Gold Bridge と Vilmorin

とりたてて主張も、結論めいたものもありませんが、、、ひとつ覚え書きを。

 

ディープインパクトの母であるウインドインハーヘアは芝2400mの独G1・アラルポカルの勝ち馬。

その父のAlzaoは現役時代G1勝ちこそありませんでしたが9~12f戦で活躍し、伊G3エリントン賞(芝2400m)で勝利。種牡馬としては愛チャンピオンステークスを2回勝ったAlboradaや英オークス馬*シャトゥーシュなど、中長距離の本格派を出しました。


ディープインパクトの祖母Burghclereは競走馬としては1勝どまりでしたが、芝12fの英G2・リブルスデイルステークスで4着。

その父Bustedステイヤータイプを輩出した名種牡馬


ディープインパクトの3代母Highclereはオーナーブリーダーエリザベス2世陛下に英1000ギニー(芝8f)・仏オークス(芝2100m)のタイトルをもたらした名馬。

この1000ギニーだけがここまで挙がったレースの中で毛色の違う忙しめの競走で、それもそのはず、Highclereの父Queen's Hussarはサセックスステークスロッキンジステークスを勝ったマイラー英2000ギニーで名馬Mill Reefを3馬身千切ってみせたアイドルホース・Brigadier Gerardの父としても有名です。

 

Highclereの母父も母母父もステイヤータイプの種牡馬が鎮座しているので、僕はディープインパクト産駒の血統表を見る際には、このQueen's Hussarの部分が母方の血とどう呼応しているかを、ひとつ気にしています。偉大なるディープインパクトの産駒とはいえ、スピード不足に悩む馬も多いので。

 

表題に挙げた2頭の馬、VilmorinはこのQueen's Hussarの母の父にあたり、Gold BridgeはそのVilmorinの父です。

血統情報:5代血統表|Queen's Hussar(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)

ちょうど先日までイギリスではロイヤルアスコット開催が行われていましたが、毎年その初日に行われるのが直線5fのG1、キングズスタンドステークス。Vilmorin、その父Gold Bridge、さらにその父のGolden Bossはこのレースの勝ち馬です。Gold BridgeとGolden Bossは2度ずつ勝っています。
栗山求さんが過去のお仕事を公開されていますが、その『スタミナ・インデックス』というコラムで、最も数値が低い(産駒の平均勝ち距離が最も短い)種牡馬として紹介されているのがGold Bridge。自身もスプリンターなら、産駒もスプリンターばかり輩出したのがGold Bridgeという馬になります。

Vilmorinも父のスピードを色濃く受け継ぎ、マイル以下で活躍したスピード馬を輩出した種牡馬になりました。後継種牡馬のQuorumの産駒には障害のスーパースター・Red Rumの名前が。

 

そしてこの欧州スプリンター父子の血脈こそが、ディープインパクト産駒の最重要スピード血脈だ、、、とは思っていません。

Queen's Hussar内で見れば、その血統表で3x3のクロスになっているFair Trialは、ウインドインハーヘアの中では合計4本。サンデーサイレンスの中で重きをなしているMahmoudとは同じLady Josephine牝系であり、ディープインパクトにおけるスピード血脈としての重要度ではこちらの方がずっと上でしょう。

 

そんな、ディープインパクトの血統表の6,7代目にぽつんと存在するスプリンター父子を何故気にしているのかというと、若駒の配合の中では地味な脇役ポジションながら、ここ最近やたらと目につく機会が増えているからなのです。


Vilmorin、またはGold Bridgeが血統表に登場するパターンは主に8パターン。

 

Queen's Hussarの母父がVilmorin
ディープインパクトの他に、ウォーエンブレムなど。 

 ┌サンデーサイレンス
ディープインパクト
 └ウインドインハーヘア
   └牝
    │ ┌Queen's Hussar
    │ │     │ ┌Vilmorin
    └Highclere   └ 牝

 ┌Our Emblem
ウォーエンブレム
 │      ┌Queen's Hussar
 │      │        │ ┌Vilmorin
 │    ┌Brigadier Gerard └ 牝
 │   ┌牝
 │ ┌Lord At War
 └ 牝

Rough Shodの父がGold Bridge
Sadler's Wells、Nureyev、タイキシャトルなど経路はいろいろ。

 ┌Northern Dancer
Sadler's Wells
 └Fairy Bridge
   └Special
     └Thong   ┌Gold Bridge
       └Rough Shod

 ┌Kingmambo
 │ │  ┌Nureyev
 │ └Miesque └Special
 │        └Thong   ┌Gold Bridge
 │          └Rough Shod
 │
キングカメハメハ
 └マンファス

 ┌Devil's Bag
タイキシャトル 
 └ウェルシュマフィン
  │  ┌Thatch
  └Muffitys └Thong   ┌Gold Bridge
         └Rough Shod

