ホープフルステークス 予想

日曜日の有馬記念はドウデュースが優勝。

引退レースとなったタイトルホルダーが先行。ゲートの出は今ひとつでしたが、果敢にハナを主張すると単騎先頭。大外枠から好発を決めたスターズオンアースが鮮やかに2番手のインに潜り込み(流石はルメールと唸りました)、3列目にシャフリヤール、ハーパー、プラダリアという並び。

2周目1コーナーあたりからタイトルホルダーが後続を離し、道中息をいれつつリードを広げてゆく絶妙な逃げ。決して厳しい速さのラップではないのですが、後ろには淀みなく流れていると感じさせるレースメイクで徐々にリードを広げて2周目3コーナーへ。

ここで動いたのがドウデュース。馬群の外を勢いよくマクって前進すると直線入り口ではタイトルホルダーの3馬身後方、スターズオンアースの真横まで進出。

直線では粘りに粘るタイトルホルダーに、坂の上りでスターズオンアースとドウデュースが追いつき、ゴール前は3頭の争いに。

最後はドウデュースがマクリの勢いのまま駆け抜け先頭ゴール。勝ち時計2分30秒9。

勝ったドウデュースは3コーナーでのスパートのタイミングと手応えが抜群で、流石は武豊騎手という判断でした。馬の方も素晴らしい走りで、同じようなタイミングで動いて0秒3差4着に終わったジャスティンパレスと比べると、脚の回転が速く、コーナーでの加速で上回っていた為に距離ロスも抑えられていましたね。

0秒1差2着のスターズオンアースは序盤のルメール騎手のポジション獲りが抜群。「先行して差す」というプラン通りのレース運びだったのではないかと察します。ドウデュースのマクりで外へ持ち出すタイミングが遅らされたのが痛かった。0秒3差3着のタイトルホルダーも横山和生騎手の抜群のペース判断で逃げて好走。馬が絶好調時だったら逃げ切れていたかもしれません。

上位入線の人馬が見せる騎乗・見せる走りをしてくれたおかげで、見ごたえのある有馬記念になりましたね。

狙っていたディープボンドは1秒5差15着。ブリンカー着用で前目につけると思っていたのですが後方ママ。こちらは何をしたかったのかわからないレース結果に。非常に残念。

馬券はハズレ。

 

 

今年最後のG1、ホープフルステークス

中山の芝は引き続きAコースを使用。有馬記念の日から晴天が続いているので馬場状態もまずまず良さそうで、年末としては速い時計が出せそうに思っています。

キャリアが浅い2歳馬のレース。フルゲートから1頭取り消して出走17頭中、1勝馬が11頭。是が非でも逃げたそうな馬もおらず、多頭数のレース経験がない馬が多いメンバー構成で、展開も非常に読みづらい。松岡騎手のウインマクシマムか、武豊騎手のセンチュリボンドあたりの先導と見ていますが、どういうペースで逃げるのか、あんまり予想がつかないですね。難解なレース。

 

来春に期待できそうな大器に注目するレースと位置づけ、馬券は控えめが良さそう。

注目はシンエンペラー。

凱旋門賞馬 Sottsass の全弟ということで日本の固い馬場への適性を疑う向きもありましたが、軽快なスピードと非凡な決め手を発揮し、ここまで2戦2勝。前走、直線で馬群に包まれ前が開くのを待たされましたが、進路ができると反応よく加速して差し切り勝ち。序盤・中盤の動きを見ると、まだ優等生とは言い難いレース振りですが、ここぞの場面でスッと動けて勝ち切るあたり、良血馬、素質馬だな、と唸らせるところがあります。

馬体面では他馬より成長が進んでいるように感じており、2歳G1でも勝負になりそうです。新聞などでは「凱旋門賞馬の弟」という呼ばれ方をしていますが、「ジョッケクルブ賞(仏ダービー)馬の弟」と言い換えれば、早期完成で実力発揮するイメージにも合致します。

前走から中3週半という間隔で、輸送もある今回ですが、それにしては稽古も動けていたと思います。

脚の回転の速い走り方で、中山コースにも合いそう。イメージとしては皐月賞が狙い目なのですが、今回もこの馬から。

 

◎ シンエンペラー

〇 センチュリボンド

▲ ディスペランツァ

△ アンモシエラ

△ ウインマクシマム

△ レガレイラ

ヴェロキラプトル

 

馬券はシンエンペラーの単勝と、三連複流しを考えています。

さてどうなりますか。