優駿牝馬 予想

先週のヴィクトリアマイルはグランアレグリアが優勝。

予想時点での天気予報では日中いっぱい天気がもちそうとのことだったのですが、府中は午前中からパラパラと雨が降ってきており、午後にはやや大粒の雨が降ったり止んだり。時計がかかるようになるのかやきもきさせられましたが、結局この日は高速馬場のままで下が緩くなるようなことはありませんでした。

スタート直後、内からクリスティ、外からスマイルカナがハナを窺い、スマイルカナが譲る格好でアッサリ隊列が決まりました。他の先行馬にも積極的に前を突っつくような挙動はなく、前半は淡々とした流れ。800m通過は46秒0。前の週のNHKマイルカップでは3歳馬が45秒3で通過していたのを考えると、古馬G1でこのラップは緩い流れ。

中団でじっくり構えたグランアレグリアは4コーナーも馬ナリで回ると、直線では無理なく外目に進路を確保。内では好位からの粘り込みを図るレシステンシアに他馬が競りかけて混戦模様になっていましたが、外のグランアレグリアはどこ吹く風で1頭次元の違う伸び。残り100mあたりで持ったまま先頭に立つと、大きく他を突き放して圧勝のゴールイン。

勝ち時計は1分31秒0。前半流れが緩かったこともあり、昨年のアーモンドアイの勝ち時計(1分30秒6)に及びませんでしたが、グランアレグリア上がり3ハロン32秒6はもの凄い時計。騎手に大きなアクションもなく、楽々とその時計をマークしてしまったのですから、この馬のトップスピードの速さに改めて驚かされました。G1の舞台ではありましたが、他馬との格の違いを見せつけた圧勝でした。

マルターズディオサは1秒2差9着。道中、緩い流れにちょっと力み気味に走ったところがあって、終い伸びきれない様子でした。2~3着馬とは0秒5差、リズムよく走れていればグランアレグリア以外の馬とはそう差がなかったはずと見ています。8~9ハロンぐらいの重賞どこかで再度狙いたいところ。

馬券はグランアレグリア単勝が当たり。1.4倍の時に投票したのですが、最終的には1.3倍で確定。儲けは少なくなってしまいましたが、まあ、それも仕方ないと思えるほどの圧勝ぶりでしたね。

 

 

さて今週はオークス

今週は週中から雨が多く降り、土曜日のレース中も降っていました。時計自体はそれほど遅くなってはいませんでしたが、日中と夜間の雨量を合わせるとなかなかの降雨量になりそうで、日曜日は力の要る馬場になるのでは。

今週は無敗の5連勝で桜花賞を制したソダシが抜けた人気になっています。阪神ジュベナイルフィリーズ桜花賞でソダシとタイム差なしの接戦を演じたサトノレイナスが不在ならそれも当然かもしれませんが、距離延長がプラスとは言えないソダシに、夜間の雨で力が要るように変わった馬場条件が重なれば、伏兵馬の台頭も。

 

注目はエンスージアズム。

フラワーカップから距離短縮しての参戦となった桜花賞では勝ち馬から0秒9差の8着。マイル戦では巡航速度に難があったようで見せ場は作れませんでした。

今回は一気の800m延長。追走がずいぶん楽になることに加えて、例年バテ合い・凌ぎ合いになるオークスという舞台は、現状トップスピードが特に秀でているわけでもないこの馬にとっては好都合のレース。

派手な戦績は残せていませんが、折り合い面に不安がなく、道中無駄な体力消耗がない上に、機動力を持ち合わせて器用に立ち回れる点が長所。

血統面からは晴雨兼用のしぶとさが期待でき、雨でより体力とスピードが削がれるような馬場になれば更に期待できます。

420キロ前後の小柄な馬格ですがバランスの良い走りをしており、稽古でもスムーズな加速を見せていました。大雨でノメりやすい・滑りやすい馬場になったとしても、他馬との比較ではこの馬有利になるかも。

現状全く人気はありませんが、一発に期待。

 

エンスージアズム

 

馬券はエンスージアズムの単複狙い。

さてどうなりますか。