優駿牝馬 予想

先週のヴィクトリアマイルはソングラインが優勝。

日曜日はなんとか天気がもって終日良馬場だった芝コース。馬が走ると泥はかなり撥ねていましたが、時計自体はそこそこ速いものでした。

最内枠からロータスランドがハナを主張し前半46秒2とペースを作りました。そう速いペースではありませんでしたが中距離馬には厳しい流れ。

3~4コーナーで若干ペースが緩んで直線勝負に。息を入れたロータスランドを4コーナーで先頭に並びかけたソダシが残り200mで競り落としますが、馬群の中から鋭進してきたソングラインがこれに迫り、僅かに交わしたところがゴール。ソングラインとソダシ、2頭の府中マイル実績がモノを言ったレースとなりました。

前半46秒2+後半46秒0=1分32秒2の勝ち時計。ソングラインは稽古の動きがあまりよく見えなかったので評価を下げていましたが、中身ができていれば流石は安田記念勝ち馬、府中マイルは走る。ソニンク牝系の馬はロジユニヴァース東京優駿、ディアドラの秋華賞、そして今回と泥だらけの戴冠と縁がありますね。

ソダシはマイル戦らしい巡航速度と渋とい末脚が要求されるレースでこの馬らしさは発揮できましたが、3~4コーナーで若干緩んだ分、末の切れ味で勝ち馬に劣りました。しかしタイム差なしの2着ですから立派。

狙っていたソダシ以外の馬、ララクリスティーヌは0秒8差14着、ナミュールは0秒6差7着。ララクリスティーヌは力んで走りのリズムを崩してしまったようで、終いは気のない走りをしていました。能力で負けたというよりは自滅した感じ。ナミュールの方は向こう正面で大きく不利を被ってブレーキをかけざるを得なくなり、前半で終戦。不利の原因が大外枠から内へ切れ込んできたソダシでしたから何ともはや。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週はオークス

土曜日は午前中小雨の降る時間もありましたがおおむね曇り。終日良馬場の開催でかなり時計の速いコンディションでした。金曜日の降雨で芝コースは結構水を含んでいたはずですが高速馬場。日曜日はさらに馬場が乾き、相当な高速馬場になりそうです。

 

メンバー18頭では桜花賞からの直行組が11頭と圧倒的な勢力。なかでも勝ち馬リバティアイランドが抜けた人気。その桜花賞では、内目・前が有利な馬場かつ切れ味が殺されるような展開にも関わらず、リバティアイランドは後方から大外一気で勝ち切ったわけで、今回単勝1倍台に推されるのも頷ける内容。

先々は短距離戦G1で活躍できそうな馬力の持ち主ですが、ほぼ勝負付けが済んだ同世代牝馬ばかりの相手なら12ハロン戦でも軽視できないでしょう。敵は他の馬というよりは自身の能力を発揮できるかどうか。スタンド前からの発走は、熱くなりやすい気性を考えると不安が残ります。

明日は例年のダービーデイのように内目・前が有利な高速馬場になると思いますが、オークスに関しては全馬がバテるようなレースになるでしょうから位置取りは後ろからでも大丈夫かと見ています。道中折り合いがつけば二冠のチャンスか。

 

相手は桜花賞路線組以外に目を向けたい。

抽選突破で出走叶ったイングランドアイズはオークスを目標にしていたかのようなローテーションで今回は府中3走目。まだまだ体ができていないので脚質は追い込み一手ですが、折り合いはつくタイプで他馬よりは12ハロン戦に対応できそうです。大外枠はスタンド前のゲート入りである点で気にはなりますが、スタート後はすぐに下げて進むでしょうから問題は少ないか。

未勝利・1勝クラスとデビュー2連勝中のミッキーゴージャスは長く脚を使うタイプで距離延長への不安が少ない1頭。府中経験も高速馬場経験も重賞実績もありませんが、稽古の動きは抜群で、一気の台頭が見込める馬。

オークス馬の娘2頭の一発に期待。

 

◎ リバティアイランド

イングランドアイズ

▲ ミッキーゴージャス

 

馬券は3頭の馬連・ワイドボックスと、イングランドアイズ・ミッキーゴージャスの複勝を考えています。

さてどうなりますか。