東京優駿 予想

先週のオークスはリバティアイランドが優勝。

府中は晴れて高速馬場。逃げると思われたゴールデンハインドが控えてライトクオンタムのペースに。1000m通過1分ちょうど、2000m通過が2分ちょうどと緩急の少ないペースで中盤まで進みました。馬場コンディションを考えると決して速いペースではありませんが、3歳牝馬には残り400mはなかなかの難関で、先行勢で終盤まで見せ場を作れたのはラヴェルただ1頭でした。

勝ったリバティアイランドはゲートを決め、道中は中団6番手ぐらいのイン、かかることなく落ち着いて進んでいました。想定より前目のポジションからリズムよく進めていたので、直線では独擅場。余裕の手応えで馬場の真ん中から進出し、残り200mで先頭に立つと後は突き放す一方。全く危なげなく2着に1秒0差をつけての圧勝。

勝ち時計は2分23秒1。ラヴズオンリーユーのオークスレコードには0秒3及びませんでしたが、同じくらいの評価をしても良いような圧倒的な勝ちっぷりでした。

将来はうまくゆけばスプリント路線のチャンピオンになれるのでは、、、などと考えていましたが、この勝ちっぷりから考えるとスプリント重賞に出走することもないかもしれませんね。

注目していたリバティアイランドは結果を出しましたが、相手が振るわず馬券はハズレ。

 

 

さて今週は日本ダービー

府中は数日晴天が続き、土曜日も晴れてかなり気温が上がりました。日曜日もおそらく良馬場。今週からCコース使用へ変わりましたので、先週以上に高速馬場となるかもしれません。

前走皐月賞組11頭を中心に別路線組を含めた18頭。3戦3勝の皐月賞馬ソールオリエンスが単勝1倍台の人気になっています。

その皐月賞は道悪に加えて先行激化のハイペース。かなりの消耗戦で各馬脚が止まったところへ追い込みを決めたのがソールオリエンス。展開には恵まれましたが自身もロスの大きい競馬を強いられていたので、評価を下げる必要も感じず、これがこの世代の中心となるのかなと見ていました。

ところが、ダービーへ向けての調整状況からはあまり上がり目が感じられない。皐月賞時の凄味を考えれば調子が平行線でも勝ち負けできるレヴェルと見てよかったのですが、良くなったとは見えず、むしろ少し調子が落ち気味なのではと疑っています。陣営からは「前走より馬体重が減るかも」とコメントが出ていますが、もし大一番へ向けてメイチの仕上げを施したのならもうちょっと動きがシャープに見えてもいいと思うのですよ。どうも馬体の維持に腐心したような気がしてならない。

単勝1倍台の人気馬に不安を感じるならば、今回は別口、皐月賞で狙っていた馬から入ろうかと。

 

皐月賞本命のダノンタッチダウンはここへ出走していませんでしたので、注目はファントムシーフとシャザーン。

ファントムシーフは皐月賞は0秒5差3着止まりでしたが、向こう正面での落鉄したため直線で内にササり決め手を発揮しきれなかったことを考えれば善戦でしょう。

血統面からは連戦での調整が難しそうなタイプに見えますが、実際はここまで大崩れせず戦えていますし、距離延長にも不安が少ない馬。今回はゴール前直線で長くトップスピードを維持することが求められそうなので、渋とい末脚を使えるこの馬には向いた舞台となるでしょう。

シャザーンは前走は道悪に泣いて0秒7差6着に終わりましたが、軽い高速馬場ならこのメンバー相手でも最上位の決め手が使えるはず。

この2頭は今回のメンバーの中でも稽古の動きが最も良く見えた2頭。シャザーンは1週前追い切りの時計も優秀ですし、「メイチの仕上げ」で一気の上昇を見せるのはこの馬では。

 

◎ シャザーン

〇 ファントムシーフ

▲ トップナイフ (ダービー当日の馬場が内・前有利な馬場ならば、枠順と鞍上からこの馬の粘り込みに期待)

 

馬券は3頭のボックス、ワイドを本線に馬連と三連複を考えています。

さてどうなりますか。