先週の高松宮記念はマッドクールが優勝。
雨が降り続いて重馬場でのレースとなりました。5年続けての道悪競馬。
発馬を決めて飛び出していったのはビクターザウィナーでしたが、内枠からマッドクールが突っ張っていったためなかなかラチ沿いに寄せられず、ハナに立つまでにかなり力を使った様子でした。そのためか、ハナに立ったあとのビクターザーウィナーはいったんペースを落としての逃げとなり、前半が緩い後傾ラップに。
馬群がつまった形で直線へ。
ビクターザウィナーは番手のウインカーネリアンとともに外に持ち出す。他方2列目からのマッドクールは迷わず内を突いて伸び、残り350mで一気に先頭へ。
外を回した組が伸びあぐねる中、マッドクールの2列ほど後ろから内を突いてきたナムラクレアが猛追。最後はマッドクールとナムラクレアが馬体を並べての勝負となり、僅かに残したマッドクールが先頭ゴール。
勝ち時計1分8秒9。前半600m34秒9-後半34秒0。
マッドクールは坂井騎手がプラン通りに非常に巧く乗ったような印象でしたね。馬の力をキッチリ引き出しました。また、道悪で全体時計が遅くなったこと、前半ペースが落ち着いたのこと、追いすがってきたナムラクレアが鞍上のミスでスムーズに加速できなかったことなど、運も味方につけました。
タイム差なし2着のナムラクレアは内を突いてよく追い込んできましたが、鞍上の右ムチに大きく反応して内にヨレるのを直線だけで2度やっては勝てるレースも勝てない。これ、流石に2度目は鞍上の判断ミスでしょう。
馬券は単勝とワイド本線が的中。予想通り、モズメイメイの乗り替わりが後傾ラップを呼んだので(モズメイメイは逃げずに道中最後方)、久々にきちんとした的中。
さて今週は大阪杯。
阪神の芝コースは今週からBコースを使用。週中の雨が残って土曜日は良馬場発表ながら稍重に近いような馬場状態。日曜日はもっと乾いてきそうなので、今週は道悪云々は考えなくてよさそうです。ただ、超高速馬場とはならないでしょう。1分59秒0ぐらいでの決着を想定しています。
飛ばして逃げるような先行馬が不在で隊列が非常に読みにくいメンバー構成。仁川の内回りが舞台なので、前半はスロー、後半は3コーナーからロングスパート勝負といった展開になるのでは。
注目はローシャムパーク。
昨年夏に函館記念で初の重賞タイトルを獲り、続くオールカマーも鮮やかに勝って連勝。初のG1挑戦・初の海外遠征となった昨年暮れの香港カップはスタートで失敗してリズムに乗れず大敗しましたが、昨年1年で力をつけた1頭。
今回は明け5歳の今季初戦。休み明けの調整具合が気になりますが、稽古の動きは非常に良く、昨年後半戦よりも更に良さそうな雰囲気でした。これならいきなりG1でも勝負になりそう。
小回り多頭数での立ち回りが特別巧いという印象はないのですが、コーナーを回りながらの加速の良さに加え、長く良い脚を使えるのが長所。前半スローからのロングスパート勝負はピッタリ合いそうです。
主戦のルメール騎手がドバイ遠征で不在(落馬での負傷具合が心配ですね・・・)なため今回は戸崎騎手に乗り替わりとなりますが、過去に騎乗経験がある騎手なのでそれほどマイナス要因とはならないか。
課題はゲート。テンから自ら行きっぷりよく動けるタイプではないので、スタートで後手を踏むと馬群後方に押し込まれる可能性が。なんとか五分で発馬を決めてほしいですね。3列目ぐらいで流れに乗れれば、大いに期待できそう。
◎ ローシャムパーク
〇 プラダリア
▲ ミッキーゴージャス
馬券はローシャムパークの単勝と、3頭の馬連・ワイドボックスを考えています。
さてどうなりますか。