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宝塚記念 回顧

運をつかんで逃げ切り
第49回宝塚記念(G1)  (netkeiba.com)
1 エイシンデピュティ
2 メイショウサムソン
3 インティライミ
6 ◎アドマイヤフジ


予想通り雨量が多く、当日は重馬場。ただ予想と違って、ぬかるんで脚をとられるような馬場ではなく、滑るような馬場だった模様。
544キロで出てきたアルナスラインにとっては、このような馬場ではバランスをとるのにいっぱいいっぱいだったか。


エイシンデピュティはこの馬場を考えると、スローとはいえないペースでの逃げ。
ただし鞍上の内田博幸騎手がテンから積極的にいく姿勢を見せたため、アサクサキングスら先行馬は序盤は無理に突っかけてこず、エイシンデピュティのマイペースの単騎逃げになりました。
ただ、さすがに最後までは楽にはさせてもらえない。
3コーナーで外からロックドゥカンブ、さらに外からアサクサキングスが併せにかかり、見ていたこちらはここでつかまったと思ったのですが。。。
4コーナーでロックドゥカンブの脚色が悪くなり(じん帯断裂のアクシデント)、アサクサキングスは馬場を苦にしてマクリきれず、結局単騎逃げのまま直線に。
直線ではアサクサキングスが苦しがって左右にヨレ、追い込みにかかったインティライミメイショウサムソンと接触。
両馬は急ブレーキをかけたような格好で体勢の立て直しを余儀なくされ、もう1頭・内ラチ沿いで脚を溜めていたサクラメガワンダーは、狙っていたインコースが開かなかったので仕掛けが遅れ(大外に行った後に内が開いたように見えましたが、それもまた勝負のアヤ)、いづれも差し届かず。
結局はすべての運が向いたかのように、エイシンデピュティが逃げ切りを決めました。


イチかバチか腹を据えて乗った騎手に何もかもが都合よく運ぶことは、この春のG1連戦でも何回か見られましたが、この宝塚記念が一番際立ってそう見えたレースでした。


アドマイヤフジは6着。
馬場を考えると、テンから好位を取りに行ったのは悪くない判断だったと思いますが、少しやりすぎてしまったのか、4コーナーではもういっぱいになってしまっていました。
それでもズルズルと下がりっぱなしにならず、盛り返して6着に入ったのですから、よく健闘したと思います。
ただ、G1タイトル獲りのチャンスは、ここが一番可能性があったと思っただけに、ここから先はやや苦しいか。


メイショウサムソンは直線不利があったのはさておき、予想通りの差し届かず。
あれがなければ勝っていたかもしれませんが、前々で競馬していればあのような不利を受ける可能性は少なくなるし、番手で競馬できる馬なのですから、不利ばかりが敗因ではないでしょう。
メイショウの松本オーナーは(こういうことはしなさそうな印象がありますが)、いい加減、同じパターンで敗戦を繰り返している騎手と調教師(今年ここまで未勝利)に強く文句を言ってもいいのではないかと思います。
勝てるレースをことごとく獲り逃がしていますね。


アドマイヤオーラは「ヤラズ」の殿負け。
返し馬で馬が馬場を嫌がり、ゲート出遅れで騎手がレースを諦めた、という感じ。
これで終わった馬と判断するのは早計と思います。
・・・例えばマイルチャンピオンシップで、ペースが緩むようなメンバー構成で良馬場なら。。。