阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

先週のチャンピオンズカップはルヴァンスレーヴの優勝。

最内から好スタートを切ったアンジュデジールの逃げは非常に遅いラップになりました。5ハロン通過61秒9もさることながら、6ハロン74秒2、7ハロン86秒5と4コーナーを回るまで遅いまま。実質残り2ハロンの勝負となりました。

こうなると先行勢有利。この日はいつになく行き脚がついて2列目のインで折り合っていたルヴァンスレーヴが抜け出して楽勝。道中離れた最後方から直線勝負に賭けたウェスタールンドが0秒4差2着。差がなく3着のサンライズソアは先行勢の中でも外目を回らされていた分最後辛くなったでしょうか。

ルヴァンスレーヴの勝因は序盤の位置取りでしょう。ジャパンカップのアーモンドアイといい、G1本番で計ったように位置をとれたのが馬の仕上げのおかげなのか、騎手の腕と勝負勘のおかげなのか、はたまた・・・と考え込んでしまいますが、そういう戦法もとれることを考えにいれていないと馬券は当たらない。。。

勝ち時計も悪くなく、直線もっと競り合っていたらもう少し速い決着になっていただろうと考えられるのでルヴァンスレーヴの力量はしっかり評価しなくてはならないと思いますが、後方から動けなかった組は非常に残念なレースをしてしまった印象。期待していたケイティブレイブは馬体重プラス10キロがどこまで影響したかはわかりませんが、能力的にはもっと早くに仕掛けて消耗戦に持ち込むこともできたはずなので、ただただ残念。福永騎手は最後の直線の坂を気にしてしまったのかな。。。

馬券はハズレ。

 

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

2歳女王決定戦の位置づけのレースですが、出走していれば1番人気確実のグランアレグリアが朝日杯へ向かい、アウィルアウェイは故障で出られずということで混戦模様。

先週開幕の阪神の芝は非常に整った時計の出る馬場で、雨の心配も少なく、ペース次第ですが2歳牝馬の争いでも1分33秒台の決着も充分考えられそうです。

ただ、短距離で先行していたメイショウケイメイが大外枠を引き、ジョディーやスタークォーツも積極的に飛ばしてゆく気配を感じないので、ペースは意外と落ち着くかもしれません。

 

今回はここまでピンとくるような勝ち方をしてきた馬がおらず、人気どころも仕上がりの早さで賞金は積んだがコース条件にあわなさそうだったりする印象なので、馬券の入り口が難しい。土曜日のエリカ賞を勝ったエールヴォアあたりが出ていれば狙いたかったのですが。。。

牡馬相手に出世レースのエリカ賞を勝ったエールヴォアのおかげで、それを負かした形の前走アルテミスステークス組の注目度が上がっているようですが、アルテミスステークスのエールヴォアはちょっと窮屈な競馬を強いられていたので、シェーングランツやビーチサンバがそれより上の力の持ち主かと言われると、少々疑問です。

 

今回はあまり勝負できるようなレースではないかな、と。

1頭挙げるなら注目はタニノミッション。

1戦1勝でキャリアが浅い上、新馬戦の勝ち時計はあまり見どころがなく、追われてからフラフラモタレ気味に走るなど不安要素が満載。

ただ、新馬戦当時は追い不足で体ができていないように見えましたし、直線前が壁になっても落ち着いて外に切り替えられた上に、追い出されての加速も良かったので、叩かれ2戦目の今回、前半スローからの上がり勝負になるならチャンスありと見ました。

パドックでスッキリ仕上がっていれば面白そうです。

ウオッカの5番仔で上の兄・姉と比べると小柄に見えますが、無事成長すればトップスピードの比較では最上位になれる資質を感じます。偉大なる母の後継となれますでしょうか。

 

◎ タニノミッション

 

馬券はタニノミッションの複勝狙いで。複勝でも3倍以上はつきそうなので1点なら充分な配当になりそうです。

さてどうなりますか。