阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

キャリアの浅い2歳牝馬同士のレースですが、牡馬相手に重賞・オープン特別を勝ってきた馬も複数揃い、なかなかに難解なメンバー構成。

逃げて勝ってきた馬が複数いますが、その中ではリバーラの巡航速度が一段上のように見ています。スタート五分ならば馬ナリでハナに行け、緩急差の小さいラップで消耗戦に持ち込むことでしょう。

1番人気はおそらくリバティアイランド。新馬戦で上がり3ハロン31秒4を叩き出したように、超スローペースからのトップスピード比べでは非凡なものを見せています。前走アルテミスステークスでは進路を無くし2着に敗れましたが、やはり終いの脚は良かった。しかしながら、道中締まったペースでの競馬は経験しておらず、今回はおそらく中盤も流れそうなため、ここから馬券に入るのは危なそう。スタートもあまりよくありませんし、多頭数で後方ポジションに追いやられそうであまり買いたくない1頭。

 

注目は締まった流れで結果を出してきた組から。

まずは札幌2歳ステークスの上位2頭、ドゥーラとドゥアイズ。

ドゥーラは新馬戦こそ出遅れて4着に敗れましたが、未勝利戦を好タイムで勝ち上がり、続く札幌2歳ステークスでは道中中団からの直線差し切り勝ち。入れ替わりの激しい流れにも動じず中団外目でピタリ折り合うと、直線反応よくスパートし力強く前を捕らえました。夏の時点では追われてから外へヨレたりして体がまだまだ出来上がっていない様子が窺えたのですが、3ヶ月の間隔を開けてどこまで成長できているでしょうか。

一方でドゥーラ相手に新馬戦で勝ち、札幌2歳ステークスでは2着に敗れたのがドゥアイズ。巡航速度に優れ、好位からの早め抜け出しというパターンを早くも確立できています。札幌2歳ステークスでは目標にされた分ドゥーラに0秒1敗れましたが、2頭の差はそうないと見ています。ここまでの3戦はすべて札幌の洋芝コースで、全体時計・上がり時計では他馬に見劣りしますが、大跳びの馬なので阪神へのコース替わりで大きな前進が見込めます。

2頭の比較では、稽古でまだ若さを見せたドゥーラより、長めから時計を出して馬ナリながら好時計を出して調子の良さそうなドゥアイズを上位にとりたい。

 

土曜日の芝のレースでは逃げ馬の好走が目立ちました。12週連続開催の10週目なのですが、オーバーシードなどの手当てが奏功し、かなり馬場状態は良好に保たれているようです。

このコンディションなら単騎ハナを切りそうなリバーラの逃げ切りにも注意したいところ。

巡航速度が素晴らしく、前走は序盤から押してゆかなくてもフワッとした加速でハナがとれてしまったのが印象的でした。距離は1400mまでしか経験がありませんが序盤からゴリゴリやり合わずにすむマイルの方が向いているかもしれません。

 

◎ ドゥアイズ

〇 リバーラ

▲ ドゥーラ

△ ウンブライル (まだまだ未完成ながら楽に連勝を決めている。流石はステルヴィオの全妹といったところ。ここも潜在能力だけで勝ち負けできるかも。)

 

馬券は4頭のワイド・馬連ボックスと、ドゥアイズ単勝、リバーラ単勝を考えています。

さてどうなりますか。