 ┌エンドスウィープ
スウェプトオーヴァーボード
 │
 │   ┌Cutlass
 └Sheer Ice  └牝
         └牝    ┌Gold Bridge
          └Rough Shod


ゼダーンの母父がVilmorin
トニービンHighest Honorなど。

        ┌ゼダーン ┌Vilmorin
        │   └ 牝
     ┌Kalamoun
   ┌カンパラ
 ┌トニービン 
エアグルーヴ
 └ダイナカール

        ┌ゼダーン ┌Vilmorin
        │   └ 牝
     ┌Kalamoun
   ┌Kenmare
 ┌Highest Honor 
レーヴドスカー
 └Numidie

ヴァイスリーガルVice Regent兄弟の母方にGold Bridge
フレンチデピュティクロフネなど。

         ┌Vice Regent
         │    │ ┌Menetrier ┌Gold Bridge
    ┌Deputy Minister  └ 牝   └ 牝
 ┌フレンチデピュティ
クロフネ
 └ブルーアヴェニュー

 ┌フジキセキ    ┌Vice Regent
カネヒキリ     │    │ ┌Menetrier ┌Gold Bridge
 │   ┌Deputy Minister   └ 牝   └ 牝
 └ライフアウトゼア

Kris S.の母方にGold Bridge
シンボリクリスエスなど。

 ┌Kris S.
 │ └ 牝
 │  └ 牝 ┌Gold Bridge
 │    └ 牝
シンボリクリスエス
 └Tee Kay


Monsunの母方にGold Bridge
近年輸入繁殖が増えているドイツ血統。


 ┌Monsun
 │   └ Mosella ┌ 牡
 │      └  牝  └牝
ノヴェリスト       └牝 ┌Gold Bridge
 │             └ 牝
 └Night Lagoon

 

Bold Lad(IRE)の母方にGold Bridge
現役競走馬だと父方よりも母方によく見かけます。

 ┌デインヒル
ロックオブジブラルタル         ┌Gold Bridge
 └Offshore Boom          ┌牡
   │    ┌Bold Lad (IRE)  ┌牡
   └Push a Button   └Barn Pride


 ┌アドマイヤムーン
ハクサンムーン
 └チリエージェ ┌シェイディハイツ ┌Bold Lad (IRE)
    └メガミゲラン      └ 牝

 

 ┌ディープインパクト
マカヒキ
 │   ┌フレンチデピュティ
 └ウィキウィキ    ┌ 牡
     └リアルナンバー └ 牝  ┌Bold Lad (IRE)
               └ 牝

 

Zafonic・Zamindar兄弟の母方にVilmorinとGold Bridge
輸入されている繁殖はそれほど多くありませんが、Vilmorinを最初に気にするようになったシェンクはこのZafonicの産駒。またこのWold Lassの牝系からは海外で活躍した馬が多く、例を挙げるとBCフィリー&メアターフヴェルメイユ賞などを勝ったMidday。


 ┌Zafonic
 │ └Zaizafon     ┌Gold Bridge 
 │   └Mofida  ┌Vilmorin
シェンク   └Wold Lass  ┌Gold Bridge
 └Buckwig     │ ┌  牡
           └Cheb

 ┌Zamindar
 │ └Zaizafon      ┌Gold Bridge
 │   └Mofida  ┌Vilmorin
Zarkava    └Wold Lass  ┌Gold Bridge
 └Zarkasha     │ ┌  牡
             └Cheb

 ┌Oasis Dream
Midday  ┌Kingmambo  ┌Nureyev②
 │   │    └Miesque
 └Midsummer
    └Modena
      └Mofida
        └Wold Lass


この8パターン以外でも、現役世代ではジーナロマンティカやチチカステナンゴを抱える血統表などでもGold BridgeやVilmorinの名を見ることができます。

 ┌Smadoun
 │ └牝
 │  └牝
 │   └牝
 │    └牝  ┌Gold Bridge
 │     └Gold Lily
チチカステナンゴ
 └スマラ

 ┌キングカメハメハ
ベルシャザール
 └マルカキャンディ
   └ジーナロマンティカ
     └牝
      └牝
       └牝  ┌Gold Bridge
        └Gold Lily

 

こう馬名を挙げてみるとなんということもなく、近年、VilmorinやGold Bridgeのインブリードを見つけては「まただ」と思う機会が増えたのは、社台グループがここ最近に導入した種牡馬のあれにもこれにも、このスプリンター父子の血が含まれているからでした。

インブリードといってもせいぜい7×7ぐらいの濃さで、西山牧場の成功種牡馬マタドア(Gold Bridgeの孫)が元気な頃と比べたら現役世代への影響力は微々たるものでしょうが、ここまで様々な経路で名前を見かけると自分の中での注目度は上がりますね。

