フェブラリーステークス 予想

中央競馬今年最初のG1レース、フェブラリーステークス

昨年のダート王者ルヴァンスレーヴが繋靭帯炎で不在なのが残念ですが、過去3年のこのレースの勝ち馬に、インティ・コパノキッキングといった上がり馬もおり、なかなか面白いメンバー構成になったと思います。

府中のダートは、先週の競馬を見るとやや時計がかかる馬場でした。今週も同程度か、少し時計の出る方向に変わっていっているのではないかなと思います(土曜日のレースがスローペース続きで判断しづらい・・・)。

 

今回人気になっているのが6連勝中の上がり馬、インティ。

特にここ3走の勝ち時計はレヴェルが高い上、あまり追われることもない中でマークされた好タイムですから、さらに上積みがあってもおかしくないでしょう。

今回は初の関東遠征、初のマイル戦、初の芝スタートコースと初物の条件が重なります。マイルの距離自体は問題ないと思いますが、芝スタートの府中のマイルは序盤ペースが速くなりがちなコースで、前々で揉まれない競馬をしたいこの馬にとっては難しくなりそうなコースだと思います。

すんなりハナに立てれば巡航速度を活かして好走できるかもしれませんが、すぐ内の枠のサクセスエナジー、外のサンライズソア・ノボバカラあたりも前に行きたいクチ。同じく揉まれたくないコパノキッキングも逃げか追い込みか極端な作戦を採りそうで、乱ペースに巻き込まれる可能性は小さくないとみました。

今回は相手もかなり強いメンバーになっていますし、ヒモで抑えるのはともかく、軸で買うには人気になりすぎている印象。

 

一昨年の勝ち馬で、昨年は僅差の2着だったゴールドドリームは、今回休み明け2戦目。

チャンピオンズカップ出走に向けて仕上げていたところに一頓挫あり、仕切り直しての東京大賞典はオメガパフュームから0秒1差の2着。今回はオメガパフュームら明け4歳勢との斤量差がなくなり、調整過程も順調なので期待大。

ただ、少々枠順が内すぎるかな。。。

 

昨年4着のサンライズノヴァは府中のダートが主戦場の馬。

なので、2走前中京のチャンピオンズカップの敗戦はともかく、前走府中の根岸ステークスの大敗は納得のいかないものでした。陣営はパサパサに乾いたダートコースを敗因に挙げていましたがそれにしても負けすぎの印象でしたし、スタートでの出遅れはいつものこと。早くも衰えが来たのか、どこか故障を抱えているのかと心配していました。今年のフェブラリーステークスは厳しいかなと。

ところがこの中間、中2週のローテーションながらかなりの強度の稽古を積んできました。坂路を長めから追われた最終追い切りもかなり良い動きで、メイチの仕上げ。余裕残しの仕上げだった前走からガラリ一変の可能性は大いにありそうです。馬体重は増えての出走になると思いますが、太目ではないと思います。

枠順も真ん中でまずまず、展開はインティを中心に前々に意識が向く流れ。この馬の追い込みは今回期待できそうです。

 

サンライズノヴァ

ゴールドドリーム

▲ クインズサターン (こちらも府中得意、最内枠をこなせれば)

△ モーニン (馬場が湿った方が良いと思うが状態は良さそう)

△ オメガパフューム (左回りで巧く手前が替えられれば。マイル戦は対応できるはず)

△ インティ

 

馬券はサンライズノヴァからの馬連・三連複の流し馬券を中心に考えています。オッズを見てタテ目も少々抑えるつもりです。

さてどうなりますか。

 

2018年度 私的年度代表馬

例年通り、選考対象は2018年中に国内で1走以上した馬です。

 

年度代表馬 アーモンドアイ (5戦5勝 桜花賞優駿牝馬秋華賞ジャパンカップ)

今年の後半は、3歳馬の強さが目立ちました。重賞級・G1級が輩出されて入れ代わり立ち代わりチャンピオンになっていった牡馬に対し、牝馬はこの馬の強さが揺るぎませんでした。6年ぶりの牝馬三冠に、斤量差があったにせよ3歳牝馬でのジャパンカップ制覇は偉業。

 

殊勲賞 ファインニードル (6戦4勝 高松宮杯スプリンターズステークス)

