選考対象は去年と同じく、今年国内で1走以上した馬です。
年度代表馬 ジェンティルドンナ (7戦6勝 桜花賞・オークス・秋華賞・ジャパンカップ)
今年の私的年度代表馬は、G1を4勝したジェンティルドンナ。
牝馬三冠だけなら他に上にとるべき馬はいましたが、ジャパンカップでオルフェーヴルを下した点が大きく、一番手に。
春の時点で、競走馬としてもうかなりの完成度にあったと思うのですが、秋の三戦を見ると更なる高みに昇り続けている様子。
来年は海外遠征の話もあるようですが、果たしてどうなりますか。楽しみ。
殊勲賞 ロードカナロア (6戦3勝 スプリンターズステークス・香港スプリント)
この馬に関しては香港スプリントの圧勝が素晴らしかった。
この先欧米の主要タイトルを日本の馬が総ナメにするような時代が来ても、香港スプリントだけは最後の牙城・高すぎる壁になるのではと思っていたので、こうも鮮やかに突き抜けるとは驚きました。
来年はどこを目標にするんでしょうかね。Black Caviar との対戦が見られれば面白いのですが。
敢闘賞 ゴールドシップ (6戦5勝 皐月賞・菊花賞・有馬記念)
菊花賞・有馬記念のあのマクリ気味に前を捕まえに行く加速力、そのまま決勝線まで脚色が衰えない持続力は素晴らしかった。
三番手評価ですが、皐月賞のワープしたようなイン突きといい、印象に残る勝ち鞍が多かったです。
(負けたダービーだけ本命にしてたんだよなあ。。。)
技能賞 アヴェンティーノ (3戦0勝)
タイトルはなし、勝ち星も2009年の正月以来なし、そもそも準オープンの身。
しかしオルフェーヴルと共にフランスへ飛んだ今年の秋、彼は立派に帯同馬という役目を果たしました。
凱旋門賞のレース中、ロンシャンのフォルスストレートで僚馬に進路を譲り、馬群から離れていくシーンが非常に印象的。
スミヨンが下手うったのが惜しすぎる。
今年はダービー馬の存在感が薄くなってしまいましたね。
ディープブリランテも決して弱いダービー馬ではなかったと思っていますし、海外遠征に出たりして注目度も低くなかっただけに珍しい年になるかも。
来年期待の馬というか注目しているのは、ダート戦線が世代交代に差し掛かって、ポストトランセンド・エスポワールシチーがどうなるのかという点。
ジャパンカップダートが好内容だったニホンピロアワーズが長期政権を築くのか、ローマンレジェンドや現3歳世代が待ったをかけるのか。
それから騎手では菱田騎手に注目。デビューから約1年経ち、駆け引きができるようになってきて、特に平場のダートの中距離では馬券妙味で面白い存在。
来年に関しては、同期の中井騎手よりたくさん勝つのでは。
それではよいお年を。