大阪杯 予想

先週の高松宮杯はファストフォースが優勝。

馬場状態不良の発表のとおり、かなりぬかるんだコース状態。通常よりかなりかかった1分11秒5(=前半35秒6+後半35秒9)という決着時計も、脚下を気にしながらのいっぱいいっぱいの時計だったように思います。

勝ったファストフォースは中団でしっかり脚が溜まり、4コーナーでの息の入りも良く、直線力強く伸びてきました。外を回して早めに前にとりつくのではなく、直線までコースロスを避けて静かに中団を進んだのが奏功したように思います。団野騎手の好判断。道悪への対応力もありました。

狙っていたナランフレグは出遅れが響いて0秒3差4着。ダディーズビビッドは好位から直線伸びず1秒1差11着。前半からちょっと攻めすぎて脚を無くしました。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は大阪杯

タイトルホルダーなどが回避したため、当初想定されていた豪華メンバーからはだいぶ様相が変わってしまいましたが、昨年の勝ち馬ポタジェ、牝馬2冠スターズオンアースなどなかなかの好メンバーが揃いました。

阪神の芝コースはAコース使用、好天の下気温が上がってきたこともあり、芝の生育が進んで良好なコンディションのようです。土曜日の競馬では直線インを通った馬の好走が目立っていたので、先行タイプにやや有利か。

 

武豊騎手に主戦が替わったジャックドールが緩い逃げをうつなら、スローペース巧者のジェラルディーナを狙おうかとも考えていましたが、この馬場コンディションで阪神内回りなら序盤から流れるか、相当なロングスパート対決になりそうなので、巡航速度に長けて消耗戦に強いタイプが狙いどころか。

 

注目はノースブリッジ。

長い直線での上がり勝負になると分が悪くなりますが、消耗戦の凌ぎあいとなれば途端に力を発揮する馬で、直線坂も苦にしないタイプ。阪神コースは未経験ですが、これまでの実績からは今回の内回り2000mはかなり力を発揮できそうな条件にみえます。

今回ハナに行くのはおそらくジャックドールでしょうが、これがタメ逃げを狙ってペースをガクンと落とすようなら途中から先頭に出てもいいでしょうし、それが選択できる鞍上でもあります。

稽古も良く動けていて非常に調子が良さそう。

国内のG1ではここ以上に条件のあったレースはなさそうなので、おそらく陣営もメイチ勝負の態勢でしょう。早め先頭からの押し切りに期待。

 

他で気になるのはダノンザキッドとヒンドゥタイムズ。

ダノンザキッドは毎日王冠中山記念とゲートでの行儀が悪く調教再審査が課され、予定していたドバイ遠征が叶いませんでしたが、替わりに使われる型の今回は、得意の阪神コースのG1。

内回りも問題ないですし、この馬の前進気勢が良い方向に向きそうなレース展開も予想されるので、馬券妙味は充分。

ヒンドゥタイムズは前走ようやく初重賞勝利を挙げ、7歳にしてG1初出走。

外枠を引いてしまいましたが操縦性の高い馬ですから、道中巧く馬群に潜り込んでソツなくレースを進められるはず。人気は全くないでしょうが、今の出来ならばロングスパート対決にも対応して上位食い込みも。

 

◎ ノースブリッジ

〇 ダノンザキッド

▲ ポタジェ

マテンロウレオ

☆ ヒンドゥタイムズ

 

馬券は馬連とワイドのボックスに加え、ノースブリッジとダノンザキッドの単勝、ヒンドゥタイムズの複勝を考えています。

さてどうなりますか。