海外遠征先では地元香港勢に敵いませんでしたが、国内に限れば4戦無敗。レッドファルクスの後を継いで国内のチャンピオンスプリンターの座につきました。巡航速度に優れ、スプリントG1の激しいペースにも楽について行けるのが強み。オーナーがゴドルフィンですから、来年はドバイ遠征もあるかも。

 

敢闘賞 リスグラシュー (7戦2勝 エリザベス女王杯)

初戦の東京新聞杯で久々の勝利を手にすると、今年の前半は(それほど得意でないはずの)マイル路線。G1ヴィクトリアマイルではまた惜敗してしまいましたが、中長距離路線へ転じた今年の後半ではついにG1戴冠。暮れの香港遠征ではまたしても惜敗してしまいましたが、もうひとつきっかけがあれば、ポンポンとG1を勝ち続けそうな馬です。

 

技能賞 フィエールマン (4戦3勝 菊花賞)

おそらくJRA賞の最優秀3歳牡馬は別の馬になると思いますが、僕の中ではこの馬が3歳牡馬で一番印象的でした。非常にレースが器用な上、巡航速度もトップスピードも高レヴェル。鞍上のゴーサインに反応しての急加速もスムーズで、中長距離で長く活躍できそうな素材。

 

 

本当は、ここにディアドラが入ることを期待していたのですが、G1タイトルが獲れなかったので断念。騎手都合でローテーションを弄られた上、肝心な香港カップではスローペースから逃げ馬にしてやられ。。。個人的に府中牝馬ステークスは今年最も印象的なレースで、秋の主役になりうる存在だと思っていたのですが。

一方昨年、2018年期待する馬として名前を挙げたステルヴィオは、春クラシックこそ勝てませんでしたが、秋はマイルチャンピオンシップ制覇。上の選からは漏れましたが、結果を出しました。

 

2019年に期待する馬は、まずはフィエールマンとディアドラ。

それから、まだ1000万条件を勝ったばかりですがレジーナドーロ。レジネッタの子供でようやくオープンで活躍できそうな仔が出てきました。末のスピードは非常に見応えがありますし、期待できそうです。

 

それではよいお年を。

 

ホープフルステークス 雑感

仕事でリアルタイム観戦とはなりませんでしたが、ホープフルステークスについて。

優勝は単勝1.8倍と圧倒的1番人気だったサートゥルナーリア。

スタートでキングリスティアが出遅れてしまい、逆に好発を決めたサートゥルナーリアが馬なりで前に出てゆくと、1コーナーまで全馬探り探りの展開。意を決したように先頭で1コーナーに飛び込んだコスモカレンドゥラに連なって馬群は固まりましたが、もうこの時点でスローペースが決定的に。

2列目に人気のサートゥルナーリアとアドマイヤジャスタが並んでのスローペースに危機感を持ったのか、後続の各馬の動き出しは早く、向こう正面から仕掛ける馬もありロングスパートの地力勝負の様相に。

直線入り口で逃げるコスモカレンドゥラを捕えに行ったのはアドマイヤジャスタとブレイキングドーン。サートゥルナーリアはワンテンポ遅く仕掛けて2頭の間をこじ開け、直線坂上で先頭に。そのまま一気にリードを奪い、アドマイヤジャスタに0秒2差離してゴールへ。アドマイヤジャスタはスムーズな競馬はできましたが目標にされて最後苦しくなったか。

リオンディーズはこの中山2000mで暴走してしまい5着(4着入線後降着)に敗れてしまいましたが、弟のサートゥルナーリアはスローペースの2番手でガッチリ折り合い見事な決め手を発揮しました。抜け出す時にやや進路が狭くなりましたが、それ以外はほぼロスのない競馬。アッサリとG1タイトルを獲ってしまった印象です。

来年のクラシックではここまで楽な競馬はさせてもらえないかもしれませんが、この操縦性の高さと決め手は大きな武器。ストライドの大きな馬ですから、同じ中山2000mコースの皐月賞はもちろん、府中のダービーでも期待できるのでは。