スピード面でドラが一枚乗るようなイメージで。

オナーズリターン  ━Vilmorin6×4、Gold Bridge7×5,5━ぐらいの濃さになったらまた違った表現ができそうですが)


さて、今年も2歳の新馬戦が始まりました。社台グループの芝向きの新種牡馬は、ルーラーシップディープブリランテ。この2頭もまた、Gold Bridgeの血を引いています。それも複数の経路から。

 

 ┌キングカメハメハ
ルーラーシップ
 └エアグルーヴ

 ┌ディープインパクト
ディープブリランテ
 │  ┌Loup Sauvage  ┌Nureyev②
 │  │      └ 牝
 └ラヴアンドバブルズ

ディープブリランテ種牡馬入り初年度から種付け頭数は毎年100頭以上で、ルーラーシップに至っては毎年200頭以上。なんだか、脇役ながら売れっ子、といった感じになってきました。

もう1頭、フランスで2008年から供用された後日本に渡ってきたタートルボウルも、国内での産駒は2歳が最初の世代。前述2頭と比べるとあまり話題になっていない種牡馬ですが、この馬も実はGold Bridgeを引く血統馬。


     ┌Northern Dancer
   ┌Night Shift
 ┌Dyhim Diamond
 │ └牝  ┌ 牡 ┌ガーサント
 │  └ 牝 └ 牝
 │    │    ┌Gold Bridge
 │    │  ┌Golden Cloud
 │    │┌Galivanter
 │    └牝
タートルボウル
 │    ┌High Top ┌ヴィミー
 │ ┌Top Ville  └ 牝
 │ │  └牝
 │ │   └牝 ┌Menetrier ┌Gold Bridge
 │ │    └ 牝   └  牝
 └Clara Bow
   │   ┌ゼダーン ┌Vilmorin
   │   │   └ 牝
   │ ┌Kalamoun
   └Kamiya

 

ゼダーン経由(③)で引くVilmorinが1本、上の例以外の経路からGold Bridgeが2本の計3本。地味なイメージを持っていましたが、こう見ると、ここまでの社台グループの流れの延長線上にいますね。フランス供用時のG1勝ち産駒2頭はともに母方にNureyevを抱えており、上記の②のパターン。

あらためて考えてみるとこのタートルボウルMr.Prospectorサンデーサイレンス~Halo~Hail to Reasonも含まず、Northern Dancerは1本。サンデーサイレンスインブリードを避けてきたような近年の社台グループの配合にはNorthern Dancerを3本も4本も抱えるような配合馬が増えていますが、キングカメハメハ(Northern Dancer 3本)やハービンジャー(Northern Dancer 4本)とは異なる経路からのNorthern Dancer (Night Shift)を1本だけ引くのは、母方の流れを継続しつつ近交の弊害を回避するのに都合が良さそうです。

牧場のエース牝系が抱えるキー的存在の血も、ガーサント(エアグルーヴなど)・ヴィミー(ウインドインハーヘアなど)と抑えています。

自身がアウトブリード寄りの配合馬なため、産駒の成績は母方の個性に強く影響されそうですが、この馬は日本に来て、それも社台スタリオンステーションに来て大正解となるかもしれません。

 

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これから先、血統表を漁って何か気づいた時に、これが何か助けになるかもしれない、なったらいいなあと思いながら書き留めていたら随分と長くなってしまいました。。。

今回はここまで。

安田記念 ひとことふたこと

安田記念ロゴタイプが逃げ切り、3年前の皐月賞以来の勝利。

とにもかくにも、田辺騎手にやられました。

レース前半が47秒0、上がり800m46秒0、600m33秒9。

古馬マイルのG1で、中盤に12秒台のラップがふたつ挟まっての上がりの勝負となるとは完全に予想外でした。こんな安田記念は過去に記憶がなく、あえて似たものを挙げるとカレンブラックヒルが勝ったNHKマイルカップが近いでしょうか。

テンからハナを主張し、主導権を握るとペースを落として、残り600mから猛スパート。他の馬が馬場の良い外を回る中、ロゴタイプただ1頭だけが内ラチぴったりを単走で駆け、コンマ2秒差つけての1着ゴールイン。マイル王者のモーリスをはじめ11頭は、田辺騎手の術中にまんまと嵌まりました。

 

モーリスはこの遅いペースに引っ掛かってしまい、テン乗りのトミー・ベリー騎手は頭をガックガクいわせながら抑え込んでいました。海外遠征帰りで調整が巧くいかなかったというよりは、騎手が巧く御せなかったように見えました。2着とはいえ残念な結果。

 

リアルスティールはまったく力を出せず11着惨敗。

序盤に内へ潜り込ませて欲しいなと思っていたですが、外目を引っ掛かりながら先行し、ロゴタイプの作る超スローペースで無理矢理抑え込む展開。人馬がケンカして、序盤・中盤でかなりの体力を消耗してしまい、直線では早々に失速してしまいました。

