NHKマイルカップ 予想

先週の春の天皇賞はテーオーロイヤルが優勝。

テンからポジションを獲りにいったマテンロウレオがペースを落とせずに後ろを離した逃げに。

1000m通過59秒7と速めの入り。

1周目ゴール板を越えて1コーナーへさしかかるあたりでペースがやや落ち、2度目の坂の上りから後続が差を詰めてきて、3コーナーの下りから各馬早めのスパート。走りやすい時計の出る良馬場だったとはいえ、今回はなかなかの消耗戦になったと思います。

道中2列目にいたディープボンドが直線入口で先頭。しかしすぐに、外から進出してきたテーオーロイヤルがこれをかわし、一気に3馬身ほど突き抜け勝負を決めにかかります。ブローザホーンとスマートファントムが追い込んでくるものの、2着争いまで。テーオーロイヤルがそのまま流れ込むように先頭ゴール。

勝ち時計3分14秒2。

勝ったテーオーロイヤルは道中は3列目の外。ペースが流れたことで楽に折り合いがつき、3コーナー下りからロングスパートを仕掛けて自分の勝ちパターンに持ち込みました。スムーズに動ける位置を確保しながら、反応良く仕掛けて、後続を突き放す快勝、文句のない勝ちっぷりでした。速い時計の出る馬場もこの馬に向いたと思います。

今後はメルボルンカップなどは絶好の目標になりそう、、、だったのですが、軽度の骨折が見つかったとのことで秋も国内でしょうかね。残念。

狙っていたブローザホーンは0秒3差2着。道中は中団の後方、予想より後ろ目のポジションでしたが、課題だった折り合い面も問題なく走れ、終いの脚も斬れて持ち味は出せたと思います。こちらはもう少しだけ力の要る馬場になっていたら勝ち馬との差はなくなっていたかもしれません。次走は宝塚記念との報道。今年の宝塚記念は京都開催で、今回のレースで淀の下りの巧さは再確認できましたから、相手強化となっても楽しみな一戦になりそうです。

ディープボンドは0秒4差3着。テンに出していって2列目のインを確保し、前に逃げ馬を見ながら流れに乗り折り合いをつけるというレースぶり。これまでの天皇賞で最も理想的なレース運びになったと思います。これが状態ピークの時だったら、というのはたらればですが、今回は実によく走っての3着だったと思います。

馬券はブローザホーンの複勝が的中。

 

 

さて今週はNHKマイルカップ

府中の芝コースはAコース使用2週目。非常に軽く、時計の出る馬場となっています。土曜日のレースでも逃げ馬がかなり粘れる印象。

骨折が判明したエコロブルーム以外は、この路線の重賞勝ち馬がほぼ出てきているなかなか濃いメンバー。なかでもジャンタルマンタル・アスコリピチェーノという牡牝の2歳チャンピオンが揃い、人気を集めています。

内枠のノーブルロジャーはそれほど前進気勢を見せないので、逃げるのはキャプテンシーかユキノロイヤルあたりか。ジャンタルマンタルもアスコリピチェーノも2~3列目にはつけそうで、激流とまではいかなくても締まった流れにはなりそう。馬場状態を考えると1分31秒台の決着になると予想。

 

 

注目はジャンタルマンタル。

スーパーレコード決着となった皐月賞から中2週での参戦は厳しいローテーションであるのは確かですが、あえての本命視。広いストライド、高い操作性、トップスピードの持続力。多頭数の府中高速マイルなら2つ目のG1タイトルが狙えると見ました。

前走から間隔が詰まっているので軽めの稽古となりましたが、十二分に素軽い動きで調子落ちは感じられません。調教後馬体重を見ても、大きく馬体を減らすことは考えにくい。前走並みの状態ならば勝ち負けにはなる。

 

◎ ジャンタルマンタル

アスコリピチェーノ

▲ ディスペランツァ

△ ユキノロイヤル

 

馬券はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノの馬連を本線として厚めにして、4頭の馬連・三連複ボックスを考えています。

さてどうなりますか。