天皇賞・春 予想

先々週の皐月賞はソールオリエンスが優勝。

予想時点では日曜日は雨が上がって馬場も乾くだろうという想定でしたが、夜間の雨量が予想以上だった上、日曜午後にも降雨があってまた馬場が悪化し、結局重馬場でのレースとなりました。

好発を決めたグラニットがテンから飛ばし、かかり気味に前に出ていったタッチウッドなど5頭が先団を形成して争う展開。

前半58秒5+後半62秒1で2分0秒6の決着というバランスでもわかるように、道悪で先行馬がオーバーペースで進んだためかなりの消耗戦になりました。先団の後ろでうまく流れにのり、直線外目の進路もスムーズに確保できたタスティエーラが抜け出して快勝か、、、という展開から大外豪脚を繰り出して撫で切ったのがソールオリエンス。桜花賞のリバティアイランド同様、1頭だけ次元の違う決め手を発揮して勝ってしまいました。

内ラチ沿いが荒れている馬場で1枠1番発走、いったん後方まで下げて馬群の外へ持ち出して4コーナーは大外17番手。ロスの少なくない競馬をしていてのこの勝ちっぷり、単に展開に作戦がかみ合っただけでは済まされない凄みが感じられましたね。

狙っていたダノンタッチダウンは5秒5差シンガリ負け。まさか先行するとは、まさか逃げ馬のオーバーペースに付き合うとは、という予想外の競馬で、3コーナーでもう一杯になり終戦。最後は追われていませんでしたからこのタイム差も止むなし。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は春の天皇賞

ついに新装オープンとなった京都競馬場。コーナーが緩やかになったなどの情報もありますが、まずは以前の淀のイメージで予想してみようと考えています。

先週からの開催では、やはり久々の競馬ということで高速決着が多い印象がありました。しかし関西ではどうやら土曜の夕方から雨が降っている模様。日曜日の朝には止み、日中は気温も高くなるという予報なので、良馬場でのレースになりそうではありますが、土曜日までのコンディションからは変わってきそうですね。淀の芝コースは水はけ設備も改良されたらしいので、そのあたりも注目ですね。

 

注目は『京都を走ったことのない菊花賞馬』2頭、タイトルホルダーとアスクビクターモア。

今回はこの両馬を含め先行脚質の馬が結構揃っていますが、おそらくペースを握るのはタイトルホルダーでしょう。もしもアフリカンゴールドが大外枠から強引にハナを切ったとしても、折り合いに問題のないタイトルホルダーからみれば、無茶なペースに付き合う必要もなくインの2番手でOKでしょうし、アフリカンゴールドがペースを落としにかかったら馬ナリで先頭を奪うぐらいの巡航速度も持ち合わせている。

アスクビクターモアも巡航速度は抜群ですから、タイトルホルダーを見る位置でじっくり進むでしょう。隊列がどうであれ、2週目坂上までは2頭とも余力を残しての展開になりそう。

やはり問題は2週目3コーナーからの下りで、ここをどう乗り切るかが問題になりそう。両馬とも阪神3000mの菊花賞を勝っていますが、坂の上からロングスパートを仕掛けてしまうと淀の3200mはイメージ以上にゴールまで遠い。終いバテる場面も出てくるでしょう。両馬の鞍上の横山兄弟、ともに仕掛けを遅らせすぎたくはないと考えているでしょうし、さてどのあたりで仕掛けるか。

淀の芝コース未経験の両馬ですが、血統面では淀の下りも充分こなせそうに思っています。スムーズに走れば長距離戦での地力は2頭が抜けているでしょう。人気サイドですがまずはこの2頭が本線。

 

一角崩しの期待をするならばディープボンド。

淀の外回りは京都新聞杯などで実績もありますし、今年は過去2年ほどには他馬からのマークもきつくないはず。ずっと外枠に泣かされてきた馬ですが、今回は7番枠と好枠を引けました。

稽古も動いていますし、今年こその期待もこめて。

 

◎ タイトルホルダー

〇 アスクビクターモア

▲ ディープボンド

 

馬券は馬連三連単のボックスを考えています。

さてどうなりますか。