先々週のスプリンターズステークスはママコチャが優勝。
序盤、ジャスパークローネが好発を決めて一気にハナへ。テイエムスパーダはダッシュ一息でこれとハナを争うところまで持ってゆけず、モズメイメイも大外枠が響いて絡んでゆけず。予想していたよりも緩いペースの展開になりました。前半600m通過は33秒3。
4コーナーで外からママコチャが徐々にジャスパークローネに並びかけ、テイエムスパーダ・モズメイメイはやや後退。外からナムラクレアとメイケイエール、内ラチ沿いからマッドクールが進出し2列目を形成して直線へ。
残り200mあたりで先頭を奪ったママコチャが後続をジリジリと引き離しにかかりますが、外からナムラクレア、次いで内からマッドクールが猛追。ゴール前はマッドクールとママコチャの2頭の首の上げ下げの勝負になり、並んでゴール入線。僅かにママコチャの先着となりました。
勝ち時計は1分8秒0。
世代交代中の芝スプリント路線ということもあって出走メンバーのレヴェルはそれほど高くは感じませんでしたが、直線は見ごたえのある攻防となりました。勝ち馬ママコチャの川田騎手はペースがそれほど速くないとみるや早めに前を捕まえて勝負したのが好判断でしたし、2着馬マッドクールの坂井騎手はテンから馬を動かしてラチ沿いかつ逃げ馬の後ろのポジションを確保した(おそらくプラン通りの)好騎乗。ヤネが巧く乗った2頭が上位を占めたな、という印象です。
馬券は的中。単勝は逃しましたが〇→◎で決着して馬連・ワイドが当たりました。秋のG1戦線、今年は幸先良いスタートに。
さて今週は秋華賞。リバティアイランドの牝馬三冠達成なるか、注目の一戦です。
フルゲート18頭が揃いましたが、単勝オッズはリバティアイランド1.1~1.2倍あたりで圧倒的な人気。
淀の芝コースは秋の開催2週目。芝コンディションはまだまだ良さそうで、土曜日は雨も降りましたが良馬場開催、速い時計も出ていました。ただ、夜から朝にかけてかなりの雨量がありそうで、日曜日は一転道悪で時計のかかる可能性も。
また、コース改修の影響もありピピオラ以外の17頭は京都コース未経験。コーナー4つの内回り2000mは下り坂含め難しいコースですから、人気順で固く収まるかは疑問。
注目は人気ですがリバティアイランド。
オークス以来5ヶ月ぶりのレースですが、稽古の様子からはまず態勢は整ったと見えます。馬体も大きくなりバランスも良く、春からの成長も期待できそうです。もしも春からの上積みがなかったとしても、オークスだけ走れれば勝負には充分。
初の京都コースですが、直線平坦のスプリント勝負は得意そうですし、血統表中の母方に見える Strawberry Road や Xaar といった名前を見ても小回り・下り坂、難なくこなしそうではあります。
相手は少々捻って道悪で浮上しそうな3頭を。
◎ リバティアイランド
〇 ドゥアイズ
▲ コンクシェル
△ ラヴェル
馬券は4頭の馬連・ワイド・三連複ボックスを考えています。
さてどうなりますか。