期待していたニシノデイジーは勝ち馬から0秒3差の3着。好発を決めてインの3列目に潜り込み、前にサートゥルナーリアを見ながらの競馬。スローペースの馬群の中で馬はかなり行きたがっていましたが、勝浦騎手は手綱を引っ張ってポジションキープを選択しました。直線、サートゥルナーリアが切り拓いた道を通って伸びてはきましたが、勝ち負けに関わることなく3着止まりに。

インの前目につけるというのが陣営が事前に決めていた作戦だったのかもしれませんが、最大の強敵が前にいて、充分脚を溜められ、先に仕掛けて決め手を駆使されては勝負にならない。複勝圏内に飛び込むには適した作戦だったかもしれませんが、実績的には勝ちを意識すべき馬でしょう。馬はもっとやれたと思いますし、消極的なレースに見えたのが残念。

馬券は1,3着のワイドが的中しましたが、あまり儲けにはつながりませんでした。

 

ホープフルステークス 予想

先週の有馬記念はブラストワンピースの優勝。

予報では雨は上がるとのことだったのですが、土曜日に引き続き日曜日当日も雨が降ったり止んだり。結局有馬記念稍重でのレースになりましたが、発表以上に力が要りそうな馬場状態に見えました。

スタート直後、内枠のオジュウチョウサンがハナを窺う動きを見せると、外からキセキの川田騎手が応戦。意識的に前に出していって先手を譲りませんでした。このままキセキの逃げで隊列が定まりましたが、渋った馬場を考えると逃げ馬にはオーバーペース気味の序盤に。

カーブとアップダウンの続く中盤はペースはいったん緩みましたが、向こう正面でキセキは再加速。積極的に後ろとの距離を取り始めましたが、結果的にはやや仕掛けが早すぎたかも。

3~4コーナーから促されて進出したブラストワンピースが直線入り口で2番手に並び、直線坂上でキセキを捕えると、終始ブラストワンピースの直後にいたレイデオロの追い込みをクビ差凌いでゴールへ。

思っていたよりも馬場が重くなった上、思っていたよりもキセキが速いラップで序盤から攻め、思っていたより早く逃げ馬も後続馬も仕掛ける展開になったので、かなりの消耗戦になりました。

ブラストワンピースはスローペースだった菊花賞で、大外をマクリきれないで大幅な距離ロスを被りながら0秒4差4着。思ったほど負けておらず、消耗戦には強いのかもと注意はしていましたが、この大一番で予想以上に見事な走りを見せました。この馬自身かなり長く脚を使っていますし、ただの展開利での勝利ではないでしょう。

レイデオロはタイム差なしの2着には敗れましたが中山巧者ぶりを発揮。0秒2差3着のシュヴァルグランは末脚が素晴らしかっただけに外枠だったのがもったいない。他では0秒6差5着に踏ん張ったキセキ。いったん休養に入りそうですが、このようなレースができるうちにもうひとつG1タイトルを期待したい。

引退レースとなったサトノダイヤモンドは0秒6差6着。出来は良さそうでしたが、この馬にはきつすぎる流れになってしまいました。

馬券はハズレ。

 

さて今週はホープフルステークス。年末で金曜日1日の変則開催です。

有馬記念から中4日、晴れて良馬場になりそうですが、芝の傷みは回復しきれていないと思われます。2歳馬の中距離戦にありがちなスローペースになりそうですが、上がりは結構かかるのではという予想。

 

実績で抜けているのが重賞2勝馬ニシノデイジー

2走前の札幌2歳ステークスは洋芝コースで、雨の影響で良馬場とはいえ時計のかかるコンディション。激化する先行争いの後ろからマクっていき、4角2番手から接戦を制しました。

前走の東京スポーツ杯は逆にかなりの高速馬場。スローペースを中団馬群の中で揉まれながら進み、実質直線300mだけの競馬で、またも接戦を制しました。全く質の異なるレースで連勝、勝負強さを発揮しています。

今回は1ハロンの延長となりますが、血統的には対応可能でしょうし、力の要る馬場も他馬よりも向きそうです。

稽古も動いていますし、まず注目の1頭。

 

