今日は外出の用があってそう時間を取れないので、先々週の天皇賞の感想は省略。
出遅れて圏外に去ったはずのキタサンブラックがいつのまにかインの2列目にいて、早め先頭から不良馬場の体力勝負を凌ぎきったという恐ろしく不思議な(?)レースでした。
さて今週はエリザベス女王杯。
京都の芝は荒れてきていて、おそらくレース自体は良馬場での施行になるでしょうが、上がりの時計はそれほど速くはならないと思います。力の要る馬場でもスピードを発揮できるかどうかという点を意識してゆきます。
人気は昨年の秋華賞馬で今春はドバイターフを勝ったヴィブロスがやや抜けて売れています。
そのヴィブロスは、ドバイ遠征から帰ってきて休んだ後、叩き初戦の前走は余裕残しの仕上げで2着。勝ち馬クロコスミアに逃げ切られはしましたが、タイム差なしの接戦でステップレースとしては好内容だったと思います。
稽古でも動けていましたし、ここが目標と陣営から明言されているとおり、状態はかなり良さそうです。
気になるのは2ハロンの距離延長。全姉ヴィルシーナはエリザベス女王杯2着・宝塚記念3着の成績がありますからこなしても全く不思議はないのですが、内回り・小回りの1800~2000mで素晴らしい走りを見せていただけに(ドバイのメイダン競馬場は周回は長いですが最後の直線は短かめ)、あえて不安があるとすればここでしょうか。
荒れた馬場は問題なさそうですし、連勝系の馬券からは外しづらい1頭。
重馬場の秋華賞を勝って3連勝としたディアドラも荒れ馬場は問題ないタイプ。
8月から4戦目になりますが、体調自体は良さそうで馬体も減らさずにレースを迎えられそうです。
内回り2000mの秋華賞から外回り2200mへとコースが替わりますが、コーナーに坂がある淀のコースはコーナリングの巧いこの馬向きで、外回りでも狙いたいところ。
同じ秋華賞組からは2着馬のリスグラシューも気になる1頭で、騎手の乗り替わりにはあまり良い印象が持てませんが、外回りに替わるのは良さそう。
ただこちらはディアドラよりも小柄で、タフで堅実なところはありますが、そこはまだ3歳牝馬。当日馬体が大きく減っているようなら馬券の金額は控えめにしたいと思います。
ミッキークイーンは中間前脚を痛めてここが休み明け初戦。
牝馬同士の中距離戦なら実績上位で、いきなりのG1戦ですが稽古はなかなか動きが良く見えました。本調子ならばここでも。
ルージュバックは牡馬相手に重賞4勝と実績は充分なのですが、『休み明けを連勝』とはなかなかゆかない馬。
前走はインを突いて差し切るという今までにない勝ち方を見せてくれましたが、好発から内ラチ沿いのポジションを序盤の内に確保するという北村宏司騎手の好判断が活きた故の好結果でした。今回はライアン・ムーア騎手というビッグネーム器用で鞍上強化は鞍上強化なのでしょうが、騎手の名前でだいぶ馬券が売れているような印象もありますし、北村騎手のままだったら買いたかったなあ、、、という思いが。
それならば、人気薄ですが前々で器用に立ち回れるトーセンビクトリーの方が面白いかと。
春に初重賞勝利を飾ってからは勝ち星こそありませんが、5歳になって、先行して終いもしっかり脚を伸ばせる競走馬として完成しつつある印象です。
上がりの速い競馬よりは、力の要る馬場での体力勝負の方が合っていそうですし、隣にクロコスミアの入る内枠というのは条件も良さそうです。
一発あるならこの馬かなと。
◎ ヴィブロス
○ ディアドラ
人気サイドの馬を選んでいるので、馬券は買い方が難しそうですが、今のところ馬連か三連複のボックスと、トーセンビクトリーの単複を考えています。
さてどうなりますか。