折り合いが楽になる速い流れを求めてマイル戦に参戦してきたのに、結果も、次への手応えも、何も得るものなく終わってしまいましたね。

 

レースを見ながら『この馬の流れだ』と思ったのにもかかわらず5着だったのがイスラボニータ

この馬にお誂え向きの上がりの競馬になったわりに、大して見せ場もなく終わってしまいました。もう一線級の相手だと厳しいのかも。

 

フィエロは急な乗り替わりもあったし、道中の展開も不向きだったし、直線外に開かざるを得ない窮屈さもありながら3着。健闘はしていますが、欲しいのはタイトルでしょうねえ。いろいろ残念。

 

ロゴタイプはこれでG1を3勝目。一発屋なわけではなく、もともとが力のある馬だったのではありますが、何とも先々で参考にしづらい一戦でありました。

他方で、マイルG1でもこういうことが起こりうるんだ、という実例として覚えておこうと思ったレースでした。

 

安田記念 予想

先週の東京優駿マカヒキがハナ差競り勝ってダービー馬に。

テンの1000m通過は60秒。馬場を考えるとやや緩めの流れか。中盤いったん更に緩く流れ、残り1000mから速くなる展開で、もう少しじっとしていたかったスマートオーディンにはつらい流れだったですね。逃げ馬を見る位置にいたプロディガルサンは、流れが緩いとみて早めに仕掛けたのは良かったと思うのですが、主導権を奪い切れず後ろに呑み込まれました。

サトノダイヤモンドは道中はマカヒキをブロックするような位置でじっくり進み、直線は外へ。マカヒキは前が壁の間はインでじっと我慢して、進路が出来てから内寄りを鋭進。サトノダイヤモンドマカヒキオークスシンハライトチェッキーノのような関係になって、やはり内にいたマカヒキがハナ差競り勝ちました。

マカヒキについては距離に不安を感じていたのですが、うまく折り合いがついたことと、仕掛けどころまで内目を進めていたことが奏功。序盤で中団内目の位置を獲りに行き、直線は馬群を割る方向を選んだ川田騎手の判断も良かった。

ディーマジェスティは、もう少し上がりのかかる流れの方が理想的だったと思いますが、それでも良く追い込んで3着。力のあるところを見せました。順調に成長すれば、秋の菊花賞ジャパンカップで勝機があるのでは。

ロードクエストは折り合いつかず、イモータルは外々を回る苦しい形に。力が出せませんでした。

他ではアジュールローズ。ローテーション面で苦しかった今回は最後バテてしまいましたが、騎手が扱いやすそうな良い馬という印象。夏を順調に過ごせば菊花賞で面白そうな存在になりそうです。

 

さて今週は安田記念

今朝は雨が降って馬場が渋り気味。おまけに土曜日のレースでルメール騎手が骨折をしていて、今朝になってフィエロが乗り替わりと発表。12頭ながら波乱の目もありそうです。

馬場が渋った時はフィエロが狙い目かなと思っていたのですが、急な乗り替わりでは流石にアタマからは狙いにくい。

 

注目は海外G1を勝ってからの帰国初戦になるモーリスとリアルスティール

モーリスは昨年から芝マイルG1を4連勝中。この路線ではSolowとモーリスのどちらかが現役世界最強と言える存在になります。左回りよりは右回りの方がスムーズなタイプで、初のG1勝ちとなった昨年の安田記念では辛勝といえるクビ差勝利でした(ヴァンセンヌが真っ直ぐ走れていたら・・・)。

右回りのマイル戦なら、休み明けで仕上がり不安でも、初の海外遠征でも、大外回しても豪快に差し切れるので、今回の不安な点はまずは左回りでしょうか。

ただ、この馬は軽快なスピード馬というタイプでもないので、雨が降って渋ったのはプラスに働きそうです。リズムの悪い走りで直線を向いて上がり勝負になったら・・・というのが心配だったのですが、時計がかかる馬場ならば馬力も体力もあるこの馬の優位は動かないか。

 

Solowの回避で手薄なメンバーだったとはいえ、初の海外遠征で横綱相撲で押し切り初G1をもぎ取ったリアルスティールは充実期。

陣営は挑戦者の立場を強調していますが、モーリスを逆転するならこの馬でしょうか。

初のマイル戦になりますが、府中の大回りコースで、強烈に引っ張る馬がいないメンバーならむしろこの馬向きでは。序盤に内ラチ沿いの位置を巧くとれればかなりやれるのでは。

 

他で気になるのは、こちらもマイル戦初挑戦のディサイファ

緩急をつけずにワンペースで走った方が好走するタイプで、秋の天皇賞では中距離の一線級に上がりでキレ負けしてしまいましたが、距離短縮でレースの流れが速くなれば粘りを発揮できるのでは。マイルG1の流れにうまくついていければ、という条件付きではありますが、ヒモで一考。

