ドバイミーティング中継が終わった後に書いています。今年の日本馬は勝ち鞍なし。そこそこ戦えているのですが、あまり興奮することもなく、淡々と終わってしまった印象。
あとメイダンのダートコースが滅茶苦茶高速馬場になっていて吃驚しましたね。
先週の高松宮記念はファインニードルが優勝。
予想時点では土曜日よりも馬場が乾いて1分7秒台の決着を見込んでいたのですが、思った以上に渋った馬場のままでレースを迎えて、結果勝ち時計は1分8秒5。
内枠からセイウンコウセイがスタートを決めてハナへ立ったのですが、ダイアナヘイローが外からこれに絡んで、予想以上にハイペースの前半になってしまいました。リエノテソーロとネロが2列目から前をつっつく形で直線に向かいましたが、前半から消耗戦で先行勢には苦しい展開に。
3列目にいた3頭のうち、レッツゴードンキが内をついて先頭へ。残りの2頭、ファインニードルとナックビーナスが外から併せ馬の形で強襲。最後はファインニードルがレッツゴードンキを交わしたところが決勝線に。中団以降からは、上がりの足が削がれる馬場で伸びきれない馬が多く、ダンスディレクターの4着がやっと(この馬の4コーナーの加速は良かったですね)。レッドファルクスはこの馬にしては珍しく進路が塞がる競馬になり、0秒4差8着まで。
馬場も展開も予想していたのとはだいぶ違っていて、馬券もかすりもしませんでした。
ファインニードルは上がりの速い流れで苦しくなるとみていましたが、逆に上がりがかかる流れが向きました。もうちょっと楽に抜け出すこともできたのではという疑問もありますが、中京の長い直線を考慮して仕掛けを遅らせたのかもしれません。意外な馬が勝ったわけではなかったのですが、勝ち方やタイムの面であまり良い印象は受けませんでした。
さて今週は大阪杯。
美浦トレセンが霧に包まれ、追い切りの様子がわからなくなった関東馬が何頭もいました。ウインブライトやミッキースワローの様子は見ておきたかったのですが。。。
週末は晴れて、阪神の芝コースはまずまず速い時計の出る馬場になっているようです。
人気は割れており、サトノダイヤモンド・アルアイン・シュヴァルグランといったG1ホースに、金鯱賞を鮮やかに勝ったスワーヴリチャードあたりが加わって上位人気を形成しています。
重賞3勝で去年のダービー2着馬スワーヴリチャードは、スローペースを好位で折り合い、直線で抜け出すのが勝ちパターン。ですが、反応よく一気に抜け出すのは意外と不得手で、直線が広くて長い東京・中京で力を発揮する馬です。
体に芯が入って序盤からスピードに乗れるようになったので、G1タイトルを獲ってもおかしくないところまでは来ていると思いますが、内回りの阪神コースで、しかも今回多頭数の外枠に当たってしまったのがどうなりますか。
凱旋門賞遠征から半年休んで、復帰戦金鯱賞が3着止まりだったサトノダイヤモンドは、一叩きされての上積みはありそうです。
阪神コースとの相性も良く、好枠を引いた今回は久々の勝利のチャンスではありますが、ルメール騎手のドバイ遠征の為、ヤネが替わったのがやや不安なところ。今回鞍上の戸崎騎手はどこか怪我を抱えているんじゃないかと思うぐらい最近乗れていないので(特にダート戦だと終い追い切れない印象)、直線叩き合いになったら先着するイメージが湧きません。
乗り替わりと言えば、昨年のジャパンカップ勝ち馬シュヴァルグランも三浦騎手との初コンビ。
三浦騎手は大怪我から昨年夏に復帰後、以前よりも終いしっかり追えるようになったと思います。シュヴァルグランの次走はボウマン騎手に戻して天皇賞との予定なので、三浦騎手との組み合わせは今回のみになりそうですが、好枠からゲートを出てポンと好位を取れれば、かなりやれると見ています。
休み明けになりますが稽古も動けており、この馬には注目。
皐月賞馬アルアインは3歳夏以降の伸び幅が小さいように思えるので、今回は軽視。
昨年のこのレースで好内容も外枠に祟られて3着止まりだったヤマカツエースは、今回は内枠に。
その後はあまり良いレースはできていませんが、体が絞れてくれば一変できるだけの力はあるはず。一発あるならこの馬かなと。
◎ シュヴァルグラン
▲ ヤマカツエース
△ マサハヤドリーム
注 スワーヴリチャード
馬券はワイドボックスを中心に馬連を少々と考えています。ヤマカツエースの複勝あたりもオッズ次第で。
さてどうなりますか。