が豊富に入るのは理解していたのに、例に挙げる現役馬に(血統表が大きくなりすぎるのを嫌って)マリアライトを選ばなかったのは失敗でした。直後にグランプリホースになったのに。

 

さて秋G1の初戦はスプリンターズステークス

スプリント重賞戦線を展開的に引っ張ってきたハクサンムーンも引退し少し顔ぶれが変わってきたこの路線ですが、ネロやシュウジといった先行馬が加わって、激しい流れの頂上決戦になりそうです。以前の、マイラータイプが仕切るようなスプリントG1とはならなさそう。

 

主役は高松宮記念の覇者ビッグアーサーでしょう。

秋初戦の前走セントウルステークスではハナを奪って快勝。厳しい流れでも先行して結果を残していますし、今回の中山コースは未経験ですが、右回りも直線急坂コースも苦にしていません。

1番枠と言う極端な枠を引いてしまいましたが、ミッキーアイル・ネロ・シュウジベルカントソルヴェイグら先行馬はスローペースに落とすような面々ではないので、逃げ馬の後ろのラチ沿いを楽に追走できそうではあります。

稽古の迫力不足が囁かれていますが、そこまで悪くは見えなかったのでまずはこれに注目。

 

9月は雨の日が多かったので、先行馬の揃ったスプリントG1とはいえ前半32秒台にはならないと思いますが、それなりのラップで前半入れば、相当な地力がないと後半まとめられない馬場になっていると思います。

そうなると高松宮記念2着馬のミッキーアイルにも期待したいところですが、稽古の状態がこちらは物足りなく見えました。中山コースとの相性も、テンに無理しなくてもいい外枠も悪くないと思いますが、半信半疑と言ったところ。

 

京都で瞬発力勝負をやったら強そうなダンスディレクターやウリウリよりは、中山得意のサクラゴスペルや、コースが向きそうな3歳馬シュウジの方に期待。

また、CBC賞レコードタイムで制したレッドファルクスは、先行馬が上位を占めた中中団から出色の末脚で差し切っており、右回り中山コースを克服できれば今回も上位が狙える存在。これも楽しみ。

 

ビッグアーサー

○ レッドファルクス

ミッキーアイル

サクラゴスペルシュウジティーハーフ

 

ここにラヴァーズポイントが出走できていれば、大穴で面白いと思っていたのですが、賞金不足で出走ならず。平坦小回りコースの北九州記念への出走が余計だったかなと。

馬券はビッグアーサーからの馬単馬連流しを考えています。ダンスディレクターの人気が予想以上に落ちているようなので、買い目選びは発走直前まで悩むかもしれません。

 

 

日曜夜の凱旋門賞は、レース中継は日本代表マカヒキ応援目線で観るつもりではいますが、PATで馬券を買うなら逆張りで行こうかと思っています。

いつものロンシャン競馬場と今回のシャンティイ競馬場でどれだけ違いがあるのか、まだよくわかっていないのですが、体力勝負になりそうなら英愛ダービーを連勝した Harzand を狙ってみようと思っています。

穴はブドー騎手が駆る牝馬Siljan's Saga