ニシノデイジーを抑えて断然の1番人気になっているのが2戦2勝のサートゥルナーリア。

キャリア2戦はいずれも少頭数で、どちらも超のつくスローペース、直線一瞬の脚で他馬を圧倒し、楽々先頭ゴールといった内容。

底を見せていないという見方もありますが、今回の13頭立て・時計のかかるコース・初の関東遠征・初の2000m戦という条件で、単勝2倍を切る人気はやりすぎでは。。。兄のエピファネイアと比べると折り合いの面は心配いらなさそうなので、多々並んだ課題を一発クリアする可能性も低くはないと思いますが、果たして。

 

他の11頭は、キャリアが浅すぎたり、前述2頭と比べると戦歴がパッとしなかったりするので、今回は堅い2頭でアッサリ決まるかも知れません。

1頭気になっているのはキングリスティア。

新馬を使って中1週。キャリアの浅さとローテーション間隔のキツさは認めますが、余裕残しで走った新馬戦が圧巻の内容。道中はスローペースでしたが、他馬に押し出され、絡まれながらの逃げは楽そうには見えず、しかしながら直線は反応よく加速すると楽に0秒8差圧勝。

ハナにはこだわらないタイプでしょうし、先団でリズムよく進められたら大駆けがあるかも。

 

◎ ニシノデイジー

○ サートゥルナーリア

▲ キングリスティア

 

馬券はニシノデイジー単勝、サートゥルナーリアとの馬連が本線。キングリスティア含めたワイド・三連複を考えています。かなり安めに感じられるオッズなので、キャリーオーバーの出ているWIN5の方を頑張ろうかな、とも思っています。

さてどうなりますか。

 

有馬記念 予想

先週の朝日杯フューチュリティステークスはアドマイヤマーズの優勝。

内から好発を決めた1番人気のグランアレグリアを、外からイッツクールがかわしてハナに立つと、グッと流れが緩みスローペースになりました。

この流れの中、先頭イッツクール・2番手グランアレグリア・3番手アドマイヤマーズが間をあけて隊列を組んでいたので、4番手のクリノガウディ―を含めて前の馬にはかなり楽な展開だったと思います。

直線入り口で先にスパートをかけたアドマイヤマーズがグランアレグリアを一気にかわすと、もう中団以降の馬たちには勝負にならない差に。ラチ沿いをいったん伸びかけたグランアレグリアが坂で失速気味になると、じわじわ伸びたクリノガウディ―も最後はアドマイヤマーズと脚色が一緒に。アドマイヤマーズが押し切って先頭ゴールとなりました。

アドマイヤマーズの勝因はペースが緩い中楽に先行できたことと、早仕掛けで押し切る形が巧く嵌まったことだと思います。騎手は距離が延びても大丈夫というコメントを出していましたが、コーナー4つのコースで器用に立ち回る様子はイメージしづらいので、逆にもっと短い距離向きの馬なのでは、と見ています。

グランアレグリアは3着には残りましたが、あれだけ展開利を得ながら最後苦しくなって内にササっていたあたり、やはり調子が良くなかったのでは。

ファンタジストは道中6番手ぐらいから最後追い込んで0秒6差4着。前半もうちょっとポジションを上げて欲しかったですね。能力はありそうなだけに勝ち負けに加われなかったのは残念。

エメラルファイトは1秒2差6着、ドゴールは2秒1差12着。道中ポジションが後ろすぎて勝負になりませんでした。エメラルファイトは一応上がり最速だったようですが、最後方あたりからの追い込みなのであまり評価できるものでもないかなと。

馬券はハズレ。

 

さて今週は有馬記念

土曜日は小雨が降ったり止んだりといった中山競馬場でしたが、雨は上がって日曜は良馬場での開催になりそうです。基本的にはまずまず良好なコンディションで、極端に時計がかかる決着にはなりそうもないですが、土曜日の競馬を見ると結構上がりがかかっているのが気になるところ。

 

展開のポイントになりそうなのはキセキの動向。

この秋は果敢な先行策で好レースを演出し続けていますが、自身は善戦どまりで無冠に終わっています。秋4戦目で追い切りは馬なり調教、流石に前回ほどのデキにはないのかなと思っていますが、稽古量自体は豊富で調子落ちとまでは言いづらいもの。今年最後の大一番にも先行策プラスロングスパートの消耗戦を仕掛けるだろうな、、、と予想していましたが、枠順が14番枠とかなり外を引いてしまいました。