 

◎ モーリス

リアルスティール

ディサイファ

△ フィエロ

 

馬場の回復or悪化の進み具合を見て券種と買い目を考えようと思っていますが、一応はモーリスからの流し馬券を考えています。

 

東京優駿 予想

先週のオークスは1番人気のシンハライトが優勝。

序盤速めに流れたのですが、中盤ラップが落ちて3~4コーナーはゆっくり回る形。全馬充分息が入って上がり勝負になりました。

シンハライトは予想通り馬体重を減らして422キロ。少しでも折り合いに苦労すれば距離延長が仇になって脚をなくすだろうとレースを見ていましたが、馬群の後ろで池添騎手が落ち着かせてよく脚を溜められていました。それでも直線、進路がないところにいたので馬券圏内から消えたと思ったのですが、、、デンコウアンジュを弾き飛ばして鋭く伸びてきました。

こちらの予想以上に巧くレースを運んだというのもありますがそれ以上に、見立てよりも馬が強かったですね。

3着に入ったビッシュも小柄な牝馬で、こちらはデビューが遅れたクチだったのですが、中3週で馬体重12キロ増と急に幅が出てきた感じがしました。これは夏場もう少し体が大きくなれば秋は楽しみな1頭。

2着のチェッキーノは巧くレースを運んでいたと思うのですが、最後クビ差届かなかったのは通ったコースの差でしょうか。ただ、4コーナーで外に出して進路を確保した戦い方が間違っていたようには見えず、不運な2着という印象が強いです。

ジェラシーはイチかバチかの最後方待機から0秒3差4着。力のあるところは見せましたが、器用な馬だと思っているのでここまで極端な作戦に出たのはやや残念。少しもったいない4着。

馬券はチェッキーノとビッシュのワイドでトントンにはなりましたが、ジェラシーがもったいなかったですね。

 

さて今週は日本ダービー

皐月賞馬ディーマジェスティが3倍を超える単勝オッズで今のところ1番人気。4番人気までが10倍以下で、7番人気までが20倍以下。8番人気からは50倍超という割れ方。

連勝式も売れ方の順序はまちまちですが、人気薄が1頭混ざると途端に好配当になりそうな組み合わせです。

 

今年の皐月賞は先行勢に苦しい流れで、後方から長く良い脚を使ったディーマジェスティは展開に恵まれた面があります。一方でタイム面は優秀で、持てる力を余さず発揮できる場に恵まれたともいえます。

東京2400mへコースが替わり、テンから先行しそうなメンバーを考えると、今回は前半ダラっと流れて上がり勝負になりそうな気配がします。皐月賞とはかなり異なる流れです。

ただこの春のG1連戦ではこちらの展開予想が全く当たってないので、今回は馬券を2パターン考えることにします。

 

ひとつは平均的にラップが刻まれてスピードの持続力が問われる展開。

◎ ディーマジェスティ

○ イモータル

▲ ロードクエスト

 

消耗戦なら皐月賞馬ディーマジェスティの出番。前走は大外枠を引いたこともあってかなり後方からの競馬になりましたが、極端な競馬しかできない脚質ではないでしょう。長く良い脚を使え、追われてバテないことに関してはここまで世代ナンバーワン。やや不安な点は皐月賞からの上がり目が稽古から感じられないことと、最内枠という極端な枠か。

イモータルは上がりのかかる流れになった共同通信杯でディーマジェスティの2着。距離2000m以上のレースは未経験ですが、むしろこちらが主戦場になるべき番組でしょう。

ロードクエストは不器用で、中山コースでの3戦はかなり苦労していましたが、東京に替わったNHKマイルカップでは出遅れを跳ね返して2着。距離延長は問題なく、縦長の展開なら一発が期待できます。

 

もうひとつはスローペースからの上がり勝負。

◎ サトノダイヤモンド

○ プロディガルサン

▲ スマートオーディン

 

サトノダイヤモンドは将来的には2400m戦よりは2000m戦、あるいはマイル戦あたりで活躍しそうな馬ですが、皐月賞で同じような位置取りで苦しんでヨレたリオンディーズ、同じように不利を受けてから再加速ができなかったエアスピネルとの比較から、現時点での同世代の中ではかなり体が完成に近くなっていると思われます。レースがスローペースで進めば、今なら2400m戦に対応できると見ています。追い出されてからトップスピードに上がるまでの加速力は出色で、決め手比べならこの馬か。

プロディガルサンは骨膜炎からの休養明けとなった青葉賞が、いかにも仕上がり途中といった様子。そこから猛稽古をこなして気配はガラリ一変。ハミを変えた効果が出ているのか鞍上との折り合いに不安がなくなりつつあり、これなら良血馬の一発があっても不思議ない出来。

