高松宮記念はローレルゲレイロが勝ってG1初勝利。
混戦模様と見ていたので、土着牝系出身のこの馬から買う手もあったのですが、Buckpasserのインブリードを持つ馬は日本でなかなか結果を残せていないということが引っかかって買い目から外してしまいました。
Buckpasserのインブリードを持つ主な活躍馬
馬名 | 生年 | Buckpasser | 主な戦績 |
ブレイクタイム | 1997 | 4×5 | 安田記念2着 |
ディーエスサンダー | 1999 | 4×4 | JCダート5着 |
シーキングザベスト | 2001 | 3×5 | フェブラリーS6着 |
ローレルゲレイロ | 2004 | 5×6 | 高松宮記念 |
ブラックエンブレム | 2005 | 6×5 | 秋華賞 |
能力はありそうなんだけれど、G1タイトルには少し届かないというか、日本のG1競走に自身の適性がぴったり合うようなレースがない馬が多く、ここに載せなかった馬でもステファニーチャン(Buckpasser 4×3)だとかミッドタウン(4×4)、ナリタプロテクター(4×4)のようなクセ者がいました。
Buckpasser自身はPharamond、Bull Dog、Man o'War、Blue Larkspurという北米のサラブレッドの歴史を形作ってきた名種牡馬たちを先祖に持つ上、超のつく名牝系のLa Troienne系の出身。子孫の海外での成績を見ても、この馬の血が日本で活きないのは何かの呪いと言ってもいいような不思議だと思っていたのですが、ここにきてブラックエンブレム、ローレルゲレイロとG1タイトルを獲る馬が2頭出てきました。
6×5、5×6と世代を経たことで重石がとれたのかもしれません。
血は薄まったのかもしれませんが、全25勝でつけた2着との平均着差が1馬身半未満だったBuckpasserの勝負強さが、今回のローレルゲレイロのラストの直線の走りに垣間見えたような気がしました。