内枠にオジュウチョウサンやクリンチャーが入ったので、それらにハナを譲って2列目でもいいという競馬にするかもしれませんが、コーナー6回のコースですから2列目は2列目でもインには潜り込みたいところ。

強引に外からハナを叩いて逃げを打ったとしても、この馬自身はそう前半からビュンビュン飛ばして良いタイプでもないので(天皇賞の1000m通過は59秒4、ジャパンカップ1000m通過は59秒9)、1周目スタンド前あたりでいったんペースを落としたいところ。

上がりのかかるコース状態を加味すると、今回、意外とペースは緩くなり、(誰がどこで仕掛けるかにもよりますが)後半速いラップが続く消耗戦にもならないのでは?という読みも。

 

注目は引退レースとなるサトノダイヤモンド

去年のフランス遠征からずっと成績が振るいませんでしたが、この秋は体調上向き。ジャパンカップの時も非常に状態が良さそうでしたが、展開向かず、外々を回っての敗戦。着順と着差は気にしていません。

直前の稽古も無駄な動きの少ないアクションで時計を出せており、前走並みかそれ以上のデキにはありそう。

何より3枠6番という好枠を得て、内ラチ沿いを進めそうなのは好材料。もともと立ち回りは上手な馬ですし、仕掛けられてからの加速もスムーズ。今回コンビを組むアブドゥラ騎手はやや早目に仕掛けるのが好きそうですが、馬場コンディションを考えると悪くない傾向です。追える・残せる腕は持っている騎手だと思うので、なんとか粘り込んで欲しいところ。

 

他では内枠を引き当てたモズカッチャン。

昨年勝ったエリザベス女王杯(5番枠)の時もそうでしたが、内ラチ沿いで脚を溜めさせると実に味のある馬。今回は3番枠と好枠を引き、苦手にしそうな『全馬溜めて溜めての瞬発力勝負』とはならなさそうなのも好材料

最終追い切りは併せ馬にならないアクシデントはありましたが、単走での走りは順調そうで、休み明けだった前走よりは反応よく競馬ができそうです。

 

サトノダイヤモンド

○ モズカッチャン

▲ ミッキーロケット (ジャパンカップを筋肉痛で回避したが今回は態勢整っている)

レイデオロ (やや外目の枠と藤沢ポリトラック調教馬の不振が気になるも、中山向き)

△ パフォ―マプロミス (状態はかなり良さそうだが、中山コースだと推しきれない)

△ クリンチャー (前残り注意)

△ ブラストワンピース

 

馬券はサトノダイヤモンドとモズカッチャンの馬連・ワイドが本線。この2頭軸で三連系の馬券を少額流すのを考えています。ミッキーロケットのマーフィー騎手がかなり巧くて、来日間もないのに中山コースを苦にしていないので、春秋グランプリ制覇の線も警戒。

さてどうなりますか。

 

朝日杯フューチュリティステークス 予想

先週の阪神ジュベナイルフィリーズはダノンファンタジーが優勝。

先週日曜の阪神の芝のレースはスローペースの連発で、なかなかコース状態が読み取りづらかったのですが、まずまず速い時計の出るコンディションだったと思います。

ベルスールが逃げたこのレースも予想通りゆったりとした流れ。4コーナーで先団が固りつつ一斉にスパートし、直線勝負へ。

道中最後方から大きく外に持ち出したクロノジェネシスと、その1列前からこれまた外に持ち出したダノンファンタジーが併せ馬の形で追いこんできて、上り坂でやや勢いが鈍りつつもゴールへ。ダノンファンタジーが先着、0秒1差でクロノジェネシス。勝ち時計1分34秒1はだいたい予想通りで、まずまずのタイムだと思います。

4コーナーでダノンファンタジーに進路を与えないように動いた北村友一騎手のクロノジェネシスと、巧みに馬体を寄せてクロノジェネシスを外へ押しやったクリスチャン・デムーロ騎手のダノンファンタジーの攻防が見どころでしたが、それ以外はあまり印象に残らないようなレースでした。

