有馬記念 予想

先週の朝日杯フューチュリティステークスはジャンタルマンタルが優勝。

シュトラウスがスタートで出遅れ、セットアップが押し出されるようにいったんはハナへ出たのですが、3コーナー手前でシュトラウスがかかってしまい先頭へ、レースは乱ペースになってしまいました。シュトラウスはハナに立ってからは折り合いがついていたように見えましたが、流石に3コーナー手前から飛ばしてしまっては終いまでもたない(結果は0秒8差10着)。今回は先行して息を入れたかった組には厳しい流れになってしまいました。

では追い込み勢に有利になったかというとそちらも難しいところで、直線は強風で若駒には辛いコンディション。追われてヨレる馬が多く、なかなか決め手を発揮できる馬がいませんでしたね。

そんな中、勝ったジャンタルマンタルは道中3列目イン。シュトラウスの動きにも惑わされないポジションで道中は折り合い、4コーナーで前にスペースができると内をスルスル上がって直線入り口で先頭。ラチ沿いから馬場の良い外寄りのコースへスッと移動するとリードを作り、そのままジリジリ押し切っての先頭ゴール。

勝ち時計は1分33秒8。

勝ったジャンタルマンタルは完成度と操作性の高さで一枚上手の存在でした。4コーナーからの絶妙の進路どりを含め、乱ペースのレースの中、非常にスムーズに走り切りました。これで3戦3勝、中山の皐月賞でもこの操作性の高さは有効なはずで、順調にいけば来春も有力候補でしょうか。

狙っていたタガノエルピーダは0秒2差3着。非常に惜しかった。序盤の位置取りも良く、道中の乱ペースにもまずまず対応できていたように見えましたが、最後の直線で内から外から他馬に寄られて追いにくいところがありました。ジリジリ伸びましたが大外からエコロヴァルツの追い込みにあい3着。力のあるところは見せられましたが賞金は積めず。これが来春にどう影響するでしょうか。。。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は有馬記念

中山の芝コースはAコースを使用。4週連続のAコース使用で徐々に馬場が荒れてきているはずなのですが、土曜日の競馬は高速決着が目立ちました。オーバーシードされた洋芝が程よく根付いてきているのか、暮れの開催としては上がりも全体時計も速い時計が出るコンディションになっています。日曜日も晴れて良馬場のレースになる見込みで、ペース次第では昨年より速い、2分31秒前後の決着になりそうです。

4番枠を引いたタイトルホルダーがハナを切りそうで、アイアンバローズが番手に構え、前の隊列はすんなり決まるでしょうか。ここが引退レースとなるタイトルホルダーですから、この馬らしい、平均的に速いラップを刻んで終いまで踏ん張るレースを仕掛けてくるのでは。

 

注目はディープボンド。

近走は動きたいところで動けず、キレ負けするレースが続いていましたが、今回はブリンカーを着用して一変の気配。一昨年の有馬記念は惜しくも2着。コース相性は悪くなく、この枠なら3列目のインあたりで道中折り合えそうに見えますし、ブリンカー効果で反応よくスパートがかけられれば、イクイノックスやリバティアイランドのいない今回のメンバーなら高速馬場でも勝ち負けまで持ってこれるはず。

稽古は、年齢的にもローテーション的にも目いっぱいの負荷をかけるようなものではなかったのですが、やわらかく大きな動きで気配は上々。ジャパンカップでは輸送で大きく体重を減らしていましたから、軽めでテンションを上げすぎない調整には納得がいきますね。

6歳暮れで、G1タイトル獲得のチャンスはもうそう多くはないはず。ここで一発決めてもらいたい。

 

◎ ディープボンド

ジャスティンパレス

▲ シャフリヤール

△ ソールオリエンス

△ タイトルホルダー

 

馬券はディープボンドの単複が本線で、加えてワイド流しと三連単1頭軸マルチを考えています。

さてどうなりますか。