朝日杯フューチュリティステークス 予想

先週の阪神ジュベナイルフィリーズアスコリピチェーノが優勝。

シカゴスティングの逃げは前半4ハロン46秒4。このクラスと馬場コンディションから考えるとやや遅いペースで、後続も楽な手応えで進んでいました。3~4コーナーでもペースはあまり上がらず、密集馬群の形で直線へ。

上がり勝負、進路を探してちょっと詰まるような馬も出た中、外から抜け出てきたのがアスコリピチェーノとコラソンビート。次いで道中はアスコリピチェーノの直後をずっと進んでいたステレンボッシュが内に進路変更して2頭の争いに加わり、ゴール前の登坂でアスコリピチェーノとの併せ馬に持ち込む。

最後はアスコリピチェーノがもうひと踏ん張りを見せて先頭ゴール。勝ち時計は1分32秒6。

アスコリピチェーノがレースセンスの良さで混戦を制したという印象。圧倒的な脚力というのは見せられませんでしたが、スムーズに序盤ポジションを獲り、反応よくスパートして馬群から抜け出し、ゴール前の競り合いで勝負強さを見せました。来春のクラシックの主役となれるかはわかりませんが、無事に冬を越せればもちろん有力馬となる存在でしょう。

狙っていたステレンボッシュはタイム差なしの2着。終いの脚は勝ち馬以上という印象を受けましたが、騎手のゴーサインに反応が遅れたところが痛かったですね。

馬券はハズレ。

 

 

さて今週は朝日杯フューチュリティステークス

阪神芝コースは今週もAコース使用。週中の雨で馬場は湿り気味。土曜日は曇り空の下での競馬でしたが時計はかかり気味で、乾く前に開催があったことで日曜日は更に力が要りそうなコンディションになりそうです。さらに明日は強風の予報。直線強い向かい風となれば、差し馬には厳しい条件になりそうです。

2歳馬のキャリアの少なさに加えて対戦経験の少ないメンバー構成で難解なレース。3戦とも逃げの手を打っているセットアップがここでも先行するかなと見ていますが、これは函館・札幌の洋芝コースでスローの逃げを続けていて、そう速いラップを刻めるイメージが湧かない馬。これならばテンから動いてハナを奪う他の馬が出てもおかしくないと思われます。また、馬柱にかかり癖のある馬が何頭か見えているので、意外と乱ペースになるかもしれません。

 

注目は1戦1勝の牝馬タガノエルピーダ

新馬戦はスローの逃げ馬の直後から進み、直線逃げ馬を捕まえての差し切り勝ち。逃げたクランフォードにはかなり粘られましたが、この馬は先々週の未勝利戦を好時計で楽勝した素質馬。タガノエルピーダ上がり3ハロン33秒5で、ゴール前は11秒0-11秒0とかなり優秀。長く良い脚を使えていましたし、これなら2歳女王の座も、、、と期待したところで先週の阪神ジュベナイルフィリーズは抽選除外。

1週予定が延びての今回の出走。舞台は同じ阪神マイルとはいえ、牡馬相手のG1は楽な条件とは言えませんが、稽古の動きは先週以上。スピード感あふれる足捌きで調子は上向きと見ました。これならばここでも。

内寄りの5番枠、隣が逃げ馬候補のセットアップというのも好条件。序盤に2列目インあたりを確保して直線入り口で前を捕まえる、というようなイメージでいます。

 

前走出遅れた上かかりながら好時計で差し切ったダノンマッキンリー、前走折り合いをかなり欠きながら(おそらく不向きな)1800m戦を押し切ったシュトラウスは、ともに操縦性に問題を抱えますがかなりの素質馬。

タイキヴァンクールはキャリア3戦、一走ごとに確実に力をつけている馬。馬場が荒れてもこなせそうなので、人気薄ですが楽しみな1頭。

 

◎ タガノエルピーダ

〇 ダノンマッキンリー

シュトラウス

△ タイキヴァンクール

 

馬券はタガノエルピーダ単勝と、4頭の馬連ボックスが本線。加えて、タイキヴァンクールからのワイド流しとタイキヴァンクールの単複を考えています。

さてどうなりますか。