スマートオーディンは世代唯一の重賞3勝馬。同じ東京コースでも、道中流れた共同通信杯ではディーマジェスティに1秒3負ける一方で、かなり遅い流れだった東京スポーツ杯では上がり32秒9で差し切ってしまうという、「上がり勝負特化型」の馬。稽古も上がり重視の内容でイチかバチかの勝負気配です。展開次第でかなり面白い。

 

今回はこんな感じで狙ってみることにします。人気薄の馬が複数入っているように、今年は上位人気馬以外でもかなり力量馬が出走している当たり年のように感じています。ダービーに出走叶わなかった馬の中でも先々楽しみな馬は多く、来週以降、勢いのある4歳馬との対決が見られるのは面白そうですね。

 

馬券はワイドの3頭ボックスを2パターン。それと人気薄のロードクエスト・プロディガルサン・イモータルの複勝を抑えておこうと考えています。

優駿牝馬 予想

先週のヴィクトリアマイルストレイトガールが鋭い差し脚で完勝。

先週、3歳戦でペース・展開の予想が毎度外れると書いたら、案の定古馬戦線でも外れるという因果に。ゲートが開いてスマートレイアーが行きかけて、すんなりハナを切るかと思ったのですが、まさかレッドリヴェールがあれほど叩いて行くとは予想外でした。

おまけに3コーナーでカフェブリリアントがマクリ気味に進出し、先行勢は息が入らない展開に。こういう流れになってしまうと、中距離戦が得意な馬では持ち味が出ませんんね。

直線で前が開けると、普段牡馬一線級のスプリンター・マイラーに伍して戦っているストレイトガールの独擅場に。ミッキークイーン2着、ショウナンパンドラ3着と言うのは「G1馬の地力で押し上げたがここまで」という着順ではなかったでしょうか。

スマートレイアーは他の先行馬に攪乱された感が強く、4着に踏ん張ったものの消化不良な一戦では。次走以降ガラリ一変は見込めそうですが、今回中途半端に良い着順だっただけに、好配当が期待薄なのが残念ですね。。。

 

さて今週はオークス

桜花賞馬ジュエラーが骨折で出走できないのはとても残念ですね。桜花賞で上位人気だった馬の中では、距離延びて一番良さそうだっただけに。。。

桜花賞組では他に4着メジャーエンブレムがNHKマイルカップに回って回避、6着ラヴェンダーバレイは収得賞金不足で登録もせず。あとの上位入線組はだいたい出走してきました。ラヴェンダーバレイはマイル戦は少し忙しそうだっただけに、こちらも今回見たかった馬。

 

ジュエラー・メジャーエンブレムがいないならば、、、という感じで押し出されたシンハライトが1番人気に。ただ、今年の桜花賞からの転戦組、揃って体が小さいのですよね。シンハライトもデビューが430キロ、桜花賞が426キロ。今回は初の長距離輸送での競馬になり、おそらく前走時よりも体重を減らしそうです。稽古は動いているようですが、桜花賞前よりも軽めで、馬体の維持を念頭においているように感じられるので、調子は桜花賞より悪いと見ています。

馬場はスピード能力が発揮できる良馬場になりそうですが、オークスはだいたい全頭バテるレース。体調面での疑問と、カリカリしやすい性格を併せて考えると、今回は危険な人気馬のような。。。

 

注目したいのは別路線組。

チェッキーノはオークス一本に目標を絞ったローテーションで、フローラステークスは好内容で快勝しました。

時計はそれほど良いものではありませんでしたが、前半1000m59秒7、後半が60秒0のペースでの5馬身差勝利は、スピードの持続力に優れているところを見せ付けた格好。バテなかったもの勝ちのレースには多分強いと思うのですが、心配なのは前半極端にスローに流れた時。上がり3ハロンの勝負となると、やや不安。ラスト100mだけの脚比べなら逆に強そうなんですが、さすがにそこまで極端にはならないか。

 

他ではスイートピーステークスから中2週で参戦のジェラシー。

立ち回りの巧さはあるもののなかなか勝ち切れない馬だったのですが、前走は着差こそ僅かでしたが余裕のある差し切り勝ち。成長のあとが見えました。

このメンバーの中では馬格があり、距離延長も苦にならないクチ。

実績面と完成度ではチェッキーノの方が上と見ていますが、展開によらず上位に食い込む可能性が高いのはこちらの方か。

 

◎ ジェラシー

○ チェッキーノ

▲ エンジェルフェイス (馬格がある別路線組、楽逃げ注意)

△ ビッシュ

注 レッドアヴァンセ (桜花賞に引き続き観察枠。先々は走ってきそう)

 

馬券はジェラシー・チェッキーノ・エンジェルフェイスの馬連・ワイドボックスを中心に考えています。はたしてどうなりますか。

 

