スプリンターズステークス 予想

今年も秋のG1シリーズの開幕。まずはスプリンターズステークス

ひところの35度36度あたりまえな猛暑の日々はようやく終わったようですが、明日もひょっとすると30度超になりそうな中山競馬場。少し雨も降りそうな予報もあり、結構蒸し暑そうです。開催最終週ですが時計が出る馬場状態が保たれており、スプリンターズステークスも良馬場で1分7秒そこそこの決着になりそうです。

昨年の勝ち馬のジャンダルムも今年の高松宮記念勝ち馬ファストフォースも引退し、確たる中心馬がいない芝スプリント路線。今回の出走メンバーには今夏のスプリント重賞勝ち馬が揃っていますが、人気はかなり割れていますね。

2番枠を引いたのがテイエムスパーダ、13番枠がジャスパークローネ。絶好枠を引いたのは前者ですがスタート直後のテンのダッシュ力は後者の方が断然上でしょう。テイエムスパーダがペースを握るにはテンから相当押してでる必要があり、2頭に恵量3歳牝馬モズメイメイを加えた先行争いはかなり激しくなりそう。

 

注目は4歳牡馬マッドクール。

昨年の今頃はようやく2勝クラスを勝ち上がったところ。そこから3戦でオープン特別まで勝ち上がったのですが、初重賞を狙った前走CBC賞熱中症のような症状が出て惨敗でした。

3ヶ月再調整期間を置いた今回、1週前追い切りの動きは非常に良く見えました。最終追いは鞍上との相性がわるかったのかややリズムを欠いた走りでしたが、時計は4ハロン50秒3と凄い数字が出ており、動ける状態なのは確か。

先行力はありますが、逃げでも番手や3列目でも折り合いがつき、流れの中で器用に立ち回れる巧さが魅力です。もちろんスピードもありますし、急坂もこなし、中山コース1戦1勝(春雷ステークス)とコース相性も問題なし。斤量58キロで勝ったことはありませんが、春雷ステークスはトップハンデ57.5キロでの勝利でしたし大型馬でもあるのでこの点は問題はないかと。

G1初挑戦であり、重賞での経験も浅い馬ですが、今の芝スプリント路線ならば一気に勢力図を塗り替える可能性を持った馬と見ています。

 

相手は同じ4歳のママコチャ(こちらは牝馬)。折り合いが課題でマイルからスプリントへ路線変更してきました。こちらもG1初挑戦ですが前走以上にペースが上がりそうなのは歓迎材料でしょう。ただ乗り難しそうな馬だけに、いかにリーディングジョッキーとはいえテン乗りの川田騎手に替わるのはどうか。

 

◎ マッドクール

〇 ママコチャ

▲ ナランフレグ

△ ジュビリーヘッド、テイエムスパーダ、オールアットワンス、メイケイエール、アグリ

 

馬券はマッドクールから馬連・ワイド流し、それと単勝を考えています。

さてどうなりますか。