有馬記念 予想

さて今週は年末グランプリ有馬記念

昨年の有馬記念馬エフフォーリアをはじめ、ここ1年の芝中長距離G1馬がほぼ揃い、豪華な顔ぶれとなりました。

日本海側は大雪で被害が出ていますが、関東は晴天で今年の有馬記念は良馬場のレースになりそう。流石に高速馬場とは言えませんが、まずまず良好な馬場コンディションで決戦を迎えそうです。

 

コーナーを回り続けるおなじみのトリッキーな中山芝2500mコース。ハナを切るのはおそらくタイトルホルダーで間違いないでしょう。序盤に速いラップでリードを奪い、中盤グッと緩めて脚を溜め、終盤ロングスパートで後続の脚を封じる、、、得意の勝ちパターンで今回も自力勝負に出ると思います。

速い仕掛けについてゆきそうなのが内目の枠のボルドグフーシュや早めに前にとりつきたいエフフォーリア。とすると馬券としてはもうひとタイミング遅れて脚を伸ばしてきそうな馬が面白そう。

 

注目はディープボンド。

今年の春の天皇賞宝塚記念は序盤からの位置取りに苦労し、勝負どころの加速もうまくゆかずの敗戦。結果は2着、4着でしたが消化不良の印象が残るレースでした。凱旋門賞はイチかバチかの賭けに出て大敗、帰国初戦が今回。凱旋門賞より乗り替わった川田騎手の2戦目ということで、春とは違う結果を期待したいところ。

天皇賞ではカラ馬に絡まれるという不運がありましたが、この馬にとってはタイトルホルダーが目論んでいるような消耗戦は得意とするところ。年末で適度に上がりがかかるような良馬場なら春とは逆の着順も可能でしょう。

ひとつの懸念材料は(これはタイトルホルダーも同様ですが)海外遠征からの帰国初戦で体調面がどうなのかという点。ですが幸いなことに、フランスから帰って以降の調整は順調だったようで、直前の稽古も気合充分。軽やかな動きで調子の良さがうかがえました。

大外枠を引いたのはアタマが痛い要素ですが、タイトルホルダーが後続に道中『動くに動けない』状況を強いる展開なら、縦長馬群の外目はそれほど悪くないかもしれません。序盤の位置取りやにペース読みに長けた川田騎手の手腕で序盤中盤はやり過ごし、4コーナーからじわじわ加速して勝負は直線坂下から、、、といったイメージでなんとか初タイトルを掴み取ってほしい。

 

◎ ディープボンド

〇 タイトルホルダー

▲ ジェラルディーナ(ロングスパート勝負への適性はピンときませんが、コーナリングは巧い)

△ ボッケリーニ(中山の中距離で消耗戦の時の粘りならばこのメンバーでも上位では)

 

馬券はディープボンド=タイトルホルダーの馬連・ワイドが本線。他に、ディープボンドの単勝と、ディープボンドからの馬連・ワイド流しを考えています。

さてどうなりますか。