タイム面はまずまずなので、来春のクラシックの基準にはなりそうですが、桜花賞の主役はここの上位勢じゃないかもなあ、という思いも。

注目していたタニノミッションは、スタート直後にフラフラ横へ走り、道中は首を上げて他馬を気にするという、キャリアの浅さが悪い方にモロに影響してしまった感じ。最後は0秒8差7着まで押し上げてきましたが、G1で勝ち負けするにはいろいろ足りないものがありましたね。

シェーングランツは馬体重こそ前走比マイナス8キロでしたが、ちょっと締まりのないような体つきでした。結果は0秒3差4着でしたが、調整失敗が敗因のように見えました。ここ最近ウッドチップコースからポリトラックへ追い切りコースを変えていた藤沢厩舎ですが、この体重の落ちにくい季節に負荷の軽いトレーニングへの変更、当然他の稽古メニューで調整はしているでしょうが、目標通りに仕上げきれていないのでは、、、という印象(重賞はいづれも人気馬で3連敗中)。これは今週のグランアレグリアはどうなのかな、、、と思っていたら追い切りはウッドに戻してきましたね。さてさて。

 

 

さて今週は朝日杯フューチュリティステークス

来年ダービーを狙うような中距離馬がホープフルステークスへ回ったため、頭数は15頭と揃いましたがやや軽めのメンバー構成。騎手の都合で今週に回ってきた唯一の牝馬・グランアレグリアが圧倒的な1番人気になっています。

土曜日は古馬の芝レースが少なかったのでコース状態を推測しづらいのですが、先週よりやや時計がかかり気味、さらに日曜午後には雨予報が出ているのでグッと渋って力が要るようになるかもしれません。

 

グランアレグリアは2戦2勝、いづれも軽い芝の府中で勝利しています。

新馬戦の方が良い走りをしていた印象ですが、前走サウジアラビアロイヤルカップは休み明けで余裕残しの仕上げ。またスタート出遅れで道中無理をさせた分もあって終いが甘めになっていたとも考えられるので、一叩きされてピリッとしたならばかなり上積みがあるのでは、、、と思っていました。

ところが、一週前までのポリトラック追いの影響か、追い切りの映像ではやっぱりまだ調子が上がり切っていないような様子。柔らかく大きく動けてはいると思うのですが、俊敏さにやや欠ける印象。たとえ当日馬体重が前走比マイナスになっても、輸送の分を考えるとまだ緩いままなのでは?

相手がそう揃っていないだけに楽に先行できればアッサリ押し切ることも可能かもしれませんが、それにしても人気も背負いすぎですし、馬券の中心にするにはためらってしまいます。

阪神芝の状況は徐々に力が要るような馬場になってきていることもありますし、今回はグランアレグリアを外して、馬力に優れたタイプの馬のワイドで勝負したいと思います。

 

3戦3勝のファンタジストは短距離重賞2勝馬ですがマイル戦未経験。今回の距離延長は若干不安ですが、折り合いのつく性格で気負わないリラックスした走りのスピード感が魅力。これならば1ハロン延長もこなせそう。血統表からは距離延長はむしろプラスに見えますし、力の要る馬場も大丈夫。

ドゴールは出遅れ癖と道中の折り合いに不安がありますが、トップスピードに見どころがあって嵌まると面白そうな1頭。北米土着の血統が濃厚で重馬場のパワー比べになってもOKでしょう。

エメラルファイトは先行しての粘りに期待。前走は高速馬場での決め手比べに苦しみましたが、コースが替わって一変もありそう。

 

◎ ファンタジスト

○ ドゴール

▲ エメラルファイト

 

馬券は3頭のワイドボックスが本線。

前走ダート1800mのもちの木賞で大敗したコパノマーティンはダートの短距離なら先々面白そうな馬なので、勝手な都合で言えばここを負けた後のダート適距離戦で狙いたいところ。

さてどうなりますか。

 

阪神ジュベナイルフィリーズ 予想

先週のチャンピオンズカップはルヴァンスレーヴの優勝。

最内から好スタートを切ったアンジュデジールの逃げは非常に遅いラップになりました。5ハロン通過61秒9もさることながら、6ハロン74秒2、7ハロン86秒5と4コーナーを回るまで遅いまま。実質残り2ハロンの勝負となりました。