ヴィクトリアマイル 予想

先週のNHKマイルカップはメジャーエンブレムが快勝。

シゲルノコギリザメがもっと絡んでゆくと思ったのですが、何を狙ったか番手に自重してしまい、メジャーエンブレムのペースに。クイーンカップの再現のような逃げ切り勝利になり、2・3着には中団より後方にいたロードクエスト・レインボーラインが突っ込んできました。メジャーエンブレムについていった組は総じて下位に。

狙っていたアーバンキッドもイモータルも、純マイラータイプではないだけに、もう少し後方から進めると良かったと思いますが、メジャーエンブレムについていって早々に脚がなくなってしまいました。アーバンキッドはあのペースでも行きたがってしまうあたり、この先は精神面での成長が必要でしょうね。

今年の春の3歳戦線はステップレースもG1本番も、スローペース一辺倒でなくて意外と前半から締まったペースになることが多くて、観ている側としては面白いレースになったりするのですが、展開予想がぜんぜん当たらなくて馬券は難しくなりますね。。。

 

さて今週はヴィクトリアマイル

昨秋、秋華賞に出てこないか期待していたテルメディカラカラ(結局抽選除外)が、今回あたり出走してくるんじゃないかと思っていましたが、結局登録せず。秋に期待します。

 

牝馬戦線での活躍馬中心ですが、意外とメンバーが揃った感のある今回。

何がなんでもハナを、というタイプがいないのでまた今回も展開予想が難しいのですが、内枠を引いたスマートレイアーか、桜花賞で逃げ切りを演じたレッツゴードンキあたりが引っ張ることになるのでは。武豊騎手を迎えたスマートレイアーの逃げなら、後続の馬の脚をじわじわ削るような戦法も考えられるので、ここには警戒。

 

注目はミッキークイーン。

休み明け初戦となった阪神牝馬ステークスは、スローペースで逃げたスマートレイアーに先着を許しましたが、上がり33秒3で強襲してきた脚はひときわ目を引きました。

向こうに2キロ与えてのクビ差接戦で、今回は同斤。休み明け2戦目で稽古も動いている。落馬負傷で不在だった主戦・浜中騎手が戻ってくるということもあり、上がり目は大きそうで、今回は主役。

 

上がり馬で注目はシャルール。

福島牝馬ステークス2着からの転戦になりますが、前走は小回り福島で大外枠を引いてのレース。前々走の走りと比べてみても広いコースの方が向いていて、マコトブリジャールの”してやったり”の先行押し切りを上がり最速で迫ったのは、高い能力の証左。

押せ押せのローテにはなっていますが、狙うなら今回では。

 

◎ ミッキークイーン

スマートレイアー

▲ シャルール

 

馬券は3頭のワイドボックスとシャルールの複勝を考えています。

 

NHKマイルカップ 予想

ケンタッキーダービーをネット中継で観た流れで書いています。

ラニはスタートで遅れてあんまり見せ場がなかったですね。でもゴール前はじわじわ伸びて9着、スキーキャプテン(1995年14着)よりは上の着順で上がれました。当時武豊騎手は26歳、今は47歳。見比べるとさすがに当時は若かったですねえ。。。

この後はたぶんベルモントステークスでしょうけれど、出走頭数はおそらく今回より減るでしょうし、距離も延びてチャンスは増えるのでは。ゲートはしっかり出て欲しいところですが。

ただ今日の勝ち馬(Nyquist)は強かったですね。

 

先週の天皇賞はこれまた武豊騎手のキタサンブラックが優勝。先手を奪うと、絶妙のペース配分で逃げ、直線いったんカレンミロティックにかわされますがファイトバックしてハナ差先着。

外枠発走で位置取りが悪くなったゴールドアクターなどはペースが緩めばすぐにでも前にとりつける構えを見せていたのですが、キタサンブラックはハロン13秒台には落とさない逃げで、後続はその場に縛り付けられるような展開に。

逆にあれ以上速く前半・中盤を走ったら終いに脚が残らなかったでしょうし、まさに絶妙な逃げだった印象。

アドマイヤデウスは0秒6差9着。道中位置取りはまずまず良かったのですが、2周目の下りであまり加速できなかったのが痛かったですね。逆に勝ち馬は巧かった。

 

さて今週はNHKマイルカップ

桜花賞で4着に敗れたメジャーエンブレムが再度の1番人気濃厚です。

そのメジャーエンブレムはハナを奪えるスピードの持ち主にも関わらず、桜花賞ではわざわざ中団に控えてレース主導権を放棄する鞍上の騎乗ミスで敗戦。

今回はまず間違いなく先行策を採ってくると思います。

ところが今回は牡馬相手、やや外枠ですが徹底先行タイプのシゲルノコギリザメがいるメンバー。

良馬場で前が止まらない府中の芝コースを考えると、最初の3ハロンが33秒台の締まった流れも予想され、もしかするとそれ以上の乱ペースになるかもしれません。

 

