NHKマイルカップ 予想

先週の春の天皇賞はタイトルホルダーが優勝。

スタート直後にシルヴァーソニックが落馬でカラ馬に。いきなりのアクシデントに場内がざわつく中、テンからハナを主張していったのがタイトルホルダー。外枠から一気に先頭に立つと後続を離しての逃げに。

クレッシェンドラヴ、タガノディアマンテ、テーオーロイヤルらとともにディープボンドも序盤から先団を形成し、2~3列目のポジションを形成。ただ、この馬群にカラ馬が絡んで、先行集団の人馬にとっては神経を使う追走になってしまいました。

最初の1000mを60秒5で飛ばしたタイトルホルダーは、中盤の1000~2000m区間を63秒1までペースを落とし脚を溜めます。この間後続もじわじわと前との差を詰めますが、タイトルホルダーの真後ろのポジションにカラ馬のシルヴァーソニックが収まってしまい、非常に仕掛けづらい馬の並びになってしまいました。

残り800mあたりからタイトルホルダーはロングスパート。後続はカラ馬が邪魔で一瞬置いておかれる形になり、直線入り口ではタイトルホルダーの2馬身ほど後方にテーオーロイヤル、さらに2馬身後方にディープボンド。

直線ではまだまだ余裕たっぷりのタイトルホルダーが更に差を広げ、上がり3ハロンメンバー最速の36秒4で駆け抜け先頭ゴール。ディープボンドはゴール前でようやくテーオーロイヤルをかわすのが精一杯でした。

勝ち時計は3分16秒2。

今回はカラ馬の存在が非常に大きく影響したように見え評価するのが難しいのですが、勝ったタイトルホルダーは自らペースの緩急を演出し、上がり4ハロン48秒3、3ハロン36秒4でまとめての快走ですからこれは強かったですね。1~2コーナーのペースの落とし方も素晴らしく、3~4コーナーでフワッと加速してゆくのも抜群の手応えに見えました。カラ馬が目障りで突っつきに行きづらいところに逃げ馬にこのレースをされては、他馬にはちょっとなすすべがありませんでしたね。

狙っていたディープボンドは0秒9差2着。序盤から好位の良いポジションを獲りにいけたのですが、カラ馬に絡まれるのを嫌って手綱を引っ張る場面があり、道中ちょっとリズムを悪くして勝ち馬に置かれてしまいました。最後は地力で2着までは上がりましたが、今回も勝てず。非常に残念なレースとなってしまいました。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週はNHKマイルカップ

府中の芝コースは晴れて良馬場の見込み。まずまず速い時計も出ていますが、軽い高速馬場といった趣ではなく、道中ラップの印象より消耗戦寄りのレースになっているイメージ。

ここ最近の3歳マイル重賞で実績を残した馬が揃い、なかなかの混戦ムード。朝日杯2着以来の出走になるセリフォスがおそらく1番人気になりそうですが、単勝4倍台後半になりそうです。

 

注目は皐月賞でも狙っていたダンテスヴュー。

前走は序盤の位置取りも悪く、またこの馬に向くような展開にもならず残念な結果でした。今回も超のつく高速馬場ならば、あるいはスローペース必至ならば苦戦しそうでしたが、今週の馬場コンディションとジャングロの引っ張るペースを考えるとチャンスがありそう。

淀みのない流れから長く良い脚を使える馬で、マイル戦は初めてですが、血統面を考慮しても距離の融通は効きそう。

皐月賞から中2週、間隔は詰まっていますが稽古はしっかり積めており、体調は問題なさそう。

多頭数のG1で揉まれてきた経験はここでも活かせるはず。ジリジリでも終いまでしっかり伸びてきてほしい。

 

相手はアーリントンカップ上位入線馬が手ごわそうで、特に持久力に光るものがあるタイセイディバインが面白い存在。

 

◎ ダンテスヴュー

〇 タイセイディバイン

▲ ダノンスコーピオ

△ ソリタリオ

△ ステルナティー

 

馬券は馬連・ワイド・三連複のボックスを考えています。

さてどうなりますか。