こうなると先行勢有利。この日はいつになく行き脚がついて2列目のインで折り合っていたルヴァンスレーヴが抜け出して楽勝。道中離れた最後方から直線勝負に賭けたウェスタールンドが0秒4差2着。差がなく3着のサンライズソアは先行勢の中でも外目を回らされていた分最後辛くなったでしょうか。

ルヴァンスレーヴの勝因は序盤の位置取りでしょう。ジャパンカップのアーモンドアイといい、G1本番で計ったように位置をとれたのが馬の仕上げのおかげなのか、騎手の腕と勝負勘のおかげなのか、はたまた・・・と考え込んでしまいますが、そういう戦法もとれることを考えにいれていないと馬券は当たらない。。。

勝ち時計も悪くなく、直線もっと競り合っていたらもう少し速い決着になっていただろうと考えられるのでルヴァンスレーヴの力量はしっかり評価しなくてはならないと思いますが、後方から動けなかった組は非常に残念なレースをしてしまった印象。期待していたケイティブレイブは馬体重プラス10キロがどこまで影響したかはわかりませんが、能力的にはもっと早くに仕掛けて消耗戦に持ち込むこともできたはずなので、ただただ残念。福永騎手は最後の直線の坂を気にしてしまったのかな。。。

馬券はハズレ。

 

さて今週は阪神ジュベナイルフィリーズ

2歳女王決定戦の位置づけのレースですが、出走していれば1番人気確実のグランアレグリアが朝日杯へ向かい、アウィルアウェイは故障で出られずということで混戦模様。

先週開幕の阪神の芝は非常に整った時計の出る馬場で、雨の心配も少なく、ペース次第ですが2歳牝馬の争いでも1分33秒台の決着も充分考えられそうです。

ただ、短距離で先行していたメイショウケイメイが大外枠を引き、ジョディーやスタークォーツも積極的に飛ばしてゆく気配を感じないので、ペースは意外と落ち着くかもしれません。

 

今回はここまでピンとくるような勝ち方をしてきた馬がおらず、人気どころも仕上がりの早さで賞金は積んだがコース条件にあわなさそうだったりする印象なので、馬券の入り口が難しい。土曜日のエリカ賞を勝ったエールヴォアあたりが出ていれば狙いたかったのですが。。。

牡馬相手に出世レースのエリカ賞を勝ったエールヴォアのおかげで、それを負かした形の前走アルテミスステークス組の注目度が上がっているようですが、アルテミスステークスのエールヴォアはちょっと窮屈な競馬を強いられていたので、シェーングランツやビーチサンバがそれより上の力の持ち主かと言われると、少々疑問です。

 

今回はあまり勝負できるようなレースではないかな、と。

1頭挙げるなら注目はタニノミッション。

1戦1勝でキャリアが浅い上、新馬戦の勝ち時計はあまり見どころがなく、追われてからフラフラモタレ気味に走るなど不安要素が満載。

ただ、新馬戦当時は追い不足で体ができていないように見えましたし、直線前が壁になっても落ち着いて外に切り替えられた上に、追い出されての加速も良かったので、叩かれ2戦目の今回、前半スローからの上がり勝負になるならチャンスありと見ました。

パドックでスッキリ仕上がっていれば面白そうです。

ウオッカの5番仔で上の兄・姉と比べると小柄に見えますが、無事成長すればトップスピードの比較では最上位になれる資質を感じます。偉大なる母の後継となれますでしょうか。

 

◎ タニノミッション

 

馬券はタニノミッションの複勝狙いで。複勝でも3倍以上はつきそうなので1点なら充分な配当になりそうです。

さてどうなりますか。

 

チャンピオンズカップ 予想

先週のジャパンカップはアーモンドアイの優勝。

スタートを決め行き脚もスムーズだったアーモンドアイが、1コーナーを内ラチ沿いの2列目で入ってゆくのを見た時、ああこれは勝たれたなと思いました。

テンからハナを主張していったキセキは、2コーナーあたりからペースを上げ、後続の脚を削りにゆくような逃げを打ちました。ごまかしの利かない展開で、地力がなければ上位に食い込めないレースに。

