さて宝塚記念。
凱旋門賞を目指すヴィクトワールピサ・ナカヤマフェスタ・ヒルノダムールはいませんが、7頭揃った層の厚い4歳勢に、女王・ブエナビスタ、グランプリ3勝・ドリームジャーニー、昨年3着のアーネストリーなどなど、なかなか面白いメンバー構成になりました。
どうしても逃げたいというような馬は不在。5頭出しの池江厩舎の一角トーセンジョーダンか、久々登場のアサクサキングスあたりがハナに立つのではないでしょうか。
いずれにしても、その後ろに位置するであろうアーネストリーの仕掛けどころがポイントになりそうです。隣枠に金鯱賞で完敗しているルーラーシップが入り、おそらくこれにマークされる展開になりそうなので、佐藤哲三騎手の仕掛けの判断も難しくなりそうです。
なかなか難しいレース予想ですが、乗り替わりでの上積みにも期待して◎ローズキングダム。
天皇賞・春では折り合いを欠いて大敗しましたが、もともとは折り合いの不安の少ない馬。
調教では反応良く走れているようですし、馬を押さえられて好位ポジションを獲れる騎手に乗り替わったことは、好メンバーが揃って仕掛け判断が難しくなりそうなレースに対して好材料。
決め手勝負では引けをとらないエイシンフラッシュとブエナビスタは、後方からの競馬になりそうなのがやや不安。今の阪神芝コースは外を回っても伸びるようですが、早めに前にとりついていないと差し届かないようなので。
穴で一考はダノンヨーヨー。気性的なものか今まではほぼマイル戦にのみ使われていましたが、配合的には中距離馬。
今年になって、スタートで立ち遅れて急流を追走して大敗、というレースが出てきているだけに、ゆったり流れそうな中距離戦でガラリ一変まであるかも。
◎ローズキングダム (ウィリアムズ騎手への乗り替わりに注目)
○ブエナビスタ (展開に左右されそうだが体調は前走より良さそう)
▲ダノンヨーヨー (ゲートを普通に出られれば面白い)
△エイシンフラッシュ (主戦・内田博幸騎手の不在以外は好条件が揃った感じ)
△トゥザグローリー (ムラ馬だが中距離戦なら見直す)
△ナムラクレセント (人気馬が牽制しあうなら”ラチ沿いスイスイ”のこの馬あたりが怖い)
どうやら良馬場で行われそうなのでルーラーシップは来ない方に賭けるつもり。前走は確かに圧巻の走りでしたが。