チャンピオンズカップ 予想

先週のジャパンカップはアーモンドアイの優勝。

スタートを決め行き脚もスムーズだったアーモンドアイが、1コーナーを内ラチ沿いの2列目で入ってゆくのを見た時、ああこれは勝たれたなと思いました。

テンからハナを主張していったキセキは、2コーナーあたりからペースを上げ、後続の脚を削りにゆくような逃げを打ちました。ごまかしの利かない展開で、地力がなければ上位に食い込めないレースに。

直線息が続かなくなったガンコ・ノーブルマーズらが失速してゆく中、先頭のキセキ、2列目のアーモンドアイ、3列目のスワーヴリチャードの脚色は衰えず、坂を上って先頭に立ったアーモンドアイがキセキに0秒3差つけてゴールへ。

タイムは2分20秒6。アルカセットホーリックスオグリキャップが出したレコードを破った時も驚きましたが、そこから1秒5も更新。馬の能力、馬場設定、レース展開と要素が噛み合っての結果なんでしょうが、信じられない時計。なんともはや。

アーモンドアイは序盤の位置取りで勝負を決めてしまった感じで、1コーナーまでスムーズに動けたことで後は楽に流れに乗れたと思います。

この決着を演出したキセキは川田騎手の逃げが光りました。自身が引き上げたレースレヴェルについてこれたのが結果的にアーモンドアイだけだったわけで、見事な走りぶりでした。誤算だったのは番手でついてきた馬が他ならぬアーモンドアイだったことだけでしょうか。

カプリは11着。もっと前に位置を獲れる馬だと思っていたのですが、時計の出る馬場に配慮しすぎたのか、後方からの消極的な競馬で見せ場もありませんでした。

サトノダイヤモンドは展開が向かず6着でしたが、パドックや返し馬の様子は本当にデキが良さそうで、この具合のまま有馬記念に出走叶ったら楽しみな引退レースとなりそうです。

馬券はハズレ。スワーヴリチャードをもうちょっと信用できていれば獲れたなあ、と反省。

 

 

さて今週はチャンピオンズカップ

先月のJCBクラシックの上位組に他路線組が挑む構図でしょうか。

中京コースは晴れて良馬場。土曜日のレースを見る限り脚抜きが悪くて極端に時計がかかるといった様子はありませんでしたが、夏の中京開催でのダートが軒並み速い時計で決着していただけに、軽いスピードだけでは上位進出は厳しそうというイメージで見ています。

 

今のところ抜けた人気になっているのが3歳馬ルヴァンスレーヴ。全日本2歳優駿ユニコーンステークスジャパンダートダービーと重賞を勝ち、ダート戦線では世代筆頭格。前走ではゴールドドリームノンコノユメらを相手に南部杯を制しており、この人気も頷けるところ。

課題は古馬との斤量差で、前走2キロあった差が12月になって今回は1キロ差。過去のチャンピオンズカップでも、仁川時代のジャパンカップダートでも3歳馬の優勝はなく、直近の3歳での優勝馬は2006年のアロンダイト。まだ府中で11月に開催されていた頃で、古馬との斤量差は2キロでした。

起伏があり急カーブを4つ回るコースで、馬場状態も加味すると体力がモノを言いそうな様子なので、実績充分でもアタマから買うのはためらわれる印象。

 

JBCクラシックの勝ち馬ケイティブレイブは充実の秋3戦目といった印象で、稽古も動けています。

京都の1900mと中京の1800mではコース形態が違いますが、JBCクラシックでの4コーナーでの進出の脚を見るに、徐々に下りながら3~4コーナーを曲がる中京なら楽に前を捕まえられそう。

昨年は4着まででしたが、今年は勝ち負けまで期待。

 

他で注目はサンライズノヴァ。

今年ここまで7戦していますがすべて府中のダートコース。左回りはお手の物ですが、同じ左回りでも府中ほど上がりの時計が出そうにない今回の中京で、どこまで追い込めるかは推測が難しいところ。

ただ、直線の脚力比べではこのメンバーでも最上級だと思うので、流れが向けばアタマまでありそう。

 

勝ち負けまではどうかと思いますが、ここに来てグッと成長してきているヒラボクラターシュのレースぶりも注目。このメンバーで先行集団についてゆけて上位入線ができたなら、後々大きなタイトルも狙えそうです。

 

ケイティブレイブ

サンライズノヴァ

△ ヒラボクラターシュ、ミツバ、センチュリオン

 

馬券ですが、ルヴァンスレーヴ・ノンコノユメと人気上位の関東馬の稽古がモヤのため見れなかったので今回ちょっと買い目選びが難しいです。

ケイティブレイブ単勝ケイティブレイブサンライズノヴァのワイドを本線に、三連複で穴っぽいところを少し抑えてみようかなと考えています。

ではどうなりますか。