大阪杯 予想

先週の高松宮記念はナランフレグが優勝。

雨は上がって晴天の下でのレースとなりましたが、馬場発表は重で、馬場の内側から乾いている中途の状況。外枠の馬には不利な条件だったように思います。

ゲートが開いて、徹底先行タイプのファストフォースが押して進出しようと試みますが、外枠発走でスピードになかなか乗れず5番手外のポジションに。

ハナを切ったのはスタートがビシッと決まったレシステンシアで、馬なりで先頭に立ち徐々に内に寄せながら3コーナーへ。ただ、楽にマイペースで進めたという印象ではなく、外ピッタリつけた2番手ジャンダルム以下の先行馬群のプレッシャーを受けながらの逃げで、前半33秒4はなかなかに厳しい流れだったように思います。

直線を向いて大きく内外に広がっての攻防。しかし外目を突いた馬は伸びを欠き、馬場中央から内を走る馬の凌ぎあいの形に。残り100mあたりで内から抜けてきたトゥラヴェスーラ、その外を伸びてきたキルロード・ロータスランドの争いになりましたが、トゥラヴェスーラの更に内からナランフレグがゴール前ひと伸び、クビ差抜け出して先頭ゴールとなりました。

勝ち時計1分8秒3。前半33秒4に対し後半34秒9かかりました。

オーシャンステークス上位馬は走破時計以上に内容があると考えて買い目に入れていましたが、勝ったのは中心視したジャンダルムの方ではなく、抑え評価のナランフレグの方でした。ナランフレグは追い込み脚質で成績が流れに左右されがちなタイプですが、ここ数戦は上位で成績が安定しており、操縦性がだいぶ向上している印象を受けていました。今回も序盤から後方に下げると内ラチ沿いをゆったり追走し、4コーナーから馬ナリでラチ沿いを上がってくると直線も内へ。失速したレシステンシアをかわすのに少し手間取りましたが、ゴール前進路が開くと勢いよくスペースに飛び込んで決め手発揮。内にこだわった競馬が見事に嵌まりました。

狙っていたジャンダルムは0秒4差11着。スタートを決めて前のポジションでレースを進められたのはプラン通りだったのでしょうが、ファストフォースら他の先行馬が控えてしまったために押し出されて最前列外2番手の位置に。できれば前に1頭馬を置き壁を作って進めたかった。前半の時計自体は無茶苦茶なラップでもなかっただけに、ツイていない印象がありますね。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は大阪杯

今年は年度代表馬エフフォーリアを含めフルゲート16頭の争いに。

仁川の芝コースは8週連続のAコース使用にも関わらず良好なコンディションで、意外なほどインコースが良く伸びる馬場。後方から外を回しての差しは利きにくい印象。ただ、日曜日は雨予報が出ているので湿り具合によってはガラリと傾向が変わる可能性も。

 

注目は5連勝中の上がり馬ジャックドール。

前脚を高く上げ強い掻き込みで推進力を得るような走法で、見た目以上に速さが出ている個性的な馬。3代父のグラスワンダーをちょっと思い出しますね。

また、特徴的なのは非常にコーナーを走るのが巧くて、曲がりながら距離ロスなく加速することができる点。前半やや緩やかなペースで先頭に立ち、3コーナーからカーブしながら後続を突き放しリードを作ると、直線は手前を替えながらペースダウンを抑え、そのまま押し切るのがこの馬の勝ちパターン。この「3~4コーナーで突き放してセーフティリードを作ってしまう」戦法というのは、対策する側に大きなリスクを背負わせる点でも有効であり、年度代表馬エフフォーリアの脚力が相手でも通用するのではないか、というのが今回の見立てですね。

今回ハナ争いの相手はおそらくアフリカンゴールドでしょうが、あちらはスローペース溜め逃げ志向の先行馬ですから、枠順的にもすんなりハナを切れそうです。

阪神のゴール前の坂も走法から問題ないでしょう。少し気になるのは雨ですが、血統的には問題なさそう。

稽古は追い切り本数を減らしてきましたが、ウッドコースでの時計が抜群で、非常に良さそうな状態で本番を迎えられそうです。

 

エフフォーリアは楽に前目のポジションを獲れる枠を引きましたが、稽古量が少し足らないかも。もしかしたら馬体重を大幅に増やして出走してくるかもしれず、そこは注意。

 

◎ ジャックドール

〇 ポタジェ

アカイイト

△ レッドジェネシス

注 エフフォーリア

 

馬券はジャックドールからの馬連・ワイド流し、それにエフフォーリアとの2頭軸での三連複流しを考えています。

さてどうなりますか。