直線外に回さなくても良い気性で、長く良い脚が使えそうで、内枠を引いた馬ということで注目はアーバンキッド。

この馬には新馬戦からずっと注目し続けているのですが、端的に言ってマイラータイプではないと見ています。新馬戦からずっと芝1600m戦を使われて、前走の毎日杯がやっと距離延長。今週青葉賞で鮮やかに勝ったスマートオーディンに敗れましたが、悪くない内容で2着。ダービーで買いたいような馬です。

今回は巡航速度とスピードの持続力、、、マイラーとしての地力が問われそうなレースで、その点この馬を本命視するのは悪手かもしれません。が、スローで流れた毎日杯で前半かかり気味だったこの馬にとっては、前が引っ張ってくれる展開は好材料

中山よりは東京の方がレースはしやすそうで、広く長い直線での消耗戦、坂を登ってバテなかった者の勝ち———という展開で1着まで期待しています。

 

◎ アーバンキッド

○ イモータル (これもマイラーではないと思うが消耗戦に強そう)

▲ シュウジ (稽古を見て出来がかなり良さそうなので)

 

馬券はアーバンキッドの単複とワイド2点を考えています。

アーバンキッドがダービーで走るところを見てみたいので、今回は2着以内が必要になりそうなのですよね。イモータルも長めのレースで見たいですし。。。

天皇賞・春 予想

先々週の皐月賞はディーマジェスティが直線力強く差してきて優勝。

予想外に前半から流れて1000m通過は58秒4。逃げたリスペクトアースに絡んでいったリオンディーズが苦しくなり、直線ヨレてエアスピネル・サトノダイヤモンドに不利を与えるというアクシデントはありましたが、中団後ろから外を回ってきたディーマジェスティの脚色はそれとは関係のない鮮やかさでした。

展開が向いたことは確かですが、良い脚を長く使えたのは地力の証し。ロングスパート勝負で持久力が必要になれば浮上すると期待して馬券に入れていたのですが、序盤から厳しい流れの消耗戦になってアタマまで突き抜けました。

2着はマカヒキ。ディーマジェスティより更に後方で脚を溜めて、イチかバチかの勝負に出て展開向いた上での2着。

ダービーで狙うなら断然勝ち馬の方ですが、コースが替わってペースがグンと落ち着きそうなだけに、別の馬の浮上を考えた方が良さそうです。

馬券は1着・3着(サトノダイヤモンド)のワイドが当たったのですが、展開予想を当てられなかっただけに好配当の単勝は買えませんでした。少し残念。

 

さて今週は春の天皇賞

今のところ、単勝有馬記念の1~3着馬と上がり馬シュヴァルグランあたりが人気です。うち、有馬記念2着でヤネが乗り替わりのサウンズオブアースがやや人気を落とし気味か。

京都の天気は良さそうで、速い時計が出せそうな良馬場になっています。ただし、例年とくらべるとやや力の要る馬場かも。

 

最内枠を引いた菊花賞馬キタサンブラックの逃げ、それを見るようにカレンミロティックとゴールドアクターという先行集団の形はすんなりと決まりそうで、道中ペースは落ち着きそうです。ただし、上がり3ハロン勝負となるとキタサンブラックは苦しくなりますから、2周目3コーナー坂上あたりからペースが上がるのでは。

 

注目はアドマイヤデウス。

昨年は道中折り合いを欠いてしまって良いところなしで惨敗してしまいましたが、もともとはそこまでかかる馬ではないはず。

その昨年春の天皇賞の後は、骨折休養。復帰後も地味な戦績ですが、長距離のロングスパート戦になれば、この馬の持久力が活きるとみて期待します。

長丁場で外・外を回すと苦しいですが、6番枠なら内ラチ沿いの馬群の中に無理なく入れられそうで、脚も溜まりそう。馬群を抜け出すスピードもあるので、下り坂で無理なく徐々に加速できるならチャンス。

何度も本命視してきましたが、今度こそ。

 

相手は日経賞での横綱相撲ぶりが印象的な、グランプリホース・ゴールドアクター。

実績は一番。状態も良さそうですが、かなり外枠に入ってしまったので、最初のコーナーまでが短いこのコースで序盤に無理しすぎないか少々心配も。

あと、もう少し時計がかかるような馬場の方がこの馬向きか。

 

◎ アドマイヤデウス

○ ゴールドアクター

▲ レーヴミストラル (展開に注文はつきそうだが嵌まれば破壊力充分)

トーセンレーヴ

 

トーセンレーヴは4歳時からマイル戦を中心に使われていましたが、実は長丁場向きと見ていました。まったく人気はないですが、有馬記念は上がり最速でゴールドアクターから0秒3差。直線平坦な京都の良馬場で一発を警戒します。

馬券はアドマイヤデウス単複とワイド流し、それにトーセンレーヴ複勝などを考えています。