フェブラリーステークス 予想

中央競馬の今年最初のG1レース、フェブラリーステークス

コパノリッキーは引退しましたが、アウォーディーサウンドトゥルーベストウォーリアインカンテーションという強い8歳世代は健在。昨年のダートチャンピオンのゴールドドリーム、オープン昇級後6戦6連対のテイエムジンソクと、なかなか好メンバーが揃いました。

 

府中のダートコースは乾いて時計がかかるようになってきています。先行馬は揃っていますが、例年よりは勝ち時計は遅めになりそうです。

 

前走は逃げてペースを作り、レースを支配して完勝したテイエムジンソクですが、今回は初コース・初距離の一戦になります。

芝部分からスタートする府中のダート1600m戦は、序盤の加速の巧みさで有利に立ちたいこの馬にとっては、あまり良い条件とは思えません。マイルの距離自体は問題なさそうですが、序盤に揉まれる形になった上で忙しい流れになったらかなり苦しくなるでしょう。また内枠の先行馬に先を譲ると、序盤ハイペース・中盤緩んで・上がり勝負の流れが考えられ、差しに回って速い上がりの使えないこの馬には向かないでしょう。ある程度目標にされる立場ですし、もう少し軽い馬場だったなら強引に行っても足りるかもしれませんが、今回は難しいのでは。

 

チャンピオンズカップでの上がり勝負を制したゴールドドリームは、昨年同様フェブラリーステークスへの直行ローテーションを選択してきました。

目標は次のドバイワールドカップとのことなので今回は余裕を残しての調整のはずだったのですが、今週の追い切りは栗東坂路49秒8と凄い時計を出してきました。十二分に戦える状態になっていそうです。

相変わらずスタートに不安の残る馬でアタマからは買いにくいのですが、府中のマイル戦には実績がありますし、勝ち馬候補の1頭。

 

唯一の4歳馬サンライズノヴァは、根岸ステークスで賞金を積んで出走枠へ滑り込んできました。

こちらもスタートに不安があり、速い上がりが使え、府中に実績がある点でゴールドドリームと似たところがありますが、追い出されてすぐに加速できないところはチャンピオンに大きく劣る点です。

今回大外枠を引いたのは好材料。馬込みで包まれると抜け出すのに苦労しそうですが、この枠ならスムーズな競馬ができるのでは。

 

他で注目はインカンテーション

昨年のこのレースは13着でしたがその後は復調。ようやく骨折前の調子に戻ってきたように思います。前走はコパノリッキーに主導権を奪われての大敗でしたが、折り合いを欠いていたように見えたので、力が落ちての敗戦ではないととらえています。

稽古の雰囲気もとても良く、8歳勢ではこの馬が一番面白そうです。

ゴールドドリームコパノリッキーより隙の多い戦型ですし、3年前のフェブラリーステークスぐらい走れれば戴冠まであるかも。

 

インカンテーション

ゴールドドリーム

サンライズノヴァ

△ メイショウスミトモ、ベストウォーリアアウォーディー、ララベル

 

馬券はインカンテーション軸の三連複流しなどを考えています。配当もそこそこつくので馬連かワイドも買い足す方向で。

はたしてどうなりますか。