直線息が続かなくなったガンコ・ノーブルマーズらが失速してゆく中、先頭のキセキ、2列目のアーモンドアイ、3列目のスワーヴリチャードの脚色は衰えず、坂を上って先頭に立ったアーモンドアイがキセキに0秒3差つけてゴールへ。

タイムは2分20秒6。アルカセットホーリックスオグリキャップが出したレコードを破った時も驚きましたが、そこから1秒5も更新。馬の能力、馬場設定、レース展開と要素が噛み合っての結果なんでしょうが、信じられない時計。なんともはや。

アーモンドアイは序盤の位置取りで勝負を決めてしまった感じで、1コーナーまでスムーズに動けたことで後は楽に流れに乗れたと思います。

この決着を演出したキセキは川田騎手の逃げが光りました。自身が引き上げたレースレヴェルについてこれたのが結果的にアーモンドアイだけだったわけで、見事な走りぶりでした。誤算だったのは番手でついてきた馬が他ならぬアーモンドアイだったことだけでしょうか。

カプリは11着。もっと前に位置を獲れる馬だと思っていたのですが、時計の出る馬場に配慮しすぎたのか、後方からの消極的な競馬で見せ場もありませんでした。

サトノダイヤモンドは展開が向かず6着でしたが、パドックや返し馬の様子は本当にデキが良さそうで、この具合のまま有馬記念に出走叶ったら楽しみな引退レースとなりそうです。

馬券はハズレ。スワーヴリチャードをもうちょっと信用できていれば獲れたなあ、と反省。

 

 

さて今週はチャンピオンズカップ

先月のJCBクラシックの上位組に他路線組が挑む構図でしょうか。

中京コースは晴れて良馬場。土曜日のレースを見る限り脚抜きが悪くて極端に時計がかかるといった様子はありませんでしたが、夏の中京開催でのダートが軒並み速い時計で決着していただけに、軽いスピードだけでは上位進出は厳しそうというイメージで見ています。

 

今のところ抜けた人気になっているのが3歳馬ルヴァンスレーヴ。全日本2歳優駿ユニコーンステークスジャパンダートダービーと重賞を勝ち、ダート戦線では世代筆頭格。前走ではゴールドドリームノンコノユメらを相手に南部杯を制しており、この人気も頷けるところ。

課題は古馬との斤量差で、前走2キロあった差が12月になって今回は1キロ差。過去のチャンピオンズカップでも、仁川時代のジャパンカップダートでも3歳馬の優勝はなく、直近の3歳での優勝馬は2006年のアロンダイト。まだ府中で11月に開催されていた頃で、古馬との斤量差は2キロでした。

起伏があり急カーブを4つ回るコースで、馬場状態も加味すると体力がモノを言いそうな様子なので、実績充分でもアタマから買うのはためらわれる印象。

 

JBCクラシックの勝ち馬ケイティブレイブは充実の秋3戦目といった印象で、稽古も動けています。

京都の1900mと中京の1800mではコース形態が違いますが、JBCクラシックでの4コーナーでの進出の脚を見るに、徐々に下りながら3~4コーナーを曲がる中京なら楽に前を捕まえられそう。

昨年は4着まででしたが、今年は勝ち負けまで期待。

 

他で注目はサンライズノヴァ。

今年ここまで7戦していますがすべて府中のダートコース。左回りはお手の物ですが、同じ左回りでも府中ほど上がりの時計が出そうにない今回の中京で、どこまで追い込めるかは推測が難しいところ。

ただ、直線の脚力比べではこのメンバーでも最上級だと思うので、流れが向けばアタマまでありそう。

 

勝ち負けまではどうかと思いますが、ここに来てグッと成長してきているヒラボクラターシュのレースぶりも注目。このメンバーで先行集団についてゆけて上位入線ができたなら、後々大きなタイトルも狙えそうです。

 

ケイティブレイブ

サンライズノヴァ

△ ヒラボクラターシュ、ミツバ、センチュリオン

 

馬券ですが、ルヴァンスレーヴ・ノンコノユメと人気上位の関東馬の稽古がモヤのため見れなかったので今回ちょっと買い目選びが難しいです。

ケイティブレイブ単勝ケイティブレイブサンライズノヴァのワイドを本線に、三連複で穴っぽいところを少し抑えてみようかなと考えています